夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ゼロ・ダーク・サーティ』

2013年02月28日 | 映画(さ行)
『ゼロ・ダーク・サーティ』(原題:Zero Dark Thirty)
監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェシカ・チャステイン,ジェイソン・クラーク,ジョエル・エドガートン,
   ジェニファー・イーリー,マーク・ストロング,ジェームズ・ガンドルフィーニ他

TOHOシネマズ西宮で3本ハシゴ
前述の『世界にひとつのプレイブック』に続いて2本目。

大統領選挙の年、投票日直前の公開ということで、
究極のプロパガンダでしょと言われても致し方なし。
ただ、私が観たかったのは、ビンラディン死亡のニュースが流れたとき、
あまりにサラリと呆気なかったのが印象に残っていたため、
いったい何がどうなっていたんだろうと不思議だったからです。

巨額の予算を注ぎ込みながらも、ビンラディンの行方をまったく掴めずにいるCIA。
手詰まりとなったビンラディン追跡チームに抜擢されたのが女性分析官マヤ。
まだ20代半ばの華奢すぎるマヤをチームのメンバーは半信半疑で見つめるが、
本部の話によれば彼女は冷酷な凄腕らしい。

CIAのパキスタン支局へ飛んだマヤはさっそく捜査に合流するが、
関係者を捕まえて取り調べを続けるも、事態は変わらない。
その間にもアルカイダによるテロは各地で勃発し、犠牲者が後を絶たない。
CIAの拷問による取り調べにも風当たりが強くなり、
マヤは異なる方法でビンラディンの居場所を掴もうと決める。

何年をも捜査に費やし、ようやくビンラディンの腹心の部下を見つけ出すが、
なんとかその人物と繋がりをつけようとしたマヤの同僚が、テロに遭って死んでしまう。
しばし呆然としたマヤだったが、ビンラディン追跡に執念を燃やし、
やがてビンラディンを匿っているとおぼしき一家を突き止めるのだが……。

アメリカに都合の悪いことは描かれていないでしょうから(拷問シーンもわりとヤワい)、
話半分とは言いませんけれども、これが真実だとも思えず。
ただ、ビンラディン殺害まではこんなふうだったのかと、
脚色を施した史実の一部を見せてもらった程度で。
だから、特に感慨とかいうのはありません。

華奢な女性がこんなチームに合流して、ナメられるのかと思いきや、
CIAの面々には嫉妬も何もないらしく、みんないたってイイ感じ。
悪役の出てくる作品はイライラすることも多いので、そこは○。
ネイビーシールズのメンバーもいい人ばっかりです。
ビンラディンの隠れ家に突入するシーンには緊迫感が溢れ、
アクション大作としてもいい出来かと。

千の顔を持つ俳優と称されるイ・ビョンホンもいいけれど、
『ヘルプ 心がつなぐストーリー』(2011)のアーパーギャル、ジェシカ・チャス
テインも凄いです。
個人的には久々に見たジェームズ・ガンドルフィーニが嬉しかったなぁ。
彼の台詞の田舎もんっぽい翻訳には違和感があってウケました。

同じくCIAが活躍する作品としては、『アルゴ』(2012)のほうが断然好き。
『アルゴ』では達成感がありましたが、
本作は、どこへ行けばいいかわからないマヤの涙とともに虚無感が漂うような。
だけど、『グリーン・ゾーン』(2010)と併せて観ておくべき作品かなという気はします。

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『世界にひとつのプレイブック』

2013年02月26日 | 映画(さ行)
『世界にひとつのプレイブック』(原題:Silver Linings Playbook)
監督:デヴィッド・O・ラッセル
出演:ブラッドリー・クーパー,ジェニファー・ローレンス,ロバート・デ・ニーロ,
   ジャッキー・ウィーヴァー,クリス・タッカー,アヌパム・カー他

TOHOシネマズ西宮にて、3本ハシゴの1本目、封切りの日に。

原題は“Silver Linings Playbook”で、
英語のことわざ、“Every cloud has a silver lining.”が基なのだそうな。
これは直訳すると、「どの雲にも銀の裏地が付いている」。
「どんな暗雲もその反対側は太陽が照り、銀色に輝いているものだ」、
つまりは、「どんなに困難な状況であろうと明るい面もあるさ」。
日本語のことわざでは「苦あれば楽あり、楽あれば苦あり」といったところ。
“Playbook”は本作の重要なスポーツ、アメフトの作戦ノートのことらしく。
銀の裏地が付いたノート、どんなに辛くても必ず希望の光はある。

ある日、高校教師のパットが帰宅すると、
同じく教師を務める妻のニッキーが、ハゲちゃびんの歴史教師と浮気の真っ最中。
しかもBGMにはパットとニッキーの結婚式で使用した曲、
スティーヴィー・ワンダーの“My Cherie Amour”を流しながら。
半狂乱のパットは歴史教師を激しく殴打。
怒りをコントロールできない疾患と診断され、精神病院へと送り込まれる。

教師の職はもちろん解雇され、ニッキーへの接近禁止令も受けている。
そんなパットを母親のドロレスは8カ月ぶりに退院させて実家へと連れ戻す。
父親のパット・シニアはチーズステーキ店を開業するべく、
その資金稼ぎにアメフトのノミ屋をはじめたばかり。
熱狂的なフィラデルフィア・イーグルスのファンで、
試合開催日には昔からの験(げん)担ぎに息子のパットと観戦したがる。

アメフトよりも、どうやってニッキーとよりを戻すかが気になるパットは、
頭と体を鍛えればニッキーが考え直してくれるにちがいないと、本を読んでは連日走る。
疲れて眠ろうにもなかなか寝つけず、夜中に両親を起こしては愚痴ったり暴れたり。

ランニング中に久々に会ったのが友人のダニー。
妻のヴェロニカが食事をふるまってくれることになり、
後日訪問すると、ヴェロニカの妹ティファニーの姿も。

ティファニーは交通事故で夫を亡くしたショックから心のバランスを崩している。
職場での言動が問題になり、パット同様、解雇されたらしい。
ティファニーがニッキーともたまに会う間柄であると知り、
パットはニッキーに手紙を渡してくれないかと頼む。
ティファニーはその交換条件としてダンスコンテストへの参加を提示するのだが……。

精神疾患と診断されるのはパットとティファニーだけなわけですが、
他人から見れば少しずつおかしな面をみんなが持っています。私たちも含めて。
ロバート・デ・ニーロ演じるパット・シニアの験担ぎは相当なもので、
ハンカチを握りしめ、リモコンをいくつも持ち、息子を必ず同席させようとします。
『アニマル・キングダム』(2010)で異常な祖母を演じたジャッキー・ウィーヴァーは、
夫や息子を大きな愛情で包みますが、特徴ある声のせいもあり、ちょっとズレたおかしさ。
けれども、人間って誰しもこういうところがあると思えて、愛おしい。
一見平穏そうな人物も、膨大なストレスを抱えてメタリカやメガデスで発散なんて台詞にもクスッ。

どちらかといえばイモ姉ちゃんの雰囲気のジェニファー・ローレンスは、
現在引く手あまただけあってめちゃくちゃイイ。
どんな役でも知性を感じさせ、本作でも賢い一面を見せるシーンは舌を巻く演技。
色男ブラッドリー・クーパーの上半身すら脱ぐこと無しもまた○。
かつては主演を張りまくっていたジュリア・スタイルズは、脇役のヴェロニカに回って笑わせてくれます。

「少しイカれたきみが、なぜか希望の光」。
このキャッチコピーもいいでしょ。

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『王になった男』

2013年02月24日 | 映画(あ行)
『王になった男』(英題:Masquerade)
監督:チュ・チャンミン
出演:イ・ビョンホン,リュ・スンリョン,ハン・ヒョジュ,キム・イングォン,
   シム・ウンギョン,チャン・グァン,キム・ミョンゴン他

はやりものからは目を遠ざけたくなるアマノジャク的性格のため、
韓流ドラマは一度も見たことがありません。
確かに韓流スターはカッコよくて、タイプだなぁと思う役者もいるけれど、
韓国映画を観るときは、イケメンからはほど遠くて(失礼)男くさい、
ソン・ガンホなどの出演作を選ぶことのほうが多いです。

けれども『悪魔を見た』(2010)でイ・ビョンホンに目が釘付け、
本作も彼を見るためにムビチケを買い、近所のシネコンにて。

17世紀初頭の李氏朝鮮の15代王、光海君。
かつては民のことを何よりも大切にする聖君と崇められていたが、
政敵による暗殺の危険につきまとわれた結果、
ごく一部の忠臣を除いては誰も信用できなくなってしまう。
食事はすべて毒味をさせてから。少しでも異変を感じれば怒鳴る。
それにしたがって政治も理想からはどんどん離れてゆき、
暴君と化した光海君のふるまいに、仕える者は怯える日々。

あまりの疑念におちおち眠っていることもできなくなった光海君は、
側近のホ・ギュンに影武者を用意するようにと命ずる。
光海君に瓜二つの人物など簡単に見つかるはずもなく、
途方に暮れるホ・ギュンの目に留まったのは、
遊郭で光海君のものまねをして酒席を沸かせていた男、ハソン。

引っ立てられたハソンは、王を茶化したことで罰せられるのかとヒヤヒヤ。
そんなハソンにホ・ギュンは影武者として雇うと言い渡す。
当面は週に数日、お呼びがかかったときにとのことだったが、
やがて何者かに毒を盛られた光海君が意識不明となったため、
病状が快復するまでは王のふりをして宮廷に留まるはめに。

この事実を知っているのはホ・ギュンとハソンの世話係を務めるチョ内官のみ。
最初はホ・ギュンに言われるままに政務をこなしていたハソンだったが……。

1608年から1623年まで君臨した実在の王、光海君。
史実とフィクションを織り交ぜた作品は、
『もうひとりのシェイクスピア』といい、その着想が痛快。

予告編からシリアスな内容を想像していたら、意外にも笑えるシーン多数。
影武者の話といえば『デビルズ・ダブル ある影武者の物語』(2011)ですが、
人間的に非常によくできたウダイ・フセインの影武者と比べると、
本作の光海君の影武者はお調子者で天然ボケ、それがめちゃめちゃお茶目。
おいしい食事や夜食に大喜び、トイレといえばお尻まで拭いてくれる扱いにビビり、
王妃には一目惚れ、悲しい話を聞けば小さな子どものように手で涙をぬぐいます。
王と影武者、一人二役を演じるイ・ビョンホンに惚れ直しました。

ホ・ギュンとチョ内官、このどちらかが腹黒い奴だったら嫌だなぁと思っていました。
なにしろホ・ギュン役は『カエル少年失踪殺人事件』(2011)のファン教授、
チョ内官役は『トガニ 幼き瞳の告発』(2011)の双子のエロ校長/行政室長ですからね。
だけど、そんな心配はどこへやら、最後まで安心してどうぞ。
特にハソンとチョ内官とのやりとりはかなり可笑しくて和みます。
ついでに、王妃役は『ただ君だけ』(2011)の目の不自由なヒロイン、ジョンファ、
毒味係の愛らしいサウォルは、『サニー 永遠の仲間たち』(2011)の高校生時代のナミでした。

予想外に笑って泣いて。
韓流なんて観るのはおばちゃんばっかりやろ~という食わず嫌いの人にもお薦めします。
「そなたには偽物でも、我にとっては本物の王」。

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『ムーンライズ・キングダム』

2013年02月22日 | 映画(ま行)
『ムーンライズ・キングダム』(原題:Moonrise Kingdom)
監督:ウェス・アンダーソン
出演:ブルース・ウィリス,エドワード・ノートン,ビル・マーレイ,フランシス・マクドーマンド,
   ティルダ・スウィントン,ボブ・バラバン,ジャレッド・ギルマン,カーラ・ヘイワード他

「衝動的に車を買った話」を挟みましたが、
TOHOシネマズデーになんばでハシゴ、3本目。
1本目2本目は本館で上映でしたが、3本目は別館に移動して。
この日のいちばんのお目当ては本作でした。
髪の毛のないブルース・ウィリスと髪の毛のあるブルース・ウィリスを連チャンで。

舞台は1965年、米国ニューイングランド沖に浮かぶ小さな島。

ある日、ボーイスカウトに所属する12歳の少年サムが、
ウォード隊長宛てに退団を告げる手紙を残して、キャンプ地から姿を消す。
隊長から報せを受けたシャープ警部が島外のサムの自宅へ連絡したところ、
父親とおぼしき男性が言うには、実はサムは孤児で自分たちは里親。
面倒を見きれないので、サムはもう戻ってこないほうがいいと。

さて、ぐるりと弧を描く島の、キャンプ地からはほぼ反対側に位置するビショップ家。
3人の幼い弟を持つ少女スージーは、偏屈な父親と口うるさい母親に辟易している。
本を読んだり双眼鏡で人々を眺めたりしながら退屈な日々をやり過ごす。
そんな彼女が1年前に出会ったのがサム。
以来、ふたりはずっと文通をつづけ、駆け落ち計画を練ってきた。
サムが姿を消したのち、スージーも子猫を連れてこっそり家を出る。

約束の草原で待ち合わせたふたりは、地図を片手にとある入り江に向かうが、
駆け落ちを知った大人たちは大慌て。
折しも島には大型ハリケーンが接近中で……。

周囲でも意外に注目度が高くてビックリしましたが、
もしも予告編からほのぼのとした作品を思い描いている人がいらっしゃいましたら、
それはちょっとちがうかもしれないとお伝えしたい。
犬の首が矢で射貫かれたり、キレたスージーがハサミを突き立てたりと、
「こんなはずじゃなかったのに」となる可能性が否めません。

独特の間を持つ、とにかく変な監督です。
カルト的人気を誇る『天才マックスの世界』(1998)は、
日本では未公開だったゆえにDVDを購入しましたが、
手元に置いておきたいほどには楽しめず、1回観たきりでサヨナラ。
けれども『ザ・ロイヤル・テネンバウムス』(2001)には惚れました。
そのジャージの色がツボでなければ、本作もつまらないかもしれません。
『ライフ・アクアティック』(2005)は同じように変で、
『ファンタスティック Mr. FOX』(2009)はもうちょい万人受けしそうな感じ。

ビル・マーレイのパンツの派手な柄とか、
短パンで真顔で走るエドワード・ノートンとか、
その彼をなじるハーヴェイ・カイテルだとか、
逆さ吊りになったブルース・ウィリスの影絵図とか、
大笑いはしないけど、妙にツボにハマるシーンがいっぱい。
そういえば、エドワード・ノートンとハーヴェイ・カイテルって、
『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』(2012)でウワサされた顔ぶれですね。

嫌われ者だったサムなのに、駆け落ちを実行したことで株を上げ、
ボーイスカウトのメンバーが急に一致団結したり、
スージーを反抗的にさせた原因が冷蔵庫に貼られた「問題児への対処の仕方」だったりと、
子どもってそうなのかもしれないと思うことも多数。

エンドロールが終わりかけのころから、いろんな楽器の音で楽しませてくれます。
最後までお席を立たずにどうぞ。

「私たち、恋してるの。一緒に居たいだけなのに」。
「また明日ね」。
変な監督だと思いつつ、そんな言葉にウルっと来た私なのでした。

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衝動的に車を買った話

2013年02月21日 | ほぼ非映画(その他)
車は乗りつぶす派です。
だから、車の購入時に何年後に乗り替えるなんてことはいっさい考えません。

免許取得後に親戚の知人からタダでもらったホンダのスーパーシビックは、
ほぼ同時期に免許を取った弟とともにボコボコになるまで乗り倒し、
その後はじめて自分で買った車はキョンキョンのCMが懐かしいオートザムのレビュー。
これはボコボコにすることなく大事に乗っていましたが、
10万キロを超えたころにゼェゼェ言いだし、涙のお別れ。

その次に買ったのがスバルのフォレスター、赤。
これも大事に乗りましたが、15万キロ付近で息も絶え絶えに。
10年乗ってまたもや泣いてお別れ。←ほんまに泣くんです、私。(;_;)
再びフォレスター、今度は黒に乗り替えたのが約3年前の春のこと。

これも10年は乗るつもりだったのですが、気に入らないこといろいろ。
自然豊かな職場にかよっているため、秋にはドングリが落ちてきます。
ドングリが車体のあちこちに溜まってコロコロ鳴っていると思ったら、
実はフロントガラスが鳴っていたなんてこともあり、
コイツには10年は乗れないなぁと思ったのがお正月のこと。

しかし、乗りつぶす前にどこかへ売ったことがないものですから、
いま売ればいくらになるのかが想像もつきません。
正月三が日に「中古車買取一括見積もり」というやつにシャレでメールしたところ、
あちこちの業者から速攻で電話がかかりまくり。

3年前のモデルとはいえ、4万5千キロ走っていますから、
たいした金額にはならんのじゃないかと思っていましたが、
意外に人気車種らしく、交渉に臨んだダンナと業者との会話がおもしろい。
最初の業者が来ている間にディーラーに電話してみたら、
ドングリの件もあって申し訳なく思ってくれたのか、結構な下取り金額の提示が。
ほならそれを基準にと、業者とも話を進めました。

業者によって数十万の開きが出るという話はホントですね。
なんだかんだで5社と話をして決めました。
途中、ディーラーに新車購入の商談にも行き、
ハイブリッドにまったく興味のないわが家は、
280馬力の新型フォレスター、赤いやつを買うことに即決。
新型フォレスターは大人気のようで、納車が1カ月半先とのこと、
それまでは買取業者からレンタカーを出してもらいました。

レンタカーは何でもかまわないと話していたため、
貸し出されたのは当然のごとく軽自動車、ダイハツ・ムーヴのターボなし。
すでに15万キロ近く走っていて、こんなに走れるんやとビックリ。
ものすごく小回りが利いて、びわ湖バレイのレンタルスキーを思い出させます。
30年前のびわ湖バレイのレンタルスキーって、
最初から板に靴が装着されていて、靴のサイズに合わせて貸してくれたんですよね。
それゆえ、身長のわりに足の小さい私には短すぎるスキーで、くるっくる回る回る。

このムーヴ、何の不満もありませんでしたが、一旦止まると出だしが悲惨。
ダンナなんて、「最初の5メートルやったら、走って勝てるで、俺」と言うてましたから。
さすがにそれはないやろ……とも言えないぐらい馬力なし。

そんなムーヴともお別れして、やっと新車が到着。
ちなみに3台続けてのフォレスター、毎回同じナンバーを取っています。
初代の平仮名部分は「せ」、二代目は「は」、
つまりは10年の間に11人しか希望者がいない不人気ナンバーだったわけですが、
3年経たずにやってきた三代目は「や」、ということは間に8人。
いきなりこんなに増えたのはなんで?
とある落語に関係するナンバーなので、落語人気ということかと思ったりして。
ついでに、平仮名の「し」と「へ」はないってご存じでした?
「し」は縁起が悪いからというのはともかく、「へ」は屁を想像させるからって……。(^^;

スバルの従業員のみなさんには『ピンク・スバル』(2009)をご覧になることを強くおすすめします。

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