夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

今年観た映画50音順〈わ行〉

2002年12月31日 | 映画(わ行)
《わ》
『ワイルド・スピード』(原題:The Fast and the Furious)
ロサンゼルスが舞台。夜な夜なおこなわれるストリート・カーレース。
無敵のドライバーの前に現れたレーサーは実は覆面捜査官で……。
スキンヘッドのヴィン・ディーゼル、かっこイイ。
覆面捜査官役のポール・ウォーカー、甘いマスクですが、
どうも大根に見えて仕方ありません。ごめんなさい。

《を》
ないでしょ、さすがに「を」からはじまる映画は!?

《ん》
もちろん撃沈。

こんな撃沈で締めくくるの、嫌やなぁ。
今年はラストスパートが甘アマで、大晦日の現時点で248本。
今日のあいだにあと2本は観て250本はクリアしたいところ。
おせち詰めなあかんし、涙を呑むか!?

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今年観た映画50音順〈ら行〉

2002年12月30日 | 映画(ら行)
《ら》
『ラットレース』(原題:Rat Race)
カジノでラッキーコインを引いた人々が集められたホテルの一室。
彼らは「1,000km先の駅のロッカーに置かれた200万ドルを獲得するレース」に
出走する権利を引き当てたのだと説明を受ける。
最初は出走すべきかどうか悩むものの、
結局みんなカネに目がくらみ、2人1組のペアになって金の獲得を目指す。
手段はなんでもOK。
鉄道や車はもちろんあり、しまいにロケットまで飛び出す。
その模様はカジノの金持ち連中に中継されていて、
それぞれがトップは誰かに賭けるのだ。
そうとは知らずにがんばる出走者。ばかばかしくて笑えます。
観戦する金持ち連中もバカっぽい。
『ミザリー』(1990)のキャシー・ベイツ、特別出演。コワイ!

《り》
『リリイ・シュシュのすべて』
仲のよかった友だちからいつのまにかいじめられるようになった中学生。
万引き、恐喝、売春、自殺、まわりで起こるのはこんなことばかり。
息の詰まりそうな毎日を過ごす彼にとって、
リアルであるのは歌手のリリイだけ。
後味がいいとは言えないのに、なぜか心から離れません。

《る》(原題:Luna Papa)
『ルナ・パパ』
タジキスタンの映画監督の作品。
芝居好きの少女が、村にやってきた劇団の公演に出かけるが見そびれてしまう。
その夜、彼女は森のなかで役者を名乗る男と出会い、一夜をともに。
妊娠したと気づいたときには男の行方も名前もわからず。
激怒した彼女の父親と家族は、赤ん坊の父親探しの旅に出る。
こうして書くと暗そうだけどなんのなんの。
ドタバタ・コメディで明るいのなんの!

《れ》
『レクイエム・フォー・ドリーム』(原題:Requiem for a Dream)
テレビ大好きな未亡人。
ある日彼女に出演依頼の電話がかかり、
お気に入りのワンピースを着たい彼女はダイエットを決意。
痩せたもののヤク中になってしまう彼女。
その息子もドラッグ売買に手を染めて、ヤク中に。
息子の彼女もヤク中で、ヤク欲しさにからだを売る日々。
地を這うようなカメラに酔うと聞き、なかなか観られなかった作品。
大丈夫です、酔いません。
でも、映像も音楽も突き刺さること請け合い。

《ろ》
『ロード・オブ・ザ・リング』(原題:The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring)
説明するまでもないですよね。
ゲームのなかではロールプレイングしかしない私は、
この映画でまさにそのゲームをしている気持ちに。
早く終わらせたいような、いつまでも続けていたいような。
う~ん、続編観たい!

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今年観た映画50音順〈や行〉

2002年12月29日 | 映画(や行)
《や》
去年ならば「や」のつく映画もいろいろ観ていたのですけれど。
『ヤンヤン 夏の想い出』(2000)とか『山の郵便配達』(1999)とか。
今年はありません。

《ゆ》
『夢の旅路』(原題:Animals and the Tollkeeper)
およそ誰も通るとは思えない砂漠のまんなかで
有料道路の料金所を営むおじいちゃん。
そのおじいちゃんを取材するためにやってきた撮影隊。
『海の上のピアニスト』(1999)のティム・ロス主演の不思議な映画。

《よ》
言葉も出ません。ふたたび撃沈。

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今年観た映画50音順〈ま行〉

2002年12月25日 | 映画(ま行)
《ま》
『マルホランド・ドライブ』(原題:Mulholland Drive)
う~ん、大好き、この映画。
マルホランド・ドライブで起こった交通事故。
乗っていたブルネットの女性は逃げだして、ハリウッドの街へ。
そこで女優を夢見るブロンドの女性に出会う。
ブルネット女性は事故のショックで記憶を失くしている模様。
ブロンド女性は記憶を取り戻すのを手伝うことに。
訳わかんなくて、最後まで目が釘付け。
オチまでいって、やられましたっちゅう感じです。
『エレファント・マン』(1980)の監督。単なる奇形好きとの噂で、
あの映画が感動作のように言われていちばんビビったのは監督本人だとか。

《み》
『ミルクのお値段』(原題:The Price of Milk)
ニュージーランド映画。
結婚間近のラブラブ・カップル。
彼と喧嘩したことがないことを不満に思う彼女は
彼を怒らせてみてさらに愛を深めようと、
彼がいちばん大事にしていた牛を全部売ってしまう。
謎のおばちゃんがおもしろい。
現実か夢かわからないおとぎ話。

《む》
『ムッシュ・カステラの恋』(原題:Le Gout des Autres)
フランス映画。
最初は変な顔だと思っていた英会話の女性講師に恋してしまうおっちゃんの話。
会社社長で、いい車に乗り、ボディガードまでいるカステラ氏。
そやのに女性講師の前では緊張しまくり。
思わず応援したくなります。親父よ、がんばれ!

《め》
『メメント』(原題:Memento)
妻を殺され、その犯人を探す主人公。
しかし、10分前のことを忘れてしまう病気なのだ。
「今」を記憶にとどめておけない彼は
なんでもかんでもポラロイド写真に撮り、身体に刺青でメモを取る。
映画は「今」から始まり、「過去」に戻っていきます。
手法としてはおもしろいけど、期待して見すぎたかな。

《も》
『モンスターズ・インク』(原題:Monsters, Inc.)
あったか~い気持ちになりますね。
説明するまでもないでしょうが、子どもを怖がらせ、
その悲鳴を集めて成り立つモンスターの工場。
そんな工場でトップの成績をあげるサリーとマイクのコンビ。
そしてそこに紛れ込んだ女の子、ブー。
サリーの声を担当しているジョン・グッドマン、
私の大好きな俳優さん。でぶのおっちゃん。
……日本語吹替のほうとはちゃいまっせ。(^^;

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今年観た映画50音順〈は行〉

2002年12月24日 | 映画(は行)
《は》
『ハッシュ!』
ゲイのカップルと、子どもがほしい独身女性。
ひょんなことからこの3人が出会い、つきあいが始まる。
女性はカップルの片割れに子どもをつくろうと提案。
恋人、夫婦、親子、片思い、店員と客、
この映画には「ふたりずつの人間関係」がいろんな形で出てきて、
私はおもしろかったです。
監督は自分もゲイであることをカミングアウトしている橋口亮輔。
音楽がボビー・マクファーリンで◎。

《ひ》
『ヒューマン・ネイチュア』(原題:Human Nature)
体毛が異常に濃いことに悩む女性が
そんなことを気にしなくても済む森に移り住む。
森のなかで書いた本がベストセラーとなり、
彼女は街へ戻ることに。その金でエステへもいけるわけで。
街へ戻る途中に、生まれたときから森で育てられた男性と遭遇。
彼女の恋人である研究者によって、その男性は実験マウスとなる。
食欲や性欲を押さえられない男性は研究所で躾けられ、
見事に「人間らしく」なって社会に出るが……。
体毛だらけの女性役をニコラス・ケイジの元妻、熱演。

《ふ》
『ファニーゲーム』(原題:Funny Games)
オーストリア映画。
不快感絶大の映画だと聞いていて、なかなか借りられず。
思いきって借りてみたら、ほんとに不快な映画でした。
バカンスで避暑地の別荘にやってきた一家。
そこへ「卵を分けてほしい」とひとりの青年がやってくる。
それから一家の悪夢が始まって……。
とにかく、話は悪いほうへ悪いほうへと進む。
不愉快でありながら、目が離せずに最後まで観てしまいます。
後味の悪さ、最高。

《へ》
『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(原題:Hedwig and the Angry Inch)
ヘドウィグとは主役のゲイの男性(女性?)。
アングリーインチとは「怒りの1インチ」、
性転換手術に失敗したために股間に1インチだけ残ってしまったという意。
ニューヨークで大ヒットした同名ミュージカルの映画化。

《ほ》
『ぼくの神さま』(原題:Edges of the Lord)
ナチスの占領下、ユダヤ人である少年は身の安全のため、
父親の知り合いの一家に預けられる。
ユダヤ人の少年役に『シックス・センス』(1999)や『A.I.』(2001)のハーレイ君。
ブルース・ウィリスもたいがいいつも泣きそうな顔やけど、
ハーレイ君の泣きそうな顔もええかげん見飽きたなぁ。
知り合い一家の息子たち、特にまだ幼い弟がすごくいい。
彼がキリストに憧れ、ユダヤ人になりたいと思って
ナチスの兵に「自分はユダヤ人だ」と言うあたり、
ハーレイ君は見事に食われて主役は誰?と思うほど。

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