『きっと、星のせいじゃない。』(原題:The Fault in Our Stars)
監督:ジョシュ・ブーン
出演:シェイリーン・ウッドリー,アンセル・エルゴート,ローラ・ダーン,
ナット・ウルフ,サム・トラメル,ウィレム・デフォー他
観てから10日経ってしまったのですが……。
久々に定価で映画を観た翌週、またまた木曜日に1本観て帰るチャンスに恵まれ、
今度はちょうど109シネマズデーと重なって、1,100円で観られる日。
『ストロボ・エッジ』とどちらを観るか迷ったけれど、
109シネマズ箕面では翌日に終映となってしまう本作を選択。
原作はベストセラーのヤングアダルト小説『さよならを待つふたりのために』。
予告編を観るかぎり、難病もので「がんばってるアピール」が強そうな。
さらには主人公が恋する相手がまったく私のタイプではない。
それゆえ公開からずっと避けてきましたが、想定外に泣きました。(^^;
17歳のヘイゼルは、13歳のときに甲状腺癌を患っていることがわかり、
それが原因でたびたび肺水腫を起こし、まさに体に爆弾を抱えている状態。
酸素ボンベが手放せず、入退院を繰り返していては学校にかよえず、友だちもいない。
娘を心配する両親は、癌患者の集会“サポートグループ”への参加を勧める。
そんな集会には行きたくないが、両親のため。仕方がない。
渋々参加した集会は予想どおり楽しくもなんともなかったが、
ある日、骨肉腫で片足を切断した高校バスケットボールの元スター選手、オーガスタスと出会う。
彼は友人に誘われて参加しただけで、ヘイゼル同様、集会には何の興味もないらしい。
意気投合するヘイゼルとオーガスタス。
ふたりはお互いの愛読書を交換。
ヘイゼルは愛読書の『大いなる痛み』という本をオーガスタスに差し出す。
読み終わったオーガスタスは、物語が唐突に終わる結末が気になって仕方ないと言う。
主人公やその周りの人びとはそれからどうなったのかはヘイゼルも知りたかったこと。
オーガスタスが著者のピーターにメールを送ってみると、驚いたことに返事が。
アムステルダム在住のピーターから会いにくるように言われ、
ヘイゼルとオーガスタスは大喜びするのだが……。
もろネタバレ。
鑑賞前、癌患者は主人公のヘイゼルだけだと思っていたら、
オーガスタスもそうで、彼のほうが先に死んでしまうという展開。
湿っぽさ全開でも不思議はないわけですが、そうじゃない。
オーガスタスを集会に誘ったアイザックは眼の癌で、
アイザックを振った元カノの自宅へ腹いせに行くシーンは笑いました。
ヘイゼルとオーガスタスとアイザック、
3人だけど眼は4つ、脚は5本、肺は2個半だぞ、覚悟しろと。
大好きな本の著者に会いに行ったのに、ピーターは最悪の男。
余命わずかな10代のふたりを前にして、良いことをひとつも言いません。
それでも、ウィレム・デフォー演じるピーターの、
「無限大」にも大小があるのだという言葉がヘイゼルの心をとらえます。
集中治療室で意識がまだらなときに聞いてしまった、
母親の「もう母親なんてやめたい」という叫び。
「私が死んだら、母親をやめられるでしょ」と言うヘイゼルに対し、
「私はあなたが死んでもずっとあなたの母親」と涙ぐむ母親に、ヘイゼルは「それが心配なの!」。
母親をやめたいと言いつつ、自分の死後も母親をやめられないことを
娘はずっと心配していたのです。
ちょっとダラダラ気味ではありましたが、
難病もののわりには「ムリッ!」という感想にはなりませんでした。
これでオーガスタスがタイプだったら言うことなしだったんだけど。
登場人物が好みのタイプかタイプでないかはかなり大事(笑)。
監督:ジョシュ・ブーン
出演:シェイリーン・ウッドリー,アンセル・エルゴート,ローラ・ダーン,
ナット・ウルフ,サム・トラメル,ウィレム・デフォー他
観てから10日経ってしまったのですが……。
久々に定価で映画を観た翌週、またまた木曜日に1本観て帰るチャンスに恵まれ、
今度はちょうど109シネマズデーと重なって、1,100円で観られる日。
『ストロボ・エッジ』とどちらを観るか迷ったけれど、
109シネマズ箕面では翌日に終映となってしまう本作を選択。
原作はベストセラーのヤングアダルト小説『さよならを待つふたりのために』。
予告編を観るかぎり、難病もので「がんばってるアピール」が強そうな。
さらには主人公が恋する相手がまったく私のタイプではない。
それゆえ公開からずっと避けてきましたが、想定外に泣きました。(^^;
17歳のヘイゼルは、13歳のときに甲状腺癌を患っていることがわかり、
それが原因でたびたび肺水腫を起こし、まさに体に爆弾を抱えている状態。
酸素ボンベが手放せず、入退院を繰り返していては学校にかよえず、友だちもいない。
娘を心配する両親は、癌患者の集会“サポートグループ”への参加を勧める。
そんな集会には行きたくないが、両親のため。仕方がない。
渋々参加した集会は予想どおり楽しくもなんともなかったが、
ある日、骨肉腫で片足を切断した高校バスケットボールの元スター選手、オーガスタスと出会う。
彼は友人に誘われて参加しただけで、ヘイゼル同様、集会には何の興味もないらしい。
意気投合するヘイゼルとオーガスタス。
ふたりはお互いの愛読書を交換。
ヘイゼルは愛読書の『大いなる痛み』という本をオーガスタスに差し出す。
読み終わったオーガスタスは、物語が唐突に終わる結末が気になって仕方ないと言う。
主人公やその周りの人びとはそれからどうなったのかはヘイゼルも知りたかったこと。
オーガスタスが著者のピーターにメールを送ってみると、驚いたことに返事が。
アムステルダム在住のピーターから会いにくるように言われ、
ヘイゼルとオーガスタスは大喜びするのだが……。
もろネタバレ。
鑑賞前、癌患者は主人公のヘイゼルだけだと思っていたら、
オーガスタスもそうで、彼のほうが先に死んでしまうという展開。
湿っぽさ全開でも不思議はないわけですが、そうじゃない。
オーガスタスを集会に誘ったアイザックは眼の癌で、
アイザックを振った元カノの自宅へ腹いせに行くシーンは笑いました。
ヘイゼルとオーガスタスとアイザック、
3人だけど眼は4つ、脚は5本、肺は2個半だぞ、覚悟しろと。
大好きな本の著者に会いに行ったのに、ピーターは最悪の男。
余命わずかな10代のふたりを前にして、良いことをひとつも言いません。
それでも、ウィレム・デフォー演じるピーターの、
「無限大」にも大小があるのだという言葉がヘイゼルの心をとらえます。
集中治療室で意識がまだらなときに聞いてしまった、
母親の「もう母親なんてやめたい」という叫び。
「私が死んだら、母親をやめられるでしょ」と言うヘイゼルに対し、
「私はあなたが死んでもずっとあなたの母親」と涙ぐむ母親に、ヘイゼルは「それが心配なの!」。
母親をやめたいと言いつつ、自分の死後も母親をやめられないことを
娘はずっと心配していたのです。
ちょっとダラダラ気味ではありましたが、
難病もののわりには「ムリッ!」という感想にはなりませんでした。
これでオーガスタスがタイプだったら言うことなしだったんだけど。
登場人物が好みのタイプかタイプでないかはかなり大事(笑)。