夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

目が点になった映画(その1)

2002年10月31日 | 映画(番外編:小ネタいろいろ)
『パール・ハーバー』(2001)の話が出たので、
目が点になってしまった映画特集を。

ネタバレしますので、まだ観ていなくて、
これから観ようとお思いの方はご注意くださいませ。

私の涙もろさはスゴイんですが、
『パール・ハーバー』と『A.I.』(2001)は唖然としている間に終わってしまいました。

『パール・ハーバー』って、
「男性AとBがいて、AにはCという恋人が。
Aが戦争に行ってる間にBはCとできてもた。
BとCには子どもまで。
そしたらAが帰ってきて、
どないしよと言うてる間に、今度はBが戦場へ。
Bは帰らぬ人となり、
AとCは、BとCの間にできた子どもを育てる決意をするのであった。
そうこうしている間に戦争は終わる。
一致団結して戦ったアメリカってエライ!」
という映画だ!と私は思っています。

なんでわずか10行で済む話に3時間もかけるねん!
と目が点になりました。
いや、ほんま。

目が点になった映画Part1でした。

ついでですが、この映画のプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーという人は
大金をつぎこんで娯楽大作を盛りあげるのは一流。
『ザ・ロック』(1996)や『アルマゲドン』(1998)、
小粒ですが『コヨーテ・アグリー』(2000)もそうです。
実はこれはわりと好き。

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『ジョンQ 最後の決断』

2002年10月30日 | 映画(さ行)
『ジョンQ 最後の決断』(原題:John Q)
監督:ニック・カサヴェテス
出演:デンゼル・ワシントン,ロバート・デュバル,ジェームズ・ウッズ,
   アン・ヘッシュ,レイ・リオッタ他

試写会に行ってきました。
なぜかケーブルテレビの試写会は当選率が高いです。

デンゼル・ワシントン演じる男性の息子が突然心臓病で倒れます。
早急に心臓移植をしないと命が危ないけれど、
お金がなくてドナー待機リストにすら名前を乗せてもらえない。
そんな状況を妻からも責められて、彼はついに病院ジャックを決意。

という映画です。
CMを見てヘヴィーな内容やなと思いましたが、
暗さ蔓延というふうでもなく、見応えじゅうぶんな映画でした。
何より、お金がかかってそうにないのがいいですね。
ほとんどが病院内で進むものだから。
いい役者さんを引っ張って来られたら、
お金をかけずともいい映画ができる見本みたいな感じです。

が、ものすごぉく好きな映画かと言われると
そこまでは、と思います。
5点満点でいくと3.5点というのが私の気持ち。

語弊のある言い方かもしれませんが、
おそらく年間10本前後の映画をご覧になる方なら誰もが気に入るのでは、と思いました。
さらに誤解をおそれずに言うなら、
その10本は、たとえば『タイタニック』(1997)、『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001)、
『ロード・オブ・ザ・リング』(2001)、『パール・ハーバー』(2001)、
『千と千尋の神隠し』(2001)(決してすべてを同列に並べているわけではありません)など。
映画はあんまり観ないけど、それは観た!と言う人、
というのか、歪んだ趣味の持ち主でなければ、この『ジョンQ』は超お薦めです。

映画にはなんの関係もない話ですが、
病院長役のアン・ヘッシュ(『6デイズ/7ナイツ』(1998)でハリソン・フォードと共演)は、
数年前にレズであるとカミングアウト。
アメリカの有名な女性キャスターと同棲していました。
別れたと思ったらすぐに男性と結婚。最近出産したそうです。
芸能こぼれ話でした。
『フィールド・オブ・ドリームス』(1989)のシューレス・ジョー役のレイ・リオッタの嫌みな男ぶりにもご注目。

追記:
う~ん、同列ではないと書いたものの、『パール・ハーバー』は例外かな。
昨年の私のぶっちぎりワースト1です。

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