JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

春一歩からCOMPLEXITY IN SIMPLICITY / PAWEL KACZMARCZYK

2010-04-05 22:53:06 | 聞いてますCDいいと思う


昨日は東京地区にすんでいてながら、おとずれたことのない桜スポットへ行ってきました。
楽しみ方がいろいろなので、それは又面白く、来年などはワイン一本とチーズ片手に散歩するのも楽しいかも知れません。
そして今日は毎年行く桜スポット、世田谷区の公園に行きました。ここはシートを敷いて宴会なども行うタイプみたいで、毎年それが始まる前、早い時間に一回り散歩するのが恒例です。
今年は少し遅くなり人がだいぶ来ていました。そのあとお彼岸にいけなかったお墓参りを誌に鎌倉に、こちらも霊園の桜、そして近くの街の桜並木が素晴らしくって(カメラの電池なくなり画像なし)結構満喫しました。


桜を満喫しましたが、春に又新しいピアニストとの出会いが続きます。
ポーランドのピアニスト、ピョトル・ヴィレジョウが最近聴いたバイオリンのナイジェル・ケネディのカルテットの一員だったので、随分良いピアニストをメンバーにしているなあとおどろきました。
そうしたら、ポーランドのSATのピアニスト、レシェク・モジュジェルとポーランドでは人気を二分するなどとPOPされるピアニストの作品を知りました。
以前からのblog仲間、アンティチョークさんの入手の後にポーランドのJAZZ事情通オラシオさんがこのアルバムを紹介されています。
そちらがメンバーから演奏まで、詳しく書かれているので、私は書かない、そっちを読むほうがよっぽど良いでしょう。

http://ameblo.jp/joszynoriszyrao/entry-10374706231.html

桜が一年の時間を区切るようなひと時をもたらしますが、春のスタート時期に新しいプレーヤーにめぐりあうことは素敵です。そしてそのような気持ちがこちらにあるからでしょうか、これが年度明けみたいにしばらく続くのでした。



1曲目バスクラのいんとろでちょっと驚きますが、引き続くすぐの2曲目、ベースがしっかりリズムを刻む中、コンテンポラリーなテナーフレーズ、その後のピアノが安定感充分です。
3曲目静かのトリオ演奏はベースの低い音が効いて短いけれど落ち着いた演奏です。
4曲目もその感じのピアノで始まって長いテナーのそろ、こちらは意外とオーソドックスなフレーズ。
5曲目はフレディ・ハバートに捧げられた1曲、60年代のハードバップを思わせてるアンサンブルから始まりますが、プレーヤーのソロが熱をおびるとそれはやはり今のJAZZです。
6曲目、アルペジオの上に、少しさびしいげなシングルトーンのメロディ、これはエスビョルン・スヴェンソンへのエレジー、ソプラノが静かにテーマを吹くとこれが良い。
7曲目もソプラノで、こちらは少しひしゃげて見せます。
8曲目、テナー、ソプラノ、ペットの3管の入ったこれはまさに現代のハードバップ、それがモーダルなピアノプレーに変化したありと凝ったアレンジですが、もう少しこれは長くてフェードアウトしなくても良かった。
9曲目ピアノにあまり触れてきませんでしたが、この前のミーシャに似て柔らかいタッチながらしっかっりした芯のある音でジャケの写真からは想像できない落ち着きです。
この曲のギターソロも短いけれど沁みました。

COMPLEXITY IN SIMPLICITY / PAWEL KACZMARCZYK

Paweł Kaczmarczyk(p)
Radek Nowicki(ss,ts)
Tomasz Grzegorski(ts,b-cl)
Grzech Piotrowski(ss)
Lukasz Poprawski(as)
Jerzy Małek(tp)
Rafał Sarnecki(g)
Wojciech Pulcyn(b)
Michał Baranski(b)
Lukasz Zyta(ds)
Pawel Dobrowolski(ds)
Bogusz Wekka(per)

1. Logan
2. Logan
3. Blue Eyes
4. Fauchery
5. Homage To Freddie
6. Elegy For E.S.
7. Complexity in Simplicity
8. Catch More Chicks
9. Adorable Little Rose
10. Samara
11. Fauchery - Resumption
コメント
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