『笑顔の向こうに』
監督:榎本二郎
出演:高杉真宙,安田聖愛,木村祐一,池田鉄洋,佐藤藍子,聡太郎,阿部祐二,
藤田朋子,丹古母鬼馬二,大平サブロー,中山秀征,秋吉久美子,松原智恵子他
高杉真宙主演の作品って、なぜいつもイオンシネマで上映されるのでしょう。
イオンシネマで上映というよりは、イオンシネマでしか上映されないというのか。
たぶんこれは単なる私の思い込み。
こんな思い込みの原因ははっきりしていて、昨年の大阪北部地震のときのこと。
とても楽しみにしていた『世界でいちばん長い写真』(2018)は、
私の行動範囲内にある映画館ではイオンシネマ茨木のみでの上映でした。
ところが地震のせいでイオンシネマ茨木はしばらく休館。
上映予定だった『世界でいちばん長い写真』は再開後にかかることもなく飛ばされて。
致し方なくDVD化を待って鑑賞しましたが、これも高杉くん主演だったんだよなぁ。
今回は彼を見逃さないようにしようと、イオンシネマが安くなる20日、
午後休を取って観に行きました。
予告編開始時は私ひとりで、またしても“おひとりさま”かと思ったら、
本編が始まる寸前にあと3人の客が。良かったような残念なような。
公益社団法人日本歯科医師会全面協力。原案と製作総指揮は同会常務理事だそうな。
だったらもっと客を呼ぶ術がありそうなのに、こんなに少ないのはやっぱり残念では。
地元の金沢を出て、歯科衛生士として東京近郊の歯科に就職した真夏(安田聖愛)。
幼い頃、歯医者を怖がっていた真夏に優しく接してくれた歯科衛生士、
あんなお姉さんになりたいとこの職に就いた。
「しょまな(=金沢弁で「ドジ」)真夏」と呼ばれていたくらいの彼女は、
あれこれ失敗を繰り返すが、院長(木村祐一)と同僚たちが見守ってくれる。
ある日、若くて仕事ができてイケメンの歯科技工士がいると同僚から聞く。
「王子」と呼ばれているその歯科技工士と会って真夏はビックリ。
彼は金沢にいた頃の幼なじみ、大地(高杉真宙)だったから。
昔から真夏は「しょまな」と大地にいじめられていたが、
23歳になった今も、大地は会えば嫌みばかり言ってくる。
しかし彼が仕事に取り組む姿は確かにカッコイイ。
休日、ひとりで出かけた真夏は、「しょまな真夏ちゃん」と声をかけられる。
振り返るとそこには大地の祖母(松原智恵子)がいた。
いきなり大地に会いにきたらしく、真夏は彼女を大地のもとへと連れていくのだが……。
ご当地ムービーでもないのにこのご当地ムービー感は何故。
観ているこっちが時折気恥ずかしくなってしまうような真面目さですかね。
大地の父親に池田鉄洋、母親に佐藤藍子。
佐藤藍子が23歳の高杉くんの親を演じる年齢になったのかと驚く。
えっ、でも調べてみたらまだ41歳やん!?
秋吉久美子が歯科大学の教授役で出演するなど、何気なく豪華。
歯科技工士の仕事を映画で観たことなどなかったので、
それだけで十分に興味を引かれます。
たとえば入れ歯をつくるとき、歯科で診てもらったのち、
歯科から歯科技工所へ依頼するわけですよね。
歯科技工士は直接患者を見ていないから、歯形から患者を想像する。
歯形だけ見ればできるものだと思っていましたが、
患者がどんな体格で、歯が無くなる前にその人がどんな生活をしていたか。
趣味は何で、どんな食べ物が好物だったか。
なるほどそれがわかれば、出来上がる入れ歯も変わってくる。
寝たきりだった老人も、歯を治療することで歩けるようにすらなる。
内科と歯科の連携も興味深いと思いました。
思いやりが大事なのは何ごとも同じ。相手の身になって考えること。
監督:榎本二郎
出演:高杉真宙,安田聖愛,木村祐一,池田鉄洋,佐藤藍子,聡太郎,阿部祐二,
藤田朋子,丹古母鬼馬二,大平サブロー,中山秀征,秋吉久美子,松原智恵子他
高杉真宙主演の作品って、なぜいつもイオンシネマで上映されるのでしょう。
イオンシネマで上映というよりは、イオンシネマでしか上映されないというのか。
たぶんこれは単なる私の思い込み。
こんな思い込みの原因ははっきりしていて、昨年の大阪北部地震のときのこと。
とても楽しみにしていた『世界でいちばん長い写真』(2018)は、
私の行動範囲内にある映画館ではイオンシネマ茨木のみでの上映でした。
ところが地震のせいでイオンシネマ茨木はしばらく休館。
上映予定だった『世界でいちばん長い写真』は再開後にかかることもなく飛ばされて。
致し方なくDVD化を待って鑑賞しましたが、これも高杉くん主演だったんだよなぁ。
今回は彼を見逃さないようにしようと、イオンシネマが安くなる20日、
午後休を取って観に行きました。
予告編開始時は私ひとりで、またしても“おひとりさま”かと思ったら、
本編が始まる寸前にあと3人の客が。良かったような残念なような。
公益社団法人日本歯科医師会全面協力。原案と製作総指揮は同会常務理事だそうな。
だったらもっと客を呼ぶ術がありそうなのに、こんなに少ないのはやっぱり残念では。
地元の金沢を出て、歯科衛生士として東京近郊の歯科に就職した真夏(安田聖愛)。
幼い頃、歯医者を怖がっていた真夏に優しく接してくれた歯科衛生士、
あんなお姉さんになりたいとこの職に就いた。
「しょまな(=金沢弁で「ドジ」)真夏」と呼ばれていたくらいの彼女は、
あれこれ失敗を繰り返すが、院長(木村祐一)と同僚たちが見守ってくれる。
ある日、若くて仕事ができてイケメンの歯科技工士がいると同僚から聞く。
「王子」と呼ばれているその歯科技工士と会って真夏はビックリ。
彼は金沢にいた頃の幼なじみ、大地(高杉真宙)だったから。
昔から真夏は「しょまな」と大地にいじめられていたが、
23歳になった今も、大地は会えば嫌みばかり言ってくる。
しかし彼が仕事に取り組む姿は確かにカッコイイ。
休日、ひとりで出かけた真夏は、「しょまな真夏ちゃん」と声をかけられる。
振り返るとそこには大地の祖母(松原智恵子)がいた。
いきなり大地に会いにきたらしく、真夏は彼女を大地のもとへと連れていくのだが……。
ご当地ムービーでもないのにこのご当地ムービー感は何故。
観ているこっちが時折気恥ずかしくなってしまうような真面目さですかね。
大地の父親に池田鉄洋、母親に佐藤藍子。
佐藤藍子が23歳の高杉くんの親を演じる年齢になったのかと驚く。
えっ、でも調べてみたらまだ41歳やん!?
秋吉久美子が歯科大学の教授役で出演するなど、何気なく豪華。
歯科技工士の仕事を映画で観たことなどなかったので、
それだけで十分に興味を引かれます。
たとえば入れ歯をつくるとき、歯科で診てもらったのち、
歯科から歯科技工所へ依頼するわけですよね。
歯科技工士は直接患者を見ていないから、歯形から患者を想像する。
歯形だけ見ればできるものだと思っていましたが、
患者がどんな体格で、歯が無くなる前にその人がどんな生活をしていたか。
趣味は何で、どんな食べ物が好物だったか。
なるほどそれがわかれば、出来上がる入れ歯も変わってくる。
寝たきりだった老人も、歯を治療することで歩けるようにすらなる。
内科と歯科の連携も興味深いと思いました。
思いやりが大事なのは何ごとも同じ。相手の身になって考えること。