インディアン ナイト

少し前まで、丸一日一人で出かけるなんて１５年間に
五本の指に入る程だったオットが終日「出かける。」
というと小躍りしていた私。

そのオットが、８月から週二日大阪に、その他にも頻繁に
神戸にも仕事で出掛けることになった。

こうなると、私のほうも事情は違う。
自分が一人で外出するのも、たまに出掛けてくれるのも
いっこうに構わないのだけれど、こう頻繁に見送って
留守番しているのが、つまらなくて仕方ない。

外出するにしても、家にいるにしても差し迫った
「用事」と「仕事」のない気楽な身が、寂しくなってくる。

へこみがちな私を察してか、映画やカヌー・・・
オットも結構気を使ってくれてはいるのだけど。

在宅の予定の日。朝からの電話。

案の定、神戸で夕方から打合せとのこと。
「ふ～ん。」　（おもしろくない、私。）
「あ。すぐ終わるから、一緒に来る？」　
「ご馳走してくれる？　交通費も驕り？　香辛料買って帰ろうかぁ？」
「そうだねえ。　　」
「食事するとこ、検索しとくねっ。ひさしぶりだものね？
　コースでいい？ご予算は？・・・　」
「え・え～と。　　　　」

張り切る私と、ひくオット。
だいじょぶよ～。べらぼうなところは選ばないから。

　　
　　

かくして、そごうの紀伊国屋でたっぷり時間つぶしをした後
あやしげなビルの４Ｆ、ガネーシャガルへ。

二人用ディナーコース。
パパラ＆サラダ
サモサ
タンドリーミックスディッシュ（タンドリーチキン＆シシカバブ）
カレー（好みの２種：チキンと海老）
ナン（好みの２種：野菜とチーズ）＆サフランライス
ソフトドリンク（好みの２種：ラッシーも別注でなくてＯＫ）
マンゴーアイスクリームｏｒチャイ

お店の人が言っていたけれど、「家庭の味」ということで
それぞれの料理は辛くない。
やや全般に物足りない。
好みによって辛いソースや野菜のたっぷり入った
辛いピクルスのようなもの（コレが激ウマ！）、
逆にヨーグルトミントの甘いソースを混ぜたり、
チリパウダーやレモンとマンゴ風味のパウダー
（コレもおいしい。）をふって好みの味にして食べる。
おいしくはなるけど、ちょっとめんどくさい。

コースの量がそろそろ応える年齢になってきた。
値段と料理を照らすとランチだったら、又来たいな。
といいつつも、「激ウマ！」の自家製瓶詰めは
「おもいよ～。」と嫌がるオットを睨んで、購入。

最後は鐘をガランガラン鳴らして、「ありがとうございましたー。」
と、お見送りを受けながらビルを後にした。は・はずかし～。
でも、ごちそうさま～。ちょっと、元気が出た。