Polepole Life new

びわ湖の湖南に在住。
亡きA.コッカーNOIRと山歩きを愛すシニアライフを綴ります。

六十代からの・・・

2007-06-01 11:16:47 | 





六十代からのエッセイ教室―エッセイ力は人生力
2006年4月12日 木村治美 海竜社


偶然、図書館の通りすがりの書架でこの本が目に留まった。

『六十代からの・・・』に喰いつく。

からの・・・』は、嬉しい。
このところ、年齢に関しては求人広告の『まで』ばかり目にして
いてうんざりしていたのだ。

エッセイ教室は、時折コメントを寄せてくださるたまむしさんも、
たまむし文章講座』を設けていらっしゃいますが。。。

Blogを書きつづけていると、
「もう少し伝わる文が書けたらなぁ。」と思う。
そんなわけで、たまむしさんの通信講座に
申し込みを考えもした。

ところが絵を習うことで、絵を描くことが苦手になって
しまったトラウマもあって、文章作法に関して
真剣に学ぶことを逡巡してしまう。

というわけで、この本のタイトル、
『六十代からの・・・』に惹かれて借り出ししたものの
正直、最後まで読み終えることが出来るか半信半疑だった。

ところが、暗に反して終始興味深く読み終えたのは
この本が単にエッセイの書き方のノウハウに留まらず
『書く』ことの効用・それを開示することの意義を
とても楽しく力強く語りかけてくれたからだろう。

それは、公開するということでBlogに共通する。

<なぜ、拙い文を書きつづけるのか?>
<きれいごとばかり書くことに価値はあるのか?>
<何をどう書き続けていこうか?>

日頃抱いていた疑問に対する明確な答えが
この本の中にあった。

「恨みも痛みもドロドロのまま流し込む」日記では
ないものを書いていこう。
「誰が読んでも(つまりあとから自分が読んでも)
傷つかない文章」を書こう。
「継続的に自分の世界を見せ合い、語り合う仲間」を
さがそう。
「書き手の思い込みが強くて、読み手に伝わらない」
ことのない文章を心がけよう。
「」内、引用。

最後に〔エッセイの効き目〕と題された一文の抜粋

ここには人生の真実がすべてある。
人と出会い、本と出会い、折にふれ、
繰り返し出会うことができる。
深く成長した自分自身と出会うことも。




コメント (8)
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