ストローバレイ家の介護奮闘記

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ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団演奏会@東京オペラシティコンサートホール

2015-11-02 11:07:45 | 日常
           

昨日、東京オペラシティコンサートホールで行われた「チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団」のコンサートを聴きに行ってきました。

プログラムは、
スメタナの 『連作交響詩「わが祖国」より“モルダウ”』
チャイコフスキーの 『ピアノ協奏曲第一番 変ロ短調 作品23』
ドヴォルザークの 『交響曲第九番 ホ短調 作品95「新世界より」』
の構成です。

どれも有名で私にも馴染みのある作品ですが、今回は6月に行ったチェコへの思い入れで、スメタナとドヴォルザークとの再会に大いなる期待がありました。

           

会場は1632席の大ホール。天井が高く鋭角のドームのような形になっていて抜群の音響です。そこで80人以上のメンバーで構成されるオーケストラが奏でる演奏は、迫力は満点だけれど驚くほど柔らかく穏やかな音色となり、満席の会場を幸せな熱気で包む力がありました。

私はといえば、“モルダウ”の曲が流れてきた途端にプラハの町をウロウロしていた日々を思い出して、曲に心地よく身を任せつつ、カレル橋の喧騒、スメタナ博物館を見つけるのに苦労したこと、ホテル近くの公園墓地でスメタナのお墓を見つけたことなどに思いを回らせて、胸がいっぱいになりました。

若いピアニストイーヴォ・カハーネクさんのピアノ協奏曲の演奏も、情熱的、個性的でとても聴き応えがありました。が、何と言っても、その細身で知的な佇まいが素敵でした。

           

ここで一旦休憩。観客は皆さんキチンとドレスアップしていて、非日常を楽しむ姿が良い感じです。私も今後のコンサートのために?、もう少し個性的でおしゃれなワンピースなど買おうかな、と心が動きました。

第二幕のドヴォルザーク「新世界」。ドヴォルザーク博物館のこじんまりした部屋でCDを聞かせて貰ったことを思い出しましたが、やはり生演奏の迫力は違う!本当に聴きにきて良かったとしみじみ思いました。

万来の拍手に応えてアンコールは「ラデツキー行進曲」。指揮者のレオシュ・スワロフスキーさんの軽やかでどことなくユーモラスな指揮で、会場も大いに盛り上がりました。(残念ながら会場に手拍子での参加は求めませんでしたが。)

           

あ~楽しかった!上質のクラシック演奏を存分に満喫して、温かく豊かな気分になりながら、未来都市のような造りのオペラシティを後にしました。(三女)
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