blogの知っている人の書いている記事を読んで、これは聴きたいと思ったものはまず間違えがありません。記事をつづけて読んでいるので、その人が表現していることと音楽が結びつくのです。
そのようなblogの筆者が(好みが一緒ではない人も、読んでいて解る。)増えたので、選べぶアルバムがよくなっています。
そしてこのアルバムなどは、決して独自では選ばなかったのでしょうが、crissさんの紹介で聴きたくてしょうがない、ピアノはUriという素晴らしい組み合わせです。
enjaにしてはしゃれたジャケットでモダンな感じ、そのモダンをリズムにしてambrosettiがペットを吹くという図式です。
とても強力なピアノトリオに思うので2曲目“Doxy”はリーダーが一歩強さに欠ける感じを覚えてしまいます。
3曲目、ここでのミュートは曲全体を支配する節回しですばらしい歌になっています。
4曲目、出だしのUriのピアノから疾走感が素晴らしい、それに反応したペットのソロも聴かされます。
5曲目ではストレートなペットに好感は持てます。ただセンシティブというわけでなく、意外とシンプルなラインです。
6曲目もミュートを意外とあっけらかんと吹いているのがいいのかどうか、気になりだしたら、ケインのピアノに演奏が変わってそちらが良くなって助けられます。
7曲目はストレートなペットバラッドでとてもやさしい演奏に聴こえます。
8曲目は4ビートをしっかり刻んだ上の演奏、AMBROSETTIのペット、それに続くUriのピアノ平均以上ですが、ちょっと刺激にたりない。破裂するのは無理なのかもしれません。
最後の曲もその意味ではじけないけど上手い演奏で、水準以上ですから、それをどう考えるか、私はちょっと物足りない感がのこりました。
総合するとペットがもう少し破裂して欲しい、ピアノはそれにつれて、もっと上に行くとおもういました。
このジャケットの女性、とてもスタイルがよくて、風のいたずらに、かわいそうではありますが、でも好みとして、これほどまで風に髪が乱れるのは好きではありません。
意図的かも知れませんが、きっと美しい人なのでしょうね、短い髪で顔が拝見したい。
THE WIND / FRANCO AMBROSETTI
Franco Ambrosetti (tp)
Uri Caine (p)
Drew Gress (b)
Clarence Penn (ds)
1 THE WIND
2 DOXY
3 OTELLO
4 STILETTO
5 FRASI
6 I'VE NEVER BEEN IN LOVE BEFORE
7 LYRICAL SKETCHES
8 MIKE ON WINGS
9 AFRICAN BREEZE