ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

映画「奇跡」

2011-04-25 20:31:44 | 日常
               
               是枝裕和監督作品「奇跡」

このところ何となく忙しく過ごしていましたが、今日はポッカリ時間が空いたので、映画「奇跡」の試写を見てきました。

『九州新幹線が全線開通の朝、博多から南下する「つばめ」と、鹿児島から北上する「さくら」、二つの新幹線の一番列車がすれ違う瞬間に、奇跡が起きて、願いが叶う-。そんな噂を耳にした小学校6年生の航一は、弟・龍之介と共に奇跡を起こし、家族4人の絆を取り戻したいと願う。・・・』(HP・「ストーリー」より)

前田航基・旺志郎(お笑いコンビ「まえだまえだ」)兄弟が主役の兄弟を演じていますが、二人の個性が上手に生かされて良い味を出しています。またオダギリジョー、大塚寧々、橋爪功、樹木希林、阿部寛、長澤まさみ、など、魅力的な俳優達が、出すぎず脇を押さえていて、この映画を落ち着いた味わい深いものにしています。

多感な子供たちが、大人の気持ちに気を使いつつ、仲間が一緒になって自分たちの希望に向って行動する様は、健気で(Stand by Meを思い出しました)感動的です。新幹線同士がすれ違う時に子供たちが大声で夫々の「願い」を叫ぶクライマックスには、心が揺さぶられて涙が出ました。

全体のトーンに感動を強要するようなドラマチックさはないけれど、普通に暮らす人たちに向けられた、是枝監督の温かい眼差しが感じられる作品でした。

この映画は6月11日から「バルト9」他で全国ロードショーが予定されています。
http://kiseki.gaga.ne.jp/(三女)
コメント
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