安倍首相は、「GHQに押し付けられた憲法は、
内容の良し悪しにかかわらず改正すべきだ。」という。
しかし、この映画は、今の憲法が鈴木安蔵を中心にした
『憲法研究会』の作った草案を基にしたものだったこと、
つまり、GHQが戦勝国の権威で一方的に押し付けたものでは
なかった真実を伝えている。
新しい日本という希望を胸にしながら、鈴木安蔵はじめ
憲法研究会が近代的・民主的・国民主権の平和憲法の構想を
条項の文言に具体化して草案を練っていくシーンは観ていて
何度も鳥肌がたった。
現行の憲法のどこをどのように改正するというのだろう。
「内容の良し悪しにかかわらず・・・」
何という短絡で軽率な物言いだろう。
改憲賛成の人に問いたい。
戦争する国の国民になりたいですか?
戦争で本当に命を、国を守れますか?
先人の犠牲の上に築き上げられた
日本国憲法を手放していいのですか?
今、改憲することこそアメリカの干渉に
従うことになるのではないでしょうか?