昨日四女と新宿ピカデリーにオペラ「アイーダ」のMETライブビューイングを見に行ってきました。(映像はHPから)
これは、私たちがニューヨークで見た10月6日上演時に撮影されたものですが、舞台全編は勿論、休憩時間を使って、演出家の解説、舞台裏の様子、出演者のインタビューなどが、挿入されていて、このオペラへの理解が深まり、魅力が十分伝わるような構成になっています。
現代技術を駆使した壮大な舞台装置、古代エジプトの雰囲気を守ったオーソドックスな演出、大勢の出演者が織りなす音楽的、視覚的ダイナミズム。こうして見てみると、舞台の豪華さ、美しさに改めて感動します。
ヒーロー、ヒロインのアップが見られるのは、生で舞台を見るのとは又違った味わいです。
アイーダ役のアンナ・ネトレプコ、ラダメス役のアレクサンドルス・アントネンコ、アムネリス役のアニータ・ラチヴェリシュヴィリなども、大写しで見ると、夫々に堂々たる体形で、なるほどこのガタイによってこれだけ豊かな声量が生まれ、優雅さを感じさせる所作と相まって、一人ひとりが芸術作品として完成されているのだと、実感しました。
舞台が始まる前や休憩時の客席の様子や、上演終了後の熱気に包まれた観客のスタンディングオベーションの様子が映し出されるのを見ると、当日の感動がよみがえって、あの中に私たちも居合わせていたのだという幸運を、しみじみ噛みしめました。(私たちの姿もチラッと映っているような気が、、。)
ニューヨークの舞台、神奈川県民ホールの舞台、そして今回のライブビューイングと、一か月の間に3回「アイーダ」を観て、「アイーダ」の魅力を堪能しただけでなく、オペラそのものの魅力にも目覚めたような気がします。来年もオペラを観にニューヨークに行きたいな、さすがに、ちょっと無理かな。
映画を見た後は、映画館近くのイタリアンの店で、白ワインを飲みながらドライ無花果とパストラミのサラダ、パスタ、ピッツァで遅めのランチをしました。オペラに白ワインは良く合う!(三女)