夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

タダ券もろたら何を観る?

2003年06月27日 | 映画(番外編:小ネタいろいろ)
マイイカルの映画無料鑑賞券を2枚、もらいました。
ひとりで2本観ることにしました。
数あるロードショー映画のうちから選んだのが
『ミニミニ大作戦』『ザ・コア』でした。

年間250~300本を目標に映画を観ようとすると
映画館だけで観るにはとってもカネが足りんので、
ほとんどがレンタルショップになってしまいます。
映画館に足を運ぶのは、
1.どうしても観たい映画である。
2.なおかつ、レンタルショップでは入荷してもらえない可能性大である。
3.誰かに誘われたとき。迷わず行きます。
となります。

タダ券をもらった場合はどうするか。
今回、最初に決めたのは『ミニミニ大作戦』でした。
選考理由は、
1.主演の猿顔のマーク・ウォールバーグが結構好きだから。
  マーク・ウォールバーグは『猿の惑星』(2001)の主演男優。猿顔だけど猿人役とちゃう。
  『ブギーナイツ』(1997)では特大イチモツを武器にポルノ男優のトップに昇りつめる役。
  カルバン・クラインの元モデルさん。
2.天才ハッカー役のセス・グリーンが見たかったから。
  セス・グリーンは『ホテル・ニューハンプシャー』(1984)などに子役で出ていた人。
  現在は『オースティン・パワーズ』(1997/1999/2002)でDr.イーブルの息子役が有名。
3.実はカーチェイスが大好きである。

で、2本目の『ザ・コア』。
1.上映時間が140分である。
  これはシアター仕様でないわが家で見ると集中力に問題のある長さである。
2.中身はほとんど想像がつくので、大画面で迫力ぐらいは味わわなければ
  あまりに思いどおりの展開に目が点になるかもしれない。
3.『ミニミニ大作戦』終演後、5分とあけずにこれが始まる。効率よし。←めっちゃポイント。
と、ちょっと申し訳ないような理由。

でももうひとつだけ大事な理由があって、
高エネルギー武器専門家のサージ役の俳優、チェッキー・カリョが見たかったから。
彼は『キス・オブ・ザ・ドラゴン』(2001)でジェット・リーに脳天チョップを受け、
目ぇから血ぃ出して悶絶死する超悪役。
そのおっさんが「すんげぇええ人」で出てるとこを見たかった。叶いました。

自腹で見にいく場合はストーリー重視になるけれど、
そうでない場合は役者重視になるということかな。

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『ザ・コア』

2003年06月26日 | 映画(さ行)
『ザ・コア』(原題:The Core)
監督:ジョン・アミエル
出演:アーロン・エッカート,ヒラリー・スワンク,チェッキー・カリョ,
   デルロイ・リンドー,スタンリー・トゥッチ,ブルース・グリーンウッド他

ペースメーカーを使用する人々が突然一斉に死亡し、
それに続いて数々の異常現象が起こり始める。
ヒッチコックの『鳥』(1963)ばりに鳩が飛び回り、窓に激突したり、
スペースシャトルが制御不能に陥ったり。

大学で地球物理学を教えるジョシュは、
これらの原因が地球の核(コア)の回転停止であると考える。
このままいけば1年以内には地球が焼き尽くされてしまう。
人類滅亡の危機は避けられそうにもない。

NASAに協力を求められたジョシュは、
なんとか手が打てないものか考えはじめる。
その結果、ジョシュをはじめとする6名が地中に潜ることに。
地球物理学で名高いジムスキー博士、高エネルギー武器の専門家であるサージ、
地中潜行船の開発者ブラズ、そして船長のアイバーソンと女性操縦士ベック。
この6名が地中潜行船に乗り込み、コアに核爆弾を仕掛けて爆破させ、
その衝撃波でコアを刺激し、再回転させようというのだ。

……『ディープ・インパクト』(1998)に『アルマゲドン』(1998)、
なんで何年かに1度、必ずこういう作品がつくられるのん?
人類を救うため、『アルマゲドン』では宇宙に向かって飛びたっていったけど、
これは地中に潜るのだっ。ほんまにそれだけのちがい。
なんだか、やたら軽装備だし、
5000度の熱さのところを2500度までしか耐えられへん保護服を着て
役目を果たすまで「ウッ」と唸りつつも無事だったりして、笑える。
「うりゃ~、そんなこと、あるか~!」とツッこむことしばしば。

でも、使命をおびた乗組員のうちのひとりが
「地球を救うためにやるなんて荷が重すぎる。俺は自分の家族のためだけにやる」
っていうところなんかは泣けるし、それぞれの職業もなかなか細かく設定してあったりする。
溶岩や飛び交うダイヤを避けながら地中を突き進むところは
テーマパークのアトラクションみたいで、
やっぱり大画面で観たほうがいい映画ではあるなぁ。

いかんせん、出演メンバーが地味すぎる。(^^;
ま、どんな映画にしても『パール・ハーバー』(2001)よりはマシ、
と、いまのところ思う私です。
あれよりひどい映画が出てきたら是が非でも観たい。

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『ミニミニ大作戦』

2003年06月25日 | 映画(ま行)
『ミニミニ大作戦』(原題:The Italian Job)
監督:F・ゲイリー・グレイ
出演:マーク・ウォールバーグ,シャーリーズ・セロン,エドワード・ノートン,
   ジェイソン・ステイサム,モス・デフ,セス・グリーン他

最初の舞台はイタリア、ベニス。
水の都の屋敷に眠る3500万ドルの金塊を奪う計画をたてたプロ窃盗団6名。
リーダーのチャーリーをはじめとして、
惚れ惚れするような手際の良さで見事金塊を盗みだすことに成功。
アルプス山頂で乾杯する彼らだったが、帰路で予期しなかったトラブルが発生。
裏切り者がいたのだ。

次の舞台は1年後のロサンゼルス。
裏切り者から金塊を奪い返すために集まったチャーリーたち。
いまは豪邸に住む裏切り者をギャフンと言わせるべく、念入りな計画がふたたび練られる。
彼らの作戦を成功させるために白羽の矢が立ったのがミニ・クーパー。
大渋滞の間をくぐりぬけ、地下鉄のホーム、トンネルのなかを爆走できるのはミニしかない!

ミニ3台の爆走シーンはほんとに爽快。
えっ、そんなとこにも行っちゃうの?とマジでおもろい。
登場人物は、想像力豊かな作戦を立てるチャーリーのほか、
車で逃げさせたら天下一品のドライバー、天才ハッカー、爆弾作りのプロ、
金庫破り、車の改造屋と、バラエティーに富んだ面々が楽しい。
観たあと幸せな気分で帰れます。

1969年の同名映画のリメイク。
原題は“The Italian Job”。
誰がつけたんじゃ~、こんな邦題!と思いましたが(でもわりと好きかも(^^;)、
オリジナルの原題・邦題にならったのでした。

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野球の話、もういっちょいっとけ~。

2003年06月23日 | 映画(番外編:映画とスポーツ)
地味ながらオススメなのが『61*』(2001) 。
これも実話がベースです。
1961年、NYヤンキースのロジャー・マリスとミッキー・マントル。
2人はベーブ・ルースの残したシーズン60本という記録に挑む。
ライバルながら深い絆で結ばれている2人。
『エイトメン・アウト』(1988)のように、
悲しい現実をつきつけられたかのような淡々とした作品もいいですが、
『61*』は熱すぎず、冷めすぎずといったところが○。
監督は『恋人たちの予感』(1989)のハリー役やアカデミー賞の司会でおなじみのビリー・クリスタル。
『モンスターズ・インク』(2001)ではマイクの声を担当していました。
ふだんの彼のやかましぶりからは想像できないほど、静かな佳作だと思います。

定番ながら『プリティ・リーグ』(1992)も大好き。
これも実話だ!
1940年代のアメリカが舞台。
女性だけのリーグが設立され、ワールドシリーズがおこなわれるまで。
役者陣が本気のプレーで魅せてくれます。
このときのマドンナってよかったんだけど。
監督役はトム・ハンクス。
アル中監督が心を入れ替えて……というのはよくあるパターンですが、
酔いどれ監督が似合ってましたよね。

安心して観られて泣けるのが『エンジェルス』(1994)。
施設に預けられた少年。
家族と一緒に再び暮らせることを夢見る彼に
つれない父親は「カリフォルニア・エンジェルスが優勝したら一緒に暮らせる」 と、
絶対ありえないことを言い放って去ってしまう。
エンジェルスの優勝を願う少年。
その願いを聞き届けた天使が舞い降りてくる。
良くも悪くもさすがディズニー映画です。泣くこと必至。

この手の笑いと涙満載の作品は、ハメられてるなぁと思いつつ観てしまいます。
しかし、この手の映画が観たくなるのは
なぜかいつも某球団が定位置に落ち着いてくる頃。
これって現実逃避でしょうか。
今年は幸いにして、まだそんな心境にはなっていません。

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野球の話、いっとけ~。

2003年06月20日 | 映画(番外編:映画とスポーツ)
毎年プロ野球のシーズンが開幕すると、必ず野球の映画が観たくなります。
でもそれもいつも最初のふた月ぐらいで終わります。
毎度すぐに失速するチームを応援してるもんで。(--;
今年こそ、ほんまに今年こそ頼むでっ。

あまりにメジャーすぎるけど、
野球の映画といえばやはり外せないのが『フィールド・オブ・ドリームス』(1989)。
ケヴィン・コスナー演じる農場経営者が不思議なお告げを聞き、
それにしたがってトウモロコシ畑にスタジアムを造る。
しばらくするとひとりの男がそのスタジアムへやってくる。
それはその昔、「シューレス・ジョー」と呼ばれた野球選手で……。

書くまでもないことかと思いますが、
シューレス・ジョー・ジャクソンは実在の大リーガーで、
ホワイトソックスの選手でした。
生涯打率が.350を超えるという素晴らしい選手でしたが、
1919年のワールドシリーズで八百長疑惑がかけられ、
彼を含む8名が球界を永久追放処分になりました。

先日、サミー・ソーサ選手が違法なバットを用いていたとして処分を受けましたが、
そのときに新聞の見出しに「嘘だと言ってよ、サミー」とありました。
これは、シューレス・ジョーに八百長の疑いがかかったとき、
少年野球ファンが「嘘だと言ってよ、ジョー」と叫んだという
有名な話を見出しにもらっちゃったものですね。

シューレス・ジョーの八百長疑惑に興味があるならば『エイトメン・アウト』(1988)。
これはその八百長疑惑事件を淡々と描いています。
事件の背景なども淡々と、しかし細かく描いていて、
このドロドロした事件を感動的に創りあげたりもしていません。
「実話だから感動する」的なところがないのがいいところ。

書いててふと思いましたが、退団理由が「神のお告げ」だった阪神のグリーンウェル、
彼も『フィールド・オブ・ドリームス』を夢見てたんでしょうか。
帰国後フロリダに遊園地を造ったそうです。

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