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良い理由は内緒だけど LANTERN / OREGON

2017-08-04 17:14:39 | 聞いてますCDおすすめ


永い間ジャズを聴いてきたけれど、その長い間づっと続いている(メンバーは若干変わっているけれど)バンドがオレゴンで47年だそうです。このアルバムが30枚目です。
実はオレゴンの前、ポール・ウインター・コンソートのころからきいているので、ほぼ私の全ジャズ人生を供にしているという感じです。



ポール・ウインターはこれ以前にボサノヴァをやっていて、フラワー・ムーヴメントに入ってこのアルバムのイカルスで大ファンになってそれがオレゴンに発展していったのです。
そういう付き合いだから永い、ただしアルバムとして持っているのは5枚ぐらいでしょうか、あまり真面目には追っかけてきませんでした。今回のアルバム、とてもいい。
とてもオレゴンらしいというのは変な理由だけれどいい。2曲目ポール・マッキャンドレスはオレゴンで吹いているときが一番のびのびとしているのでないでしょうか。
4曲目タウナーの弦とマッキャンドレスのソプラノ、まさに変わることないオレゴンの調べと言うのでしょう。後半、パオロ・デッラ・ポルタのベースソロが入ります。この人パオロ・フレスやあのBobo Ferreのアルバムでおなじみの人です。本アルバムでグレン・ムーアから変わったのですが、これがサウンド的には大正解です。5曲目でも長い、スウィンギーなソロを披露します。
実はオレゴンの重要人物であるグレン・ムーアはタウナーとの最初のデュオ・メイトだったわけで永年メンバーにおもわれるので、想像するに年のせいで(75歳、タウナーは77歳だけど)交代したのでしょう。
でもこれが私的には正解、グレン。ムーアのベースが実は相性悪かった。そこがこのパオロ・デッラ・ポルタさん、芯のあるしっかりしたベースでいい。
8曲目"Aeolian Tale”はそのポルタの曲で、これがいい、この人生ギターにとても合うのでしょうか、4者がとても良い響きです。
9曲目シンセで始まる"Lantern”も面白い展開で、新しいバンドになった感もあります。
最後の曲"The Water Is Wide ”もこれまでのオレゴンの答えのように明確な道を示している感じです。

と言うことでとても満足のいくオレゴンのアルバムになりました。


LANTERN / OREGON

Paul McCandless (oboe, english horn, ss, bcl)
Ralph Towner (classical guitar, p, synth)
Paolino Dalla Porta (b),
Mark Walker (ds, hand per, ds synth)
2017年作品

1. Dolomiti Dance (Ralph Towner)
2. Duende (Ralph Towner)
3. Walk The Walk (Mark Walker)
4. Not Forgotten (Ralph Towner)
5. Hop, Skip And A Thump (Ralph Towner)
6. Figurine (Ralph Towner)
7. The Glide (Ralph Towner)
8. Aeolian Tale (Paolino Dalla)
9. Lantern (Oregon)
10. The Water Is Wide (traditional)


コメント
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