夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』

2017年09月29日 | 映画(な行)
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
監督:廣木隆一
出演:山田涼介,村上虹郎,寛一郎,成海璃子,門脇麦,林遣都,
   萩原聖人,小林薫,吉行和子,尾野真千子,西田敏行他

前述の『ジュリーと恋と靴工場』のつまらなさに怒りを覚え(笑)、
それでも一応エンドロールが完全に終わるまでは席を立たず、
思わず「しょーもな」とつぶやいてから退出しました。
今度こそ気を取り直して、お目当てだった本作を鑑賞。

東野圭吾は大好きな作家ですが、稀にものすごくつまらないことがあります。
たとえば“いきなり文庫”シリーズの雪山もの。
『白銀ジャック』と『疾風ロンド』では東野圭吾もう駄目かもと思いましたし、
“いきなり文庫”ではないけれど、『カッコウの卵は誰のもの』にも唖然、
この人の雪が出てくる話はあかんにちがいないと思いました。
しかし本作の原作を読んだときの感想は、「これだから東野圭吾は止められない」。
映画化に当たっても東野圭吾史上もっとも泣ける作品との触れ込みです。

2012年のある夜。ある屋敷に押し入り、強盗を働いた3人組。
3人は児童養護施設出身の幼なじみ、敦也(山田涼介)、翔太(村上虹郎)、幸平(寛一郎)。
逃走用の車のエンジンがかからず、仕方なく廃屋に逃げ込む。
朝の通勤時間帯の人混みにまぎれて逃げるつもり。

すると突然、閉まっているシャッターの郵便口から1通の手紙が落ちてくる。
中身を確かめてみると、日付は1980年、ジョン・レノンが殺された翌日だった。

この廃屋はかつての“ナミヤ雑貨店”。
店内に残されていた雑誌記事から、店主の浪矢(西田敏行)が客の悩み相談に応じていたことを3人は知る。
店前の掲示板に近所の子どもたちが悩みを書き付ければ、
浪矢が珍回答・名回答をその隣に貼り出してくれる。
誰にも知られたくない悩みの場合は、閉店後にシャッターの郵便口から手紙を差し入れればいい。
浪矢からの回答は、翌朝、店横の牛乳箱に入れられているのだ。

なぜ1980年の日付の手紙が2012年に差し入れられたのかわからないが、
とにかくその手紙への返事を書くことにした3人。
したためた返事を牛乳箱の中に入れると、いつのまにかその返事が消えていた。

自分たちの書いた手紙が1980年の相談者に届いている。
その後も郵便口から差し入れられる何通かの手紙。
相談者とやりとりをしているうちに、3人は過去と自分たちとのつながりに気づくのだが……。

相談者は、実家の魚屋を継がずに音楽で食べていきたい克郎(林遣都)、
世話になった大叔母夫婦になんとか恩を返したい晴美(尾野真千子)などなど。
3人が回答した相談者ではなく、かつて浪矢から回答を得た相談者としては、
不倫相手との間にできた子どもを産むかどうか悩んでいる女性(菜葉菜)も。

ピンク映画出身の廣木隆一監督。
たぶん面白い作品をたくさん撮ってこられたはずですが、
メジャー級になってから、特に『余命1ヶ月の花嫁』(2009)以降は
ちょっと辟易するぐらいお涙頂戴路線か人気若手女優起用作品が多い。
『100回泣くこと』(2013)にはゲンナリさせられ、
『さよなら歌舞伎町』(2014)はまぁまぁだったけど、あくまでまぁまぁ。
本作も、原作が好きでなければパスしたくなっていたかもしれません。

泣きました。だけど、やっぱりお涙頂戴感が強すぎる。
一般受けは良いはずだから、デートムービーにもいいと思います。
でも深くは心に残らず、私はすぐに忘れちゃいそうな予感。
「泣いたけど」で終了、みたいな感じです。(^^;

芝居がかっているところもちょっと気に入らない。
山下達郎が本作のために書き下ろしたテーマ曲“REBORN”を
歌手役の門脇麦が歌っているのは非常に良くて聴き入りましたが、
麦ちゃんがPVのように踊るシーンは要らんでしょ。
成海璃子の役も何のために出てきたか説得力に乏しく、不要な役だと思いました。

3人組はそれぞれちがうタイプで○。
魚屋ミュージシャンの父親役の小林薫や、晴美の大叔母役の吉行和子ももちろん○。
泣けるけど、重みはないところが残念でもあり、万人受けするところでもあり。
観客動員を増やすにはこれがいちばんいいんでしょうね。
少々辛口にはなりましたが、観た後は気分が良いというのは大事なことなのかもしれません。

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『ジュリーと恋と靴工場』

2017年09月28日 | 映画(さ行)
『ジュリーと恋と靴工場』(原題:Sur Quel Pied Danser)
監督:ポール・カロリ,コスティア・テスチュ
出演:ポーリーヌ・エチエンヌ,オリヴィエ・シャントロー,フランソワ・モレル,
   ロイック・コルベリ,ジュリー・ヴィクトール他

先週の土曜日、奈良の名勝大乗院庭園文化館で王朝継ぎ紙展を観る予定。
晩ごはんは京都で食べることになっていたから、
どこで映画を観るか悩み、結局奈良へ乗り込む前に梅田で2本。
梅田ブルク7から配信されていた誕生月割引クーポンを利用しました。

後日UPするハシゴの2本目が目当てだったから、
時間的に合うものならば何でもよかった。
そんななか、「靴工場」というのが楽しそうで選択したのがこのフランス作品。
なのに。なんじゃこりゃ。ヒドすぎる。
駄作も愛情を持って見つめたいところだけど、これは無理。
今年こんなに腹立たしく思った作品はほかに記憶になし。

靴の量販店に勤務する25歳のジュリー。
試用期間が満了する日、店長から呼び止められたジュリーは、
正社員として登用されるのだと喜ぶが、その逆。
一緒に入った巨乳女子だけが正社員に選ばれたのだ。

意気消沈しているひまもなく、どうしても正社員になりたくて、
職種を問わずに応募するが、どこも採用してくれない。
あきらめ気分で臨んだ高級靴ブランドの工場の倉庫番に試用される。

ところが、パリ本社では靴製作の機械化を検討中。
新聞でそれを知った靴職人たちは、バスで本社へ。
試用の身のジュリーは、このせいでクビになんてなりたくないのに、
抗議活動に巻き込まれてしまい……。

そもそもがミュージカルだとは知らずに観に行ったから、
いきなりジュリーが歌って踊り出したところで愕然。
別にミュージカルが嫌いなわけじゃないからいいけれど、
楽曲もよくないし、歌も特に上手くもない、まるで心に響かない。
前知識なく観に行ったミュージカルで『踊るアイラブユー♪』(2014)なんて楽しい作品もあったのに。

気を取り直していいところを見つけようと思ったけれど、
何でもいいから正社員になりたいだけで、仕事に対する熱意や敬意はゼロのジュリー。
冒頭こそ巨乳ゆえにライバルのほうが選ばれたのかと同情し、
女性の共感は得られそうな作品だと思ったら、ぜっんぜん。

ジュリーが恋する相手の配送業者サミーはまたまたニヤけた優男で魅力なし。
誠実さのかけらも見えず、ジュリーが好きになる不思議。
女性ばかりの工場で、オバハン職人たちがサミーとベタベタするのもキモイ。
これも私の大の苦手、「オバハンの妄想」です。

せめて高級靴がいろいろ出てきて楽しませてくれるかと思いきや、それもなし。
唯一マシだったのは、70分目辺りのみんなが赤い靴「たたかう女」を履いて踊るところ。

靴工場のリストラの話なら、『キンキーブーツ』(2005)で決まり。
その百分の一の面白さも本作にはナシと見ました。

とどめはオチ。
一件落着して正社員に登用されることになったのに、
結局サミーと一緒に出て行くことにしたんですと。アホくさ。

久々に怒りに駆られてクソミソに書いてしまいました。(^^;
あと3カ月でこれ以上のつまらない作品を観ることがあるとも思えず、
今年のワースト、決定的。

……なんて言いつつも、こういうのを書いているときのほうが楽しいんだなぁ(笑)。

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『オン・ザ・ミルキー・ロード』

2017年09月26日 | 映画(あ行)
『オン・ザ・ミルキー・ロード』(原題:On the Milky Road)
監督:エミール・クストリッツァ
出演:モニカ・ベルッチ,エミール・クストリッツァ,
   プレドラグ・マノイロヴィッチ,スロボダ・ミチャロヴィッチ他

1週間以上経ってしまいましたが、3連休最終日だった「敬老の日」、
朝からびっちびちのスケジュール。

まずは西宮市大谷記念美術館へ車を走らせ、開館前に到着。
すでに満車になりかけの駐車場にギリギリで入庫。
開館待ちしてイタリア・ボローニャ国際絵本原画展を観覧。
絵はがきと一筆箋も購入し、ご機嫌で退館して阪神西宮駅前のコインパーキングへ。

今度は阪神電車と阪急電車を乗り継いで阪急西宮北口へ。
TOHOシネマズ西宮で本作を観る。

ちなみに、映画鑑賞後はまたまた阪急と阪神を乗り継いで甲子園へ。
そうなる予感ありありだったけれど、広島の胴上げを目の前で見るはめに。
いつもは敗戦と同時に帰途に就くところ、
せっかくなので胴上げはもちろんのこと、緒方監督のインタビューも、
骨折中の「神ってる」鈴木誠也がエルドレッドにおぶわれて出てきたのも見ました。
ほとんどの阪神ファンが残って拍手を送っていたということを名誉のために(笑)付け加えます。

余談ながら、2010年のCS(クライマックスシリーズ)のファーストステージのとき、
巨人が阪神に勝ってファイナルステージへの進出を決めました。
原監督はまず巨人ファンに感謝の意を述べたのち、
「今まで球場に残ってくださっているタイガースファンの皆様にもお礼を申し上げます」。
あれにはものすごくグッときて、原やるやんと思いました。

だから、緒方監督からも何かひと言ぐらいあるのではと期待したけれど、無し。
ああいうところは巨人って優勝し慣れているんだなぁと思いました。
他球団のファンにも言葉をかける余裕があるのですから。
何はともあれ、広島ファンの皆様、リーグ優勝おめでとうございます。
ウチは相変わらずモタモタ、2位すら確保できるのかどうか。

という話はさておき、本題に。
ユーゴスラビア出身のエミール・クストリッツァ監督の作品。
これがシネコンで上映されていることが不思議でたまりません。
私は大好きですが、客入るか!?

隣国と戦争中のとある国に暮らす変わり者の男コスタ。
村の人気者の美女・ミレナが販売するミルクを配達するのが仕事。
注文者の兵士たちにミルクを届けるため、
コスタは毎日銃弾をかわしながら、前線へとロバで向かう。

コスタに想いを寄せているミレナは、何が何でもコスタと結婚したい。
独身の兄・ジャガがもうじき戦場から帰還するから、
今のあいだに兄にふさわしい女を見つけておいて、
兄が戻ってきたら兄妹一緒に結婚式を挙げよう。そんなふうに考える。

ミレナが兄の嫁として選んだのは、難民キャンプの中にいた絶世の美女。
さっそく彼女を村へ連れ帰ると、この家での嫁の役目を教え込む。
女は何やらワケありで、追われる身の様子。
けれどミレナにとってはこの美女が兄の嫁になってくれることが大事。
村でおとなしくしていれば、早々バレることはないだろうと高を括る。

コスタはミレナの家へやってきた美女のことが気になって仕方がない。
彼女のほうもコスタとの出会いに運命的なものを感じるのだが……。

コスタに監督本人、ジャガの花嫁になるはずの美女にモニカ・ベルッチ
モニカ・ベルッチは本当に綺麗。
皺がないとかお肌ツルツルとかではなく、ちゃんと老いてゆく、皺もあるからこその美しさ。

神父をはじめとするごく普通の村人が武器をかまえています。
絶えず銃弾が飛び交うなかで傘を差して平然と食事する姿が、
人を喰っているようでもあり、苦笑いしてしまうことしばしば。
これがハリウッドの監督ならばまったく印象が変わるでしょう。
人々の争いを見つめてきたクスリトリッツァ監督の作品は、
いつも可笑しく、滑稽で、切なく、美しく、哀しい。

タイトルの意味がわかるラストシーンには言葉を失いました。
どこの国も、戦いを止めて。

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『ダンケルク』

2017年09月24日 | 映画(た行)
『ダンケルク』(原題:Dunkirk)
監督:クリストファー・ノーラン
出演:フィオン・ホワイトヘッド,トム・グリン=カーニー,ジャック・ロウデン,
   ケネス・ブラナー,キリアン・マーフィ,マーク・ライランス,トム・ハーディ他

台風接近中の日にTOHOシネマズ伊丹で3本ハシゴの3本目。

「ダンケルクの戦い」についてメジャー映画化されるのはこれが初めてだと思い込んでいたら、
1964年にトルコ出身のアンリ・ヴェルヌイユ監督が、
ジャン=ポール・ベルモンド主演で撮っているのですね。
そちらはロベール・メルルの小説『ズイドコートの週末』を原作とし、
当時フランスで大ヒットを飛ばしたそうです。

本作はクリストファー・ノーラン監督によるイギリス/アメリカ/フランス作品。
CGの使用を避けることで有名な監督で、本作でもその姿勢は同じ。
CGではないのだということを頭に置いて観ると、より面白い。

1940年、第二次世界大戦中のフランス北端の港町ダンケルク。
英仏連合軍の約40万人の兵士たちは、独軍に追い詰められて絶体絶命の危機を迎えている。

そんな状況をノーラン監督は「防波堤」、「海」、「空」の3つに切り取って描いています。
しかも描かれる時間がちがう。防波堤の1週間、海の1日、空の1時間。

防波堤には若い英国兵トミーが銃弾をかわしてたどりついたところ。
これで助かると思いきや、そこには救出を待つおびただしい数の兵士たち。
なんとか救助にやってきている船に乗り込めないものか。
たまたま知り合った兵士とともに担架で怪我人を運び込むふりをする。

ドーバー海峡をはさんだ対岸のイギリスでは、防波堤の兵士たちを救出するため、
民間の船をも徴用する作戦が決行される。
船の所有者ドーソンは、船だけを渡すわけにはいかない、自分は船長なのだからと、
自ら船を操ると、息子ピーターとその友人ジョージとともに海に出る。

空には最新鋭戦闘機スピットファイアが出撃中。
パイロットのファリアとコリンズが、英仏連合軍の撤退を援護するため、
イギリスからダンケルクへと飛び立ったのだ。
しかし、攻撃を受けたコリンズの操縦機が海に不時着してしまい……。

この時間の切り取り方は斬新で面白い。みっつがひとつになるとき。
地味ながら芸達者な役者たちがそろい、見応えがあります。
知名度の高い役者といえば、ファリア役のトム・ハーディが目立つくらい。
ドーソンに最初に助けられるも怯え通しの兵士にキリアン・マーフィ

海軍将校役のケネス・ブラナーとドーソン役のマーク・ライランスがシブく、
とくに後者はオイシイとこ取りとも言えるかも。
親の世代が始めた戦争のせいで、子どもたちを戦場に送り込むことになった、
だから兵士たちを救出に行く責任があるのだという言葉が力強い。
ノーラン作品の常連でこれまたシブいマイケル・ケインが、
ファリアとコリンズの指揮官としてノークレジットで声の出演を果たしています。
そうそう、コリンズ役のジャック・ロウデンという俳優を初めて知りました。
サイモン・ペッグを二枚目にした感じでカッコイイ。

救出作戦が成功したといって喜ぶ人々を見ると、
だけど戦争なんだからと、素直には一緒に喜べない複雑な心境です。
逃げ帰ってきたと罵倒されるのではと気落ちしていた若い兵士に、
盲目の老人がかける、生きていること自体が賞賛に値するという言葉が印象的。

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『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』

2017年09月23日 | 映画(あ行)
『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』
監督:大根仁
出演:妻夫木聡,水原希子,新井浩文,安藤サクラ,江口のりこ,
   天海祐希,リリー・フランキー,松尾スズキ他

台風接近中の日にTOHOシネマズ伊丹で3本ハシゴの2本目。

予告編がめっちゃ面白そうで、絶対観ようと決めていました。
直前に聞いたFMラジオに大根仁監督出演中。
自身の『モテキ』(2011)よりも絶対に面白いとおっしゃっていたのですけれども。
う~ん、残念。『モテキ』のほうが面白い。ただし、安藤サクラは◎。

かつてタモリの番組に出演していた奥田民生を見て惚れた興梠(コーロキ)(妻夫木聡)。
ダラッとしているけどやるときゃやる、
そんな奥田民生みたいな男になりたいと思い続ける、33歳の編集者

おしゃれなライフスタイル雑誌の編集部に異動となったコーロキは、
編集長の木下(松尾スズキ)、先輩の吉住(新井浩文)や牧野(江口のりこ)など、
周囲に恵まれはしたものの、ペースがつかめなくて悪戦苦闘。

そんな折り、吉住に連れて行かれた仕事先で、
ファッションプレスのあかり(水原希子)に一目惚れ。
何この可愛さ。この世の者とは思えない。

彼女にいいところを見せようとはりきりすぎて安請け合い、
変わり者のライター・倖田(リリー・フランキー)を怒らせ、
あかりの会社にも迷惑をかけたためにその上司・江藤(天海祐希)に謝りに。
ところがそれをきっかけにあかりと急接近、つきあうことに。

あかりと幸せいっぱいの日々を過ごし、有頂天になるコーロキだったが、
彼女の元カレが吉住であるとわかり……。

江口のりこがいつもの雰囲気でとてもよかったほか、
安藤サクラは人気コラムニスト役で登場。
〆切を守る気はあるのに、〆切直前に毎度何かが起きてどうしても守れない人。
「〆切を守るのは作家の仕事じゃない、守らせるのは編集者の仕事だ」という、
松尾スズキ演じる編集長の台詞はとてもよかった。

そこはとてもよかったのですけれど、この先ネタバレ。

新井浩文演じる吉住どころか、編集長まであかりに狂わされていることが最後に判明。
あかりをめぐって3人で修羅場になるところが面白くもなんともない。
松尾スズキがこの話に絡んだ時点で、私としてはオッサンの妄想臭プンプン。
キモイだけで駄目でしょ、こんな展開は。ガッカリだなぁ。

途中まではよかっただけに、なんとももったいない作品です。
音楽は当然全編、奥田民生の曲。それは楽しいですけどね。

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