レディースディの水曜日、友人と映画『ミス・ポター』を観てきました。
主演のレネー・ゼルウィガーは、『エンパイア レコード』1995で
見かけてから大好きな女優さん。
ピーターラビットの絵が大好き。
作家のポター:Helen Beatrix Potterが好き。
イギリスの湖水地方や、およそ100年前の衣裳風俗が大好き。。。
とても楽しみにしてた映画です。
筆箱の底を指でさぐって鉛筆を取り出しナイフで
削り始めるオープニングから、期待感があふれました。
場慣れしていない彼女が虚勢をはりながらポートフォリオを
拡げて出版社での交渉シーン。
出だしのそのシーンの終わりから私はすでに涙目。
前知識を持っていたということもありますが、
こういうシーンをわたしも若い頃経験していて・・・、
もちろん世界のピーターラビットの作家ポターとは較べる
べくもないのですが、彼女にしてもこの時代それはとても
勇気のいることであったろうし、胸が詰まりました。
(映画とは違い、事実は彼女のスタートは自費出版に
始まったそうですが。。。)
彼女の両親はビアトリクスの芸術的な才能を伸ばし、
自然史に対する興味を積極的にのばしたけれど、
根底の知的で自由な魂を理解できませんでした。
特に俗人の母親。少女は豊かな暮らし、特にイギリス
湖水地方の豊かな自然につつまれて絵・自作のストーリー
の中に自分の世界を育てていきます。
ストーリー展開にあわせてチャーミングに動く彼女の
小さな友達たちもなんとも愛くるしい。彼らが主人公の
絵本をもう一度一つひとつ見直したくなります。
ミリーという女性像も素敵でした。
ミリーもベアトリスも知的で進歩的ですが、良識があって
社会に順応している。それでいて、周囲と折り合っていく
上でも、自分自身のボーダーも心得ていて守っている。
それは、小説や映像でよく目に付くイギリス的な成熟した
大人像。
特にベアトリスが実際の自然から得たものをイメージの中
で育てあげただけでなく、世間に発表して愛され、利益を
その風景を守る為に残していたったことは、何にもまして
すばらしいと思いました。
先週、ちょっと辛いことが多くてカサカサしていた心に
水と栄養を貰ったような気分にさせてくれる映画でした。
『豆富創作料理 茂蔵』
大津パルコ 6F
昼食は映画館と同じ
パルコ内で・・・。
全国展開のチェーン店?
ダイコンサラダの水気は飛びすぎていましたがご飯の上の
野菜が上手に揚がっていて、カレーも和風のアレンジが
嫌味にならず美味しく、ほどよい量といい、好みです。
豆腐や湯葉は少量で充分だし、豆乳はどうアレンジしても
苦手ですが、なんとなくしっくり。
たびたび来るお店になりそうです
『ケーキ&カフェ フルレットドゥース』
お茶は場所を移してこのBlogにもたびたび登場の
フルレットドゥースで。
写真のケーキは、苦手な甘いもちで包まれたカボチャのムース状?
う。。。注文ミスです。クレープ皮だと思ったのに。。。
友達の頼んだナッツ類たっぷりのケーキのほうが美味でした。
今見た映画の話で盛り上がる私達。
―いまだ!!
実は私には下心がありました。
「ね。私達もせっかく自然に恵まれたとこにいるんだしー。
丁度いい季節になるしー。ハイキングいこ。スケッチブック持って。」
と機をとらえようとする私。
少し前には、
「外で絵を描くのはいや~。覗かれて恥ずかしいもの。」
一点張りだった彼女が
「いいねー。スケッチブックはどのくらいの大きさがいいと思う?
買っとくから。色は?何で描く?」
ウソー!! 大乗り気じゃない!?
有意義な映画鑑賞になりました。