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ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

十月大歌舞伎「義経千本桜」

2013-10-16 10:27:59 | 日常
           

昨日は、来日中のジャックさんを歌舞伎にご招待しました。10月の演目は「通し狂言 義経千本桜」で、昼の部は「鳥居前」「渡海屋」「大捕物」「道行初音旅」、夜の部は「木の実」「小金吾討死」「すし屋」「用連法眼館」という構成。昼の部の方が華やかで外国のお客様の目にも楽しいと思いましたが、ジャックさんや私のスケジュールから、夜の部を見ることになりました。

台風が近付き大雨が心配でしたが、新しい歌舞伎座は地下鉄からタワービルに繋がっていて、外に出ずに入館できるようになっています。その点は良いのですが、何だかゴチャゴチャしていて、人の流れがスムーズでなくて、ちょっと残念。座席は一列目の左端3席。チケット発売当日にインターネットで申し込んだのですが、各種会員向けの事前申し込みで、良い席は既にほぼ満席でした。これも残念。

肝心の歌舞伎舞台。お話は源平合戦後の義経の流転や、生き延びた平家の武将たちを取り巻く庶民の姿が、エピソード的に展開するものです。夜の部は、庶民の暮らしが中心で、私自身退屈するかな?と思っていたのですが、話の流れにホロリとさせられたり、時々クスッと笑わせられたり、立ち回りや見得の格好良さに見とれたりと、十分に楽しめました。

一方、ジャックさんは英語の解説をイヤホーンで聞きながらの鑑賞でしたが、「英語で聞いても良く理解できなかった」とのこと。日本人なら誰もが知っている源平合戦の顛末がなく、いきなりその後の小さな出来事と細かな心の動きが綿々と語られるのですから、戸惑うのも無理はありませんね。(私達も上手に説明できませんでした。)でも、舞台装置も衣装もお囃子も日本の伝統美に溢れていて、日本贔屓のジャックさんも、それなりに満足してくれたのではないでしょうか。

           

2度目の30分の幕間に、館内の「吉兆」で「松花堂弁当」(写真は「吉兆歌舞伎座店」サイトより)とビール・日本酒の夕食。せっかくの美しく美味しいお料理、もっとゆっくり味わいたかったです。

終演後は、大雨で街中にでることがためらわれ、地下鉄で日比谷まで行って地下鉄に繋がる電気ビルの飲み屋街の居酒屋で飲み直し。家族の話、今後の人生設計、研究者を取り巻く日仏の社会環境と話は尽きず、ラストオーダーまで語り明かしました。

ジャックさん、お疲れさまでした。楽しい時間をありがとう。家族や仕事を大切にしていつも奮闘しているジャックさん、これからも身体に気をつけて頑張ってくださいね。次にお会いするのは来年かな。再開を楽しみにしています。Bon courage!(三女)
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