「 あっ! 」
「おかえりなしゃい~♪ 」
うっ。 視線が熱いよォ。NOIRちゃん。
・・・父の暮らす愛知県から戻りました。
心筋梗塞で倒れ手術後、病院に慣れなくて2・3週間の予定を
急遽、切り上げ退院の運びとなった父。
独居の為、父の近くに住む姉だけでなく、私も4泊5日
身のまわりの手伝いをするため泊り込みに行って来ました。
数日一緒に暮らし、姉や義兄から話しを聞いて、
父の健康状態や日頃の暮らしぶりを垣間見てきました。
今まで通りの父と、意識が混沌とした老人と二人の
人間が入っているような父がいました。
父と、姉と、私と、10年間三人で暮らした時期がありました。
姉が嫁ぎ、私が上京して自立し、父はその後、母と2年前まで
暮らしたこともありました。
一旦、離れ離れでそれぞれの生活をしていた三人が久しぶりに
1つ屋根の下に暮らし、不思議な感覚をおぼえました。
姉と父のもとに「戻ってきた」。ふと、そう思いました。
とても肉親を身近に感じることができた5日間です。
(・・・父は偶然にも、すぐ下の実弟を退院直前に亡くしました。)