『銀河ヒッチハイク・ガイド』(原題:The Hitchhiker's Guide to the Galaxy)
監督:アラン・J・W・ベル
出演:サイモン・ジョーンズ,デヴィッド・ディクソン他
1978年、イギリスのBBC放送局で
ラジオドラマ用に書かれた脚本を小説化したら大ヒット。
それがダグラス・アダムスの同名小説です。
これは1981年に同じくBBCが製作したテレビ版。
このたびリメイクされて、関西では現在公開中。
リメイクのおかげで、文庫本も復刊、
レンタルビデオ店にはTV版が並んでいます。
普通の地球人、アーサー・デント。
朝、ガウンを羽織ったままぼんやりしていると、いきなり家が大きく揺れる。
なんと、道路建設予定地に当たっているアーサーの家を
いまからブルドーザーが取り壊すという。
憤るアーサーが業者と交渉のさなか、
親友フォードが無理矢理アーサーを連れ出しにやってくる。
その数分後、上空に現れた宇宙船からこんなアナウンスが。
「宇宙のバイパス建設工事のため、
その建設予定地である地球はまもなく消滅する」。
地球消滅の寸前に、フォードは宇宙船をヒッチハイク。
無事、ふたりは生き残る。
ワケがわからずにいるアーサーに、
フォードは実は自分は宇宙人だと告白する。
銀河ガイドブック用の地球の項を執筆するために
調査にやってきたベテルギウス人だと。
さて、乗り込んだ宇宙船には反友好的な宇宙人ボスが。
おどろおどろしい自作の詩を強制的に聴かされたあと、
またもやふたりは宇宙空間に放り出されるはめに。
そして今度も間一髪のところで別の宇宙船に拾われる。
それは最新のシステムを搭載した船で、
銀河帝国大統領のビーブルブロックスが
セクシーな助手トリリアンとともに財宝の眠る惑星マグラシアに向かうため、
政府から盗み出したものだった。
一行はマグラシアにたどり着くのだが……。
宇宙を漂うクジラや植木鉢、いつも愚痴っぽい口をきくロボットのマーヴィン、
キャラクターがみんな憎めません。
宇宙の果てのレストランも娯楽性ばっちり。
原作者はモンティ・パイソンのスタッフだったそうで、
モンティ・パイソンを好きな人なら必ず気に入ります。
そういえば、学生の頃、下山の途中に疲れて、
山奥に水を汲みに来ていた軽トラをヒッチハイクしたなぁ。
荷台に乗せてもらいました。
いまは物騒でそんなことできないかも。
いや、それ以前の問題で、若くないと乗せてもらえない!?