夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

続・ブリーフのどこが悪い。

2007年06月14日 | 映画(番外編:映画と下着)
ブリーフの話のついでに。
上下揃いの色の下着を身に着けていないと、
なぜかその日一日落ち着かない私。
一般的には、下着が上下揃いかどうか、
気にする人のほうが多いんでしょうか。
それとも、気にしない人のほうが多いんでしょうか。

いつだったか、あるテレビ番組で、
国生さゆりがこんな話をしていました。
交際していた男性と、ひと晩を共にすることになり、
脱ぐ前に自分の下着が上下ちがう色であることにハタと気づいたそうです。
しかし、帰るわけにもいかず、観念して脱いだら、
相手の男性がドン引きだったとか。
その日の彼女の下着は水色とピンク色だったそうです。

自ら気づいて脱ぐことを躊躇したり、
相手がドン引きしたという話からすれば、
やっぱり気にする人のほうが多いのかな。

ところで、下着の色を見て私がドン引きした映画といえば『ディパーテッド』(2006)。

マフィアの一員で、警察に潜り込んだコリンと、
警察官で、マフィア組織に潜り込んだビリー。
コリンの恋人でありながら、
ビリーにも惹かれるのが精神科医のマドリン。

コリンは彼女にひと目惚れ、速攻で口説きにかかります。
表向きはエリート特別捜査官ですし、
口説かれればまんざらでもなく、
じきにコリンとマドリンはつきあい始めます。

一方のビリーは、表向きはならず者。
誰も頼れない状況下で精神的苦痛が増し、
マドリンのもとへカウンセリングに通ううち、
彼女といることに安らぎを感じるようになります。

下着の色に「マ~ジ~で~?」と目が点になったのは
ビリーとマドリンのベッドシーン。
脱ぎ始めたマドリンの下着は、あろうことか、
白のブラジャーに黒のTバック。
私としては、絶対考えられない組み合わせ。
まぁ、どうせ脱ぐんだから何でもええけど、
白と黒って、なんでなの。

映画に登場する下着のシーンって、結構おもしろいので、
ぜひぜひご注目ください。

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ブリーフのどこが悪い。

2007年06月12日 | 映画(番外編:映画と下着)
風邪で有休を使うのが惜しくて、
熱が出ようが、嘔吐くぐらい咳が出ようが出勤し続けた結果、
2週間以上経つ今も治らず、6月は映画とご無沙汰の日々。
今日は小ネタで済ませます。

こんなところで言うのもなんですが、
女性同士の下着談義はかなり盛り上がります。
下着の捨てどきには結構迷うもの。
紐が多少伸びようが、レースに穴が開こうが、
捨てられずに着用してしまう人も多いです。
これって、脱がなあかんことになったとき(いつやねん)、
そう簡単には脱げませんね。

私は上下揃いの色の下着を身に着けていないと、
なぜかその日一日落ち着きません。
揃いの色というのは普通のことかと思っていましたが、
数ヵ月前、何気なくその話をしたら、盛り上がりまくり。
そんなこと、気にしたことがないと言う人も、
揃いで買ってみようかなと言い出しました。

なんで小ネタに下着の話なんだと言われたら、
今月はDVDをレンタルする元気がなくて、
昔のビデオを引っ張り出して香港映画を観ていたら、
ブリーフのオンパレードだったから。
以前「ブリーフの似合う人」で書きましたが、
香港映画って、マジで、脱ぐシーンのある男優はみんな、
白のブリーフを穿いてるんです。

風邪で虚ろな目にも白のブリーフは強烈だったので、
何か理由があるのかなと思って検索してみました。
そしたら、真偽のほどは定かではありませんが、
「白のブリーフじゃないと検閲に引っかかるのかも」という説が。
そうかなぁ、白のブリーフのほうが生々しいやん。

さらに調べてみたところ、
香港ではブリーフは若者の下着、トランクスはオッサンの下着だと。
お国柄っておもしろい。
日本では数年前のワコールの調査で、
女性が男性に穿いてほしい下着のタイプとして
ブリーフと答えた人はわずか5%だったのですから。
香港映画大好きな私はブリーフ肯定派です。
ブリーフのどこが悪い?

目を釘付けにするブリーフに関心のある方には
『ブエノスアイレス』(1997)と『美少年の恋』(1998)をお薦めしておきます。
ただし、生々しさに覚悟が必要。

男性の下着と言えば、思い出す話がひとつ。
その昔、大学生だった弟が洗車をしようとして、
ウエス(ぼろ布)がないかと母に尋ねました。
母が出してきたのは父のトランクス(当然、穿き古し)。
広げてみて、弟がボソッとひと言。
「原形そのままって、なんか嫌やな。別にええけど」。

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『2046』明日公開につき……ブリーフの似合う人

2004年10月22日 | 映画(番外編:映画と下着)
『2046』が明日公開で、
ワイドショーではもっぱらキムタクばっかり。
これはキムタク主演かとまちがうような扱いですが、
ほんとの主演はトニー・レオン。
私は彼のことを「もっともブリーフの似合う男」と思ってます。

『2046』と同じくウォン・カーウァイ監督の作品、
『恋する惑星』(1994)はふたつの恋の話で構成されています。
それぞれの話の主人公が金城武とトニー・レオンでした。
トニー・レオンはスチュワーデスの恋人にふられて凹む役。
やはり『2046』に出演しているフェイ・ウォンが
そんなトニーに恋する女性を演じています。

それまでに観た香港映画では、
男性が着替えるシーンが出てくると、下着は必ずブリーフ。
そして白が多い。
この作品でもトニーはブリーフを穿いていて、
「香港ではブリーフ以外は穿かんのか?それにしても似合ってる」と、
妙なところに感心したのを覚えています。

そしてこれも同監督の『ブエノスアイレス』(1997)。
昨年、投身自殺を図り、帰らぬ人となったレスリー・チャンと
同性愛関係にある役柄をレオンが演じました。
タイトルどおり、舞台はタンゴの国、アルゼンチン。
アストル・ピアソラの音楽が効果的に使われています。
この作品にはこんな逸話が。
レスリーには以前から同性愛疑惑(じゃなく事実)があり、
冒頭のトニーとの絡みのシーンが嬉しくてたまらんかったようです。
対してトニーは嫌で嫌で仕方がない様子。
映像からなんとなくそれが感じ取れるのが可笑しい。

ビビアン・スーと共演したのが『君を見つけた25時』(1998)。
売れっ子CMディレクター役をトニー、
その彼に抜擢される美少女をビビアン。
とても好きな台詞があって、それについてはこちらに書いてます。

トニー出演の最近の作品でイチ押しは
なんといっても『インファナル・アフェア』(2002)。
ブラピがリメイク権を獲得したことでも話題になっています。
警察の動きをかぎつけるために、
香港マフィアでありながら警察学校に送り込まれたラウと、
同時期、在校中に警視に見込まれて、素行不良での対校をカムフラージュ、
マフィアへの潜入スパイとなったヤン。
ヤン役を演じたトニーは、まるでズタボロ雑巾のよう。
男泣きの逸品です。

キムタクじゃなくて、トニーを見てね。ぜひ。

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