『グッバイ、ドン・グリーズ!』
監督:いしづかあつこ
声の出演:花江夏樹,梶裕貴,村瀬歩,花澤香菜,田村淳,指原莉乃他
109シネマズ箕面にて。
原作は2週間前に読みました。そのときのレビューはこちら。
もともとノベライズにはほとんど期待していません。
それでも手に取るのはまずは「薄い」という理由からです。
そして映画を観る予定があるか既に観たか、でないと読むことはありません。
いしづかあつこ監督とマッドハウスによるオリジナル劇場アニメーション。
いしづか監督の代表作は『宇宙よりも遠い場所』という大ヒットTVアニメだそうですが、
観ていないのです、すみません。だから知らない監督だと思っていましたが、
『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』(2017)は観てたわ、私。
関東の田舎町に暮らす中学生男子ロウマ。
家業を同級生たちから笑われて周囲に馴染めずにいたが、唯一、トトと意気投合。
ふたりだけのチーム“ドン・グリーズ”を結成し、秘密基地で遊ぶ。
東京の高校に進学したトトと夏休みに再会することに。
その少し前、ロウマはアイスランド出身の風変わりな中学生ドロップと出会い、
トトに事前に話すことなくドロップを秘密基地へと招いていた。
最初はふて腐れてる素振りを見せたトトだったが、ドロップはまったく気にしない。
やがて3人とも親しくなり、夏を一緒に過ごすようになるのだが……。
客は私以外に4人。うち1人は大人男性。
あとは若いお母さんとその子どもとおぼしき3人連れ。
この物語を理解するには小さすぎる男の子でしたが、めちゃめちゃお行儀がいい。
少々疲れ気味でところどころ寝てしまった私の隣席で
ちゃんと目を見開いて観ていたようです。感想が聴きたい。
ノベライズを読んでいるから寝ていてもわかるという安心感(笑)。
想像していたほど面白かったとは思えませんが、映像はとても綺麗でした。
特に、ロウマとトトが旅先で目にする風景は、滝の水しぶきすら飛んできそう。
キラキラとした輝きに息を飲むほど。
こんなところに公衆電話。あるはずもないけどあったら素敵です。
そしてこんな偶然もあるわけないけれど、あったら素晴らしい。
昔、『ズッコケ三人組』なんてシリーズがありました。
男子三人組って、なんか楽しげでいいですよね。