昨日(7月11日)午後、6月6日に亡くなったなだいなださんの「偲ぶ会」が、自由学園明日館行われました。私はとあるご縁で開催のお手伝いをさせていただき、昨日も朝から記念品(最後のご著書やメッセージカード)の袋詰め等に参加。
1時に開場すると、医療や出版関係者、なだいなださんのファンなどが次々に訪れ、猛暑の中、200名の参列者が会場を埋めました。
1時半に開会。天野祐吉さん、小中陽太郎さん、北杜夫さんの奥様、加賀乙彦さん、他、13名の関係者がスピーチ。交流の幅広さが偲ばれました。
その後なだいなださんが6月1日になさった最後の講演の一部を上映。生き生きとお元気そうで、お話もゆったり楽しく、それでいて明快で、それから5日後に亡くなったことが信じられない気がしました。
最後はご家族のスピーチ。フランスに戻られた長女さんの代読によるスピーチも、会場で話された三女さんのスピーチも、父なだいなださんへの深い愛情が溢れていて、今読み返している「パパのおくりもの」とも重なって、聞きながら涙が出ました。
沢山の人から愛されて、最後まで自分らしく行きぬいたなだいなださん。会場も終始温かい雰囲気に包まれ、なださんの幸せな人生の締めくくりに相応しい、とても素敵な「偲ぶ会」でした。(三女)