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長野県木島平村にある 馬曲温泉 望郷の湯 に行って来ました。
此処は
お天気がいい日には、北アルプスまで一望できる
・・・という絶景の露天風呂です。
この展望、秋の紅葉・冬の雪景色・・・
見たい。。。
最初、偶然見かけた此処を写した旅行雑誌の写真に強く
魅かれたのですが住所を見てびっくり。
木島平村は、実父の妹であるおば家族が長く暮らした他
今でも、私にとって縁の深い土地です。
ゴールデンウィークの混雑をやり過ごし、さっそく出かけたのでした。
お湯は、無色透明のアルカリ泉。
癖がなくお肌がスルスルになります。
男女別で、外部の視線からも遮断されていて、のびのびできました。
それにしても、『カメラ持込』ってルール違反。すごいでしょ?
実は「だれも居ないうちに。」と思って早朝6:00からの朝風呂です。
ところが、先客がお一人。
「あのー。風景だけ撮りますので、カメラいいでしょうか?」
と、尋ねるとなんとこの方がオーナーさんで、ブログにUPの
許可までいただいた上、いろいろお話していただけました。
『望郷の湯』は、もともとはこの辺りによく見られる棚田でしたが
若い人が村を後にして過疎化が始まった時、その方が率先して
村興しのために温泉を作ったそうです。
当初台所の床下にでた源泉は、手前で別の汲み上げ口を
掘り下げ、谷を流れれる馬曲川の水力を利用して、
山懐まで汲み上げられています。
名湯百選にも選ばれ、一時は混雑していましたが、最近になって
ようやく、ゆっくり露天を味わいたい人も楽しめる落ち着きを
取り戻しつつあるようです。
(とは言っても、東京・奈良・愛知・・・各地からの人と会いました)
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又、馬曲温泉公園へのドライブウィを飾る五月の山吹は、
木島平の花歳時記の1つですが、ある一人の男性がこつこつと
植えて世話をして育てたそうです。
その方がお亡くなりになった時、
「山吹が駄目になってしまうのでは。」と危惧されたそうですが、
今も立派に山の緑の中で、花の色を輝かせています。
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私は、わずかな滞在の間にも木島平村の人々が、
村を大切に思って、暮らしていらっしゃることを
折々に感じました。
「冬の厳しさに耐えられて、
村人との付き合いをいとわない人なら・・・」
村人は、若い人の転入を歓迎しているそうです。
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ところで、公園内の『鞍掛の茶屋』・『梨の木荘』などの名称は、
源義仲が、梨の木の枝に馬の鞍をかけて休んだと伝えられていた
《鞍掛の梨》からとったものだそうですが、この義仲の寺が私の
暮らす大津にあります(義仲寺)。
ますます、ご縁を感じてしまいました。
平家の落人の村、暖かい温泉と人情の村をこれからも度々
訪れたいと思います。