4月11日。今朝も快晴。目を覚ますと斜め対岸の空が赤く染まり始め、日の出が近い時間でした(ラッキー)。数分待つと真っ赤な太陽が顔を見せ始めました。綺麗に写すために窓を開けると、今朝もかなり涼しい感じですが、寒くは無いのでテラスに出て撮影しました。
朝食はバイキングです。パンの種類が多く美味しかったです。旅の朝食は前夜の夕食が多いので量を調節できるバイキングだと助かりますね。
今日の最初の観光地は「園城寺 三井寺(天智・天武・持統天皇の産湯に用いられた霊泉があり御井の寺と呼ばれていたものを、後に智証大師が当時の厳儀・三部潅頂の法水に用いられたことに由来するそうです)」です。
ホテル周辺の桜は少しピークを過ぎているようでしたが、三井寺境内はまだまだ綺麗に咲いていました。山の斜面に造られた境内には金堂はじめ日本三名鐘に数えられる荘厳な音色の鐘(突くのに300円かかります)、三重塔、観音堂など多くの建物が点在していて、階段や坂道をかなり上り下りしなければなりませんでしたが、どこを歩いても桜が綺麗に咲いていて疲れを半減させてくれました。
次はバス移動1時間位で「石山寺(紫式部が源氏物語を書いたところとして有名)」へ。やはり北に進むと桜も満開を保っていて綺麗です。ここは高校の修学旅行で琵琶湖を船で渡り、多宝塔までひたすら上りすぐ戻ったという印象しが無かったのですが、今回来てその境内が広く高低差があるのに驚きました。
ここも桜、特に枝下桜 ミツバつつじが満開でした。多宝塔の下は硅灰石(天然記念物で寺名の由来となった石?岩?)が荒々しく積み重なっています。階段を上り本堂へ。また階段を上り多宝塔へ。多宝塔のある高さの瀬田川を眼下に見下ろせる場所には小さな「月見亭」が建てられ、満月の夜は何か宴があるようです。
ここから少し上った所で紫式部展をやっていましたが、私はあまり興味が無いので寄らず、境内の一番高い位置から階段を使わず歩ける周遊路を歩く事にしました。
しばらく歩くと目の前に素晴らしい紫の世界が広がりました。それはミツバつつじの花園で桜のピンクとはまた違う素敵な風景です。そこから駐車場までの斜面は桜のピンク、つつじの紫そして若葉の緑を楽しみながら歩きました。そうそう紫式部の部屋は本堂へ上がった階段の正面にある2畳位の小さい部屋でした。
昼食はそこからすぐの京懐石「新月」で懐石料理うーん美味しかったけどお酒抜きでの懐石料理は間がもたないですね。
今日のバスの座席は1番前。乗る前にガイドさんに「1番前だけど寝ますからよろしく」と言ったら「皆さんお腹がいっぱいで眠たいでしょうから、お休みタイムにしましょう。」さすがベテランガイドさんは解っていらっしゃる!ということで次の賀茂神社まではほとんど寝ていました(笑)。
神社は全国随一「馬、競馬、乗馬」守護で千三百年の馬の霊が宿る聖地として崇敬されているそうです。私は午年なので丁寧にお詣りしました。境内は広いようですが何となくSV家近くの八幡様のような雰囲気の小さな神社で、さして見るところもないし、出発しても新幹線の時間には間が有りすぎるので急きょ近江八幡に寄る事になりました。
さすがに天気も良くお花も見頃。道も駐車場も混雑していました。寄ったのは良いのですが時間は30分位。下車した場所からすぐの時代劇の撮影で良く使われる「八丁堀」を見に行きました。道から階段を下りた川の両側が遊歩道になっていて、何か見たことがあるような風景です。
ここも川岸に植えられた桜が満開で素敵でした。和菓子屋さんを覗いたり、高島屋に出店しているバームクーヘンで有名なお店によったり短時間でしたが思いがけない楽しいひとときでした。上手に時間を使い30分の余裕で米原駅につきました。
今回も天気に恵まれ、綺麗な桜に会え、同行28名の方々も感じ良く、何よりもベテラン添乗員さんガイドさんの案内で大満足の旅でした。(次女)