『ヴァージン』
監督:今泉力哉,福島拓哉,吉田光希
出演:佐藤睦,田村健太郎,大崎由希,梅田絵理子,園部貴一,正木佐和他
第七藝術劇場で、先週1週間限定上映。
先週で有効期限が切れてしまう招待券を持っていたため、
前述の『それでも、愛してる』と無理やりハシゴ。
さて、40分程度の3本から成るオムニバス作品です。
ピンクまがいでも女ひとりで違和感なく観に行けるナナゲイに感謝。
1本目は『くちばっか』。
2012年3月11日。
高校2年生の女子、中村は、同級生の市川とつきあっている。
市川はちょうど1年前、地震の日に中村の姉に告白して玉砕。
中村は、市川がまだ姉のことを好きかもしれないという懸念が拭えない。
今日は市川の誕生日。中村は市川と初体験しようと決意。
その場所として中村があえて選んだのは、一人暮らしをする姉の部屋。
お互い名字で呼び合うふたりが、ぎこちなくて可愛い。
初めてのセックスを前に不安いっぱいの中村が、
両親に「初めてっていつ?」と聞いたときの返答はサバサバしすぎで、
おいっ、そんなにオープンでええんか!?とツッコミましたが。
「五反田の風俗だよ」と答える父親役は、
『私は猫ストーカー』(2009)の監督、鈴木卓爾です。ウケました。
2本目は『ゴージャス・プリンセス!』。
漫才コンビ“ゴージャス・プリンセス”を組むアズサとリエ。
ブスと美人をウリにそこそこの笑いを取っているが、
それだけでは食べて行けず、アズサはOL、リエはキャバ嬢をしている。
ある日、アズサは同僚男性からまさかの告白を受けて動揺。
そんななか、舞台でリエから処女であることをネタにされて激怒。
大喧嘩となって舞台への出入りを禁じられる。
ブスと言いつつ、眼鏡を外せば可愛いにちがいないと察しがつく顔で、
キワモノを見せられるのではという不安はありません。(^^;
同僚男性は弱い者いじめをするヒドイ男なのかと思いきや、
その理由がわかったときにはなんだか幸せな気分。
ホームレスのおっちゃんの場違いに巧すぎるギターテクも笑えます。
3本目は『ふかくこの性を愛すべし』。
薬剤師の和代は35歳。物静かで信頼の置ける女性。
同僚が終業後にデートに出かけるのが羨ましいが、そんな素振りは見せない。
あるとき、バスに乗り合わせた男子高校生たちにからかわれて傷心。
後日、そのうちの一人を待ち構えて声をかけると、和代は自室へと誘い込む。
しかし、それ以降、バス停で待つも彼が現れることはなく、
狂おしい気持ちに襲われる。
『UNDERWATER LOVE おんなの河童』の正木佐和主演。
これはかなりイタイです。
終盤、数分間に渡って響く彼女のわめき声は凄まじい。
中年女性が男子高校生に溺れる話に、
角田光代の『三面記事小説』の一編を思い出しました。
3つめはちょい苦手でしたが、1つめと2つめは結構好きでした。
お世辞にも上手いとは言いがたい演技がなんだか憎めなくて。
仕事の後、梅田と十三の間を駆けるというこのハシゴは相当きつかったですが、
23:00の終映後の十三はギンギンに明るくて魅力的。
監督:今泉力哉,福島拓哉,吉田光希
出演:佐藤睦,田村健太郎,大崎由希,梅田絵理子,園部貴一,正木佐和他
第七藝術劇場で、先週1週間限定上映。
先週で有効期限が切れてしまう招待券を持っていたため、
前述の『それでも、愛してる』と無理やりハシゴ。
さて、40分程度の3本から成るオムニバス作品です。
ピンクまがいでも女ひとりで違和感なく観に行けるナナゲイに感謝。
1本目は『くちばっか』。
2012年3月11日。
高校2年生の女子、中村は、同級生の市川とつきあっている。
市川はちょうど1年前、地震の日に中村の姉に告白して玉砕。
中村は、市川がまだ姉のことを好きかもしれないという懸念が拭えない。
今日は市川の誕生日。中村は市川と初体験しようと決意。
その場所として中村があえて選んだのは、一人暮らしをする姉の部屋。
お互い名字で呼び合うふたりが、ぎこちなくて可愛い。
初めてのセックスを前に不安いっぱいの中村が、
両親に「初めてっていつ?」と聞いたときの返答はサバサバしすぎで、
おいっ、そんなにオープンでええんか!?とツッコミましたが。
「五反田の風俗だよ」と答える父親役は、
『私は猫ストーカー』(2009)の監督、鈴木卓爾です。ウケました。
2本目は『ゴージャス・プリンセス!』。
漫才コンビ“ゴージャス・プリンセス”を組むアズサとリエ。
ブスと美人をウリにそこそこの笑いを取っているが、
それだけでは食べて行けず、アズサはOL、リエはキャバ嬢をしている。
ある日、アズサは同僚男性からまさかの告白を受けて動揺。
そんななか、舞台でリエから処女であることをネタにされて激怒。
大喧嘩となって舞台への出入りを禁じられる。
ブスと言いつつ、眼鏡を外せば可愛いにちがいないと察しがつく顔で、
キワモノを見せられるのではという不安はありません。(^^;
同僚男性は弱い者いじめをするヒドイ男なのかと思いきや、
その理由がわかったときにはなんだか幸せな気分。
ホームレスのおっちゃんの場違いに巧すぎるギターテクも笑えます。
3本目は『ふかくこの性を愛すべし』。
薬剤師の和代は35歳。物静かで信頼の置ける女性。
同僚が終業後にデートに出かけるのが羨ましいが、そんな素振りは見せない。
あるとき、バスに乗り合わせた男子高校生たちにからかわれて傷心。
後日、そのうちの一人を待ち構えて声をかけると、和代は自室へと誘い込む。
しかし、それ以降、バス停で待つも彼が現れることはなく、
狂おしい気持ちに襲われる。
『UNDERWATER LOVE おんなの河童』の正木佐和主演。
これはかなりイタイです。
終盤、数分間に渡って響く彼女のわめき声は凄まじい。
中年女性が男子高校生に溺れる話に、
角田光代の『三面記事小説』の一編を思い出しました。
3つめはちょい苦手でしたが、1つめと2つめは結構好きでした。
お世辞にも上手いとは言いがたい演技がなんだか憎めなくて。
仕事の後、梅田と十三の間を駆けるというこのハシゴは相当きつかったですが、
23:00の終映後の十三はギンギンに明るくて魅力的。