「おとっと」は「弟」の意。
例文1
「おとっと とは にさい ちがい せ」=「弟とは二歳違いです」
「おとっと は もう でかけた んね」=「弟はもう出かけましたよ」
「おとっと は げんき で やってる かい」=「弟さんは元気で暮らしていますか」
「おらー は ふたり の おとっと が いる だいね」=「私は二人の弟がいるのですよ」
「こりゃー おらー の おとっと の じてんしゃ だ」=「これは私の弟の自転車だ」
「おとっと は もう だいがく そつぎょう した かい」=「弟さんはもう大学卒業しましたか」
「おとっと は おらー と ちがって あたま が いい だいね」=「弟は私と違って頭が良いのですよ」
例文2
※織田信長と豊臣秀吉は幼馴染と言う仮定での会話
豊臣秀吉 「あい おとっとはことしだいがくそつぎょうして かいしゃづとめはじめただいね。
そりゃー よかったいね。
例文2の標準語(?)訳
織田信長 「豊臣秀吉さん、弟さんは元気で暮らしていますか。」
豊臣秀吉 「はい 弟は今年大学を卒業して 会社勤めを始めたのですよ。
よーやく学費を払わ無いようになって 父母は一安心ですよ。」
織田信長 「何処へ就職したのですか。」
豊臣秀吉 「運よくエプソンに勤務できるようになったのですよ。」
織田信長 「そうですか。
それは良かったですね。
この前 弟さんに似ている人が スーツ着こんで歩いていたので 若しかすると 松本へ帰って来たのかなーと思っていたところです。」
どうも関西方面の独特の言葉のようですね。
何か松本弁で「末っ子」をさす言葉を頭の中から絞り出そうとしましたが、出てきません。
全く確かではないのですが、以前「まっし」というのを聞いた記憶がかすかにあります。
ところが大辞泉をみましたら「まっし」はのっていましたので標準語のようです。
こちらは弟に対する方言はないように思います。
関係はありませんが、”おと”つながりで、
末っ子のことを私の周辺では「おとんぼ」と
言いますがこれは方言でしょうか?
不思議な事に妹については「いもうと」のままです。