恒例の伝統ある「松本あめ市」を宣伝するための桃太郎旗があちこちで見られるようになりました。
今年は1月9日(土)~10日(日)の二日間開催されます。
『松本あめ市の由来』


この「松本あめ市」の開催に伴い10日(日)の午前10:30~午後3:30の間、歩行者天国になる道路があります。

「松本あめ市」交通規制案内板の拡大です。
上の写真の赤い部分(大名町・本町・中町・伊勢町・新伊勢町・縄手・六九辺り)の道路が歩行者天国になります。
≪気になった新聞記事≫
長野県農業試験場がユニークなデータを出したと1月4日の信濃毎日新聞に載っていました。
ユニークなデータとは、長野県の農地が蓄えている炭素の量が25年程の昔と比較すると16.5%も減っているという事です。
今回の調査で長野県内の農地全体の地中30センチまでの炭素含有量は871万トンと推計。
1979年から83年にかけて試験場などが実施した同様の調査結果を同じ面積に換算すると1043万トンとなり、炭素はこの間に16・5%減ったという結果が出たそうです。
減少した炭素は温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)となって徐々に大気に放出されたとし、「農業で有機物を土中に増やせば、大気中のCO2減少に貢献できる」と長野県農業試験場ではみているとのことです。
鳩山首相は日本の温室効果ガス排出量を2020年までに1990年比で25%削減する目標を国際公約しました。
農林水産省は農作物の安全性に加え温暖化対策の観点から有機農業に注目しているそうです。
同試験場によると一例として光合成でCO2を吸収して炭素を含んだ稲わらなどの肥料や堆肥を農地に投入すると分解されにくい腐食に変わり、炭素は土中に長くとどまり(一部は微生物に分解されCO2として地上に放出される)長期的には地中で増加する炭素の分だけ大気中のCO2を削減できるとの事です。
このデータに基づきコメ栽培で全国的に堆肥の使用量を倍増させるといった対応により、CO2排出量を約380万トン、0・29%減らせると農水省は昨年11月試算したそうです。
松本市内では耕作放棄地が前年比16%増加している事が、松本市農業委員会の調査で分かっています。
耕作放棄地が増える事は今回の検討結果からするとCO2排出量が増加することにもなり、この耕作放棄地の増加を防ぐ事はCO2排出量を抑える一つの手段となりそうですし、CO2排出量を抑えるという切り口から耕作放棄地を減少させる新たな取り組みも生まれてくるかもしれません。
昨年の事業仕訳で科学の調査・研究に関する予算がバサンバサンと切り捨てられましたが、今回の調査は事業仕分けの対象になれば無条件で切り捨てられてしまう研究ではないかと思います。
10年20年30年先をみすえる事は現代では難しい事とは思いますが、科学分野における調査・研究の予算を縮減すると宝物を失ってしまう事になってしまうような気がします。
日本は殆ど資源の無い国です。あるとすれば勤勉な国民そのものだと思います。
資源の無い国がどうやって生き残ってゆくか考える必要がある気がします。
今年は1月9日(土)~10日(日)の二日間開催されます。
『松本あめ市の由来』


この「松本あめ市」の開催に伴い10日(日)の午前10:30~午後3:30の間、歩行者天国になる道路があります。

「松本あめ市」交通規制案内板の拡大です。
上の写真の赤い部分(大名町・本町・中町・伊勢町・新伊勢町・縄手・六九辺り)の道路が歩行者天国になります。
≪気になった新聞記事≫
長野県農業試験場がユニークなデータを出したと1月4日の信濃毎日新聞に載っていました。
ユニークなデータとは、長野県の農地が蓄えている炭素の量が25年程の昔と比較すると16.5%も減っているという事です。
今回の調査で長野県内の農地全体の地中30センチまでの炭素含有量は871万トンと推計。
1979年から83年にかけて試験場などが実施した同様の調査結果を同じ面積に換算すると1043万トンとなり、炭素はこの間に16・5%減ったという結果が出たそうです。
減少した炭素は温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)となって徐々に大気に放出されたとし、「農業で有機物を土中に増やせば、大気中のCO2減少に貢献できる」と長野県農業試験場ではみているとのことです。
鳩山首相は日本の温室効果ガス排出量を2020年までに1990年比で25%削減する目標を国際公約しました。
農林水産省は農作物の安全性に加え温暖化対策の観点から有機農業に注目しているそうです。
同試験場によると一例として光合成でCO2を吸収して炭素を含んだ稲わらなどの肥料や堆肥を農地に投入すると分解されにくい腐食に変わり、炭素は土中に長くとどまり(一部は微生物に分解されCO2として地上に放出される)長期的には地中で増加する炭素の分だけ大気中のCO2を削減できるとの事です。
このデータに基づきコメ栽培で全国的に堆肥の使用量を倍増させるといった対応により、CO2排出量を約380万トン、0・29%減らせると農水省は昨年11月試算したそうです。
松本市内では耕作放棄地が前年比16%増加している事が、松本市農業委員会の調査で分かっています。
耕作放棄地が増える事は今回の検討結果からするとCO2排出量が増加することにもなり、この耕作放棄地の増加を防ぐ事はCO2排出量を抑える一つの手段となりそうですし、CO2排出量を抑えるという切り口から耕作放棄地を減少させる新たな取り組みも生まれてくるかもしれません。
昨年の事業仕訳で科学の調査・研究に関する予算がバサンバサンと切り捨てられましたが、今回の調査は事業仕分けの対象になれば無条件で切り捨てられてしまう研究ではないかと思います。
10年20年30年先をみすえる事は現代では難しい事とは思いますが、科学分野における調査・研究の予算を縮減すると宝物を失ってしまう事になってしまうような気がします。
日本は殆ど資源の無い国です。あるとすれば勤勉な国民そのものだと思います。
資源の無い国がどうやって生き残ってゆくか考える必要がある気がします。