キャサリン・ゼタ=ジョーンズの名前が出たので思いだしたネタを。
外国人俳優(に限らずですが)のカタカナ読みは、
出版社によって異なることも多いですね。
たとえばキャサリン・ゼタ=ジョーンズ(Catherine Zeta-Jones)。
雑誌によっては「ジータ=ジョーンズ」になっています。
同じく『シカゴ』(2002)出演者の「レニー・ゼルウィガー」は「レネー」であることも。
私もずっと「レニー」と書いていたのですが、
これに関してはご本人が「みんなレニーって呼ぶけど、私はレネーよ」と言ったと聞き、
以後、レネーと書くことにしています。
売り出しはじめたばかりの俳優は、
まだ日本のメディアでカナの振り方が統一されていなかったりします。
何曜ロードショーとかでテレビ放送されるとき、
名前が売れてからと駆け出し中の頃とではカナが全然ちがっていることがよくあります。
『6デイズ/7ナイッツ』(1998)のハリソン・フォードの相手役、アン・ヘッシュ(Anne Heche)は、
その3年ほど前には「アン・ヘイチ」とクレジットされていました。
『コン・エアー』(1997)や『アルマゲドン』(1998)、
最近では『スパイキッズ2 失われた夢の島』(2002)に出演しているスティーヴ・ブシェミ(Steve Buscemi)は、
名脇役として売れる前は「スティーヴ・ブスケミ」でした。
余談ですが、この人は『ファーゴ』(1996)に逃亡する犯人役で出ています。
女刑事が目撃者たちに「犯人の特徴は?」と聞くたびに、
誰も彼もが「変な顔の人」と答えるという、とってもかわいそうで、
でも笑わせられてしまう人です。
『コン・エアー』では最後まで生き残るもっとも危ない殺人犯役でした。
『アルマゲドン』でもキレてます。
名前でいちばん笑うのは(すまん!)、マシュー・マコノヒー(Matthew McConaughey)。
雑誌によっては「マコナヘイ」だったり「マコナヘー」だったり。
「ヘーって、アンタ!」といつもコケそうになります。
カタカナ泣かせの名前って多いんでしょうね。
ジョン・レグイザモ(John Leguizamo)みたいな、
私が「レグイザモやったっけ?レグザイモやったっけ?」と
悩んでしまうような名前のほうが、
誰が見てもそのカタカナだったりします。