前述の『グランド・イリュージョン』の字幕翻訳者は林完治さんでした。
この人の翻訳なら安心して映画に集中できると思っていたのですけれども。
原文も前後の文もまったく覚えていませんが、
目に飛び込んできた字幕、「押しも押されぬ」。
え~っ、「押しも押されもせぬ」だってば!と心の中で叫びました。
しばしその字面に囚われてしまったのが、まだ上映開始からまもない頃。
いかんいかん、こんなことで映画に集中できなくなったらもったいないと、忘れ去ることに。
昨日、浅田次郎の『プリズンホテル 2 秋』を読んでいたら、
ヤクザが経営するホテルに不手際から警察官の団体が宿泊、
マル暴(暴力団対策課)の係長がホテルオーナーのことを
「才気縦横の策士、押しも押されもせぬ大貫目だ」と評する場面がありました。
そこで忘れ去ったことを思い出したわけです。
「ら抜き」はもはや溢れすぎて、気にしていると映画は観ていられないというのか、生きて行けないような。(^^;
でも、こういう正しくない日本語は、映画では使ってほしくないなぁと思うのでした。
ツッコミどころ満載のB級C級映画ならそれも笑えますが、
一流だと思っていた翻訳者の字幕でこんな誤りを見ると激しくガッカリ。
日本語の話といえば、同じく字幕翻訳者の太田直子さんのコメントが引用されている、
野口恵子著『バカ丁寧化する日本語』(光文社新書)がとてもおもしろいです。
本題と外れますが、『プリズンホテル』、おもしろすぎる!
この人の翻訳なら安心して映画に集中できると思っていたのですけれども。
原文も前後の文もまったく覚えていませんが、
目に飛び込んできた字幕、「押しも押されぬ」。
え~っ、「押しも押されもせぬ」だってば!と心の中で叫びました。
しばしその字面に囚われてしまったのが、まだ上映開始からまもない頃。
いかんいかん、こんなことで映画に集中できなくなったらもったいないと、忘れ去ることに。
昨日、浅田次郎の『プリズンホテル 2 秋』を読んでいたら、
ヤクザが経営するホテルに不手際から警察官の団体が宿泊、
マル暴(暴力団対策課)の係長がホテルオーナーのことを
「才気縦横の策士、押しも押されもせぬ大貫目だ」と評する場面がありました。
そこで忘れ去ったことを思い出したわけです。
「ら抜き」はもはや溢れすぎて、気にしていると映画は観ていられないというのか、生きて行けないような。(^^;
でも、こういう正しくない日本語は、映画では使ってほしくないなぁと思うのでした。
ツッコミどころ満載のB級C級映画ならそれも笑えますが、
一流だと思っていた翻訳者の字幕でこんな誤りを見ると激しくガッカリ。
日本語の話といえば、同じく字幕翻訳者の太田直子さんのコメントが引用されている、
野口恵子著『バカ丁寧化する日本語』(光文社新書)がとてもおもしろいです。
本題と外れますが、『プリズンホテル』、おもしろすぎる!