
かんじゅく座公演「マイラスト セレモニー」パンフレット
シニア劇団「かんじゅく座」の公演「マイラスト セレモニー」を見てきました。「かんじゅく座」というのは、鯨エマさんという若い演劇人が主宰し、メンバーは60歳以上限定というアマチュア劇団です。
先日鯨エマさんのお話を聞く機会があって、ほぼ私と同世代の人たちで構成されるこの劇団に大いなる興味が湧いて、今日の公演を見に行くことにしました。
「マイラストセレモニー」は、
『日活ロマンポルノの助監督だった友之は、いまも細々と映像の仕事を続けている。ある日、仲の悪かった父親が死んで、実家に帰ることに。ところが悲しみに浸るどころか、莫大な葬式費用にびっくり仰天!ならば、俺はお金をかけずに死のうと、自分の葬式のシナリオを書き始めたのだが・・・』
といったお話。
死んだ父親やロマンポルノの助監督である息子とその親族、かつてロマンポルノに出ていた女優達、葬儀屋、など十数人の男女が繰り広げるドラマは、適度な笑いもバラエティの要素もあって、中々楽しめました。
そして何より、劇団員の皆さんの魅力的なこと!舞台に立って、人に見られることを意識して演じることの楽しさが、皆さんの身体からオーラとなって輝いていました。
エマさんのブログを読むと、公演開幕までの皆さんの必死の頑張りが伝わってきますが、そのご苦労が充分に報われた、とても素敵な舞台でした。(三女)
