常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

笹谷峠から二口峠縦走

2014年10月25日 | 登山


笹谷峠から二口峠への縦走。山寺から仙台に抜ける林道は、工事のため通行止めになっている。この林道から見る紅葉が美しいため、紅葉の時期だけ通行を許可している。したがって、この林道を通って、二口峠から笹谷峠に抜ける縦走はこの時期にしかできない。笹谷にしろ、二口にしろこの峠に行くには、車を使うことになる。ではどうやってこの縦走をするのか。

答えは簡単。参加者10名が二台の車に5名づつ分乗、一台は二口峠からもう一台は笹谷峠からそれぞれ反対側へ縦走する。中間地点で落ち合って昼食、キーを交換して下の温泉で合流するという寸法だ。自宅を朝7時に出発。晴れているが街は深い霧に包まれた。笹谷の峠道に入るころには、日が出て真っ青な空が広がっていた。軽くストレッチをして前山の付近から、山形市内を包んでいる霧は雲海のように広がっていた。



雲海の奥に小さい正三角形の姿を浮かべているのは千歳山、雲海の向こうに白鷹山が見え、その奥に朝日連峰がうっすらと見えている。快晴、空には雲ひとつなく、まさに秋の登山日和である。こんなに気候に恵まれた登山は、年間にも数度しかない。無風、気温も15℃と快適である。この日鼻風邪を引いて鼻水ばかりが出たが、この気持ちいい山行で風邪も吹き飛んでしまった。



目指す山形神室はすでに葉が落ちて褐色の世界が広がっている。気温が下がって冬を迎える準備のような時期である。歩行距離7.5キロ、縦走につきもののアップダウンを適当に交えて、適度な疲労感が残った。二口峠から林道を山寺方面へ下ったが、そこで見た紅葉がこの山行の圧巻であった。狭い道のため駐車ができず徐行して車のドアの窓を下して撮影。

山紅葉国原四方に暮れゆきぬ 水原秋桜子


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