『バースデーカード』
監督:吉田康弘
出演:橋本愛,ユースケ・サンタマリア,須賀健太,中村蒼,木村多江,安藤玉恵,
黒田大輔,清水伸,田中圭,谷原章介,洞口依子,宮崎あおい他
月曜日にTOHOシネマズ西宮にてハシゴ。前述の『金メダル男』の後に。
監督は『旅立ちの島唄 十五の春』(2012)の吉田康弘。
TV版『びったれ!!!』(2015)の脚本家でもあります。
鈴木家は、父親の宗一郎(ユースケ・サンタマリア)、母親の芳恵(宮崎あおい)、
長女の紀子(篠川桃音)、長男の正男(星流)の4人家族。
小学生の紀子はすぐに泣くせいで意地悪な同級生から時折いじめられるが、
家に帰れば明るく優しい両親とやんちゃな弟に囲まれている。
あるとき芳恵が入院。その様子から母の余命がわずかであると知る紀子。
しかし芳恵は笑顔を絶やすことなく、紀子と正男が20歳になるまで、
毎年誕生日には必ずバースデーカードを送ると約束する。
そして、紀子の10歳の誕生日が4人で過ごす最後の日となる。
11歳の誕生日、約束どおり、芳恵からバースデーカードが届く。
以来、毎年届くカードに母の文字で綴られるさまざまなこと。
お菓子の作り方が記されていた年には、それを作って学校に持参。
おかげでたちまちクラスの人気者に。
中学生になれば、男の子とのつきあい方まで書かれていてビックリ。
芳恵の頼もしいアドバイスに紀子は励まされながら成長してゆく。
17歳になった紀子(橋本愛)に宛てたバースデーカードには、
芳恵の故郷である小豆島へ行くようにと書かれていた。
少女時代の芳恵の親友だった石井沙織(木村多江)を訪ねるのだが……。
ものすごく可愛いと思うけど、いつも同じような役柄と笑顔に
ほとほと飽きてきていた宮崎あおい。
これもまた同じかぁと思わずにはいられない役なのですが、
『怒り』がとても良かったせいで、新たな目で見ることができました。
しかし本作の主役はあくまでも彼女以外の人たち。
紀子役の橋本愛も良ければ、制服以降の正男を演じる須賀健太がまたイイ。
亡くなった母親のことを決して忘れることなく、
でもいないものは仕方ないとばかりに超前向き。
子どもたちを必死に育てる宗一郎役のユースケ・サンタマリアも、
こんな年齢の子どもがいる父親役が似合うようになりました。
前述の『金メダル男』で度肝を抜く酔っぱらいぶりを披露してくれた木村多江は、
本作でもベロベロに酔っぱらっています。
まさか2本ハシゴして、2本とも酔っぱらいの彼女を見ることになるとは。
ピンクレディーのくだりのみならず、気づけばかなり泣いていました。
母親の不在に悲しみ苦しみながら、一歩ずつ進んでゆく娘。
ユースケ・サンタマリアと須賀健太の存在が笑いももたらし、良いさじ加減です。
泣きたい人、どうぞ。
監督:吉田康弘
出演:橋本愛,ユースケ・サンタマリア,須賀健太,中村蒼,木村多江,安藤玉恵,
黒田大輔,清水伸,田中圭,谷原章介,洞口依子,宮崎あおい他
月曜日にTOHOシネマズ西宮にてハシゴ。前述の『金メダル男』の後に。
監督は『旅立ちの島唄 十五の春』(2012)の吉田康弘。
TV版『びったれ!!!』(2015)の脚本家でもあります。
鈴木家は、父親の宗一郎(ユースケ・サンタマリア)、母親の芳恵(宮崎あおい)、
長女の紀子(篠川桃音)、長男の正男(星流)の4人家族。
小学生の紀子はすぐに泣くせいで意地悪な同級生から時折いじめられるが、
家に帰れば明るく優しい両親とやんちゃな弟に囲まれている。
あるとき芳恵が入院。その様子から母の余命がわずかであると知る紀子。
しかし芳恵は笑顔を絶やすことなく、紀子と正男が20歳になるまで、
毎年誕生日には必ずバースデーカードを送ると約束する。
そして、紀子の10歳の誕生日が4人で過ごす最後の日となる。
11歳の誕生日、約束どおり、芳恵からバースデーカードが届く。
以来、毎年届くカードに母の文字で綴られるさまざまなこと。
お菓子の作り方が記されていた年には、それを作って学校に持参。
おかげでたちまちクラスの人気者に。
中学生になれば、男の子とのつきあい方まで書かれていてビックリ。
芳恵の頼もしいアドバイスに紀子は励まされながら成長してゆく。
17歳になった紀子(橋本愛)に宛てたバースデーカードには、
芳恵の故郷である小豆島へ行くようにと書かれていた。
少女時代の芳恵の親友だった石井沙織(木村多江)を訪ねるのだが……。
ものすごく可愛いと思うけど、いつも同じような役柄と笑顔に
ほとほと飽きてきていた宮崎あおい。
これもまた同じかぁと思わずにはいられない役なのですが、
『怒り』がとても良かったせいで、新たな目で見ることができました。
しかし本作の主役はあくまでも彼女以外の人たち。
紀子役の橋本愛も良ければ、制服以降の正男を演じる須賀健太がまたイイ。
亡くなった母親のことを決して忘れることなく、
でもいないものは仕方ないとばかりに超前向き。
子どもたちを必死に育てる宗一郎役のユースケ・サンタマリアも、
こんな年齢の子どもがいる父親役が似合うようになりました。
前述の『金メダル男』で度肝を抜く酔っぱらいぶりを披露してくれた木村多江は、
本作でもベロベロに酔っぱらっています。
まさか2本ハシゴして、2本とも酔っぱらいの彼女を見ることになるとは。
ピンクレディーのくだりのみならず、気づけばかなり泣いていました。
母親の不在に悲しみ苦しみながら、一歩ずつ進んでゆく娘。
ユースケ・サンタマリアと須賀健太の存在が笑いももたらし、良いさじ加減です。
泣きたい人、どうぞ。