JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

naginata PROVENANCE / MAYA BEISER

2017-08-11 18:17:08 | チェロ無難


最近ポスト・クラシックと言うのを多く聞きだしていて、その世界をうろついて知ったチェリスト。イスラエル生まれのアメリカで演奏活動をしている人のようです。日本語で解説している文章に巡り合店遭いけれど、このアルバムはClassical, Folk, World, & Countryにジャンルつけられていました。





外見は美形ですが結構ハードな方のようです。

1曲目はKayhan Kalhorと言う人の作曲でこの人イランの古楽器カマンチャを弾く人だそうで、曲の方もウードが入ってきて、曲はかなり情念がこもったような演奏で、チェロでこのようなのを聴くのは初めて、ということで好みはありますが、めずらしい。
2曲目はアルメニアのDjivan Gasparyanというdouble-reed woodwind fluteを吹く人の曲で、中東色はなくなりますが、やはり情念のこもったチェロが結構重たくメロディをつづります。
3曲目はティマー・マスカというイスラエルの映画音楽作曲家、女性ヴォーカルがフラメンコ風に始めて驚くけど、後はウードがギターに近いアルペジオにチェロが絡んで少し温度が上がる感じです。
4曲目はダグラス・クオモという映画音楽作曲家のTHE SEX AND CITYを作った人の曲、太いチェロのソロで古代の教会で歌い上げるような、チェロを多重でとってダークなバロック調。
5曲目はレッド・ツエッペリンのジミー・ペイジとロバート・プラントの曲。これはチェロでプログレ、これはあるパターンだけれどドラムスが入って弦楽4重奏とは違って聞きやすいところあり。
ということで一寸変わったチェロ、しなやかな、優雅な流れが一般におもうだろうけれどこれは違う。
変なたとえだけれど、日本刀を構えているのが普通のチェロだとすると、このアルバムなぎなたで演技しているような感じです。

PROVENANCE / MAYA BEISER

Cello – Maya Beiser
Oud – Bassam Saba
Percussion – Jamey Haddad, Shan Shanahan
Vocals – Etty Ben Zaken



1 I Was There
Composed By – Kayhan Kalhor
2 Memories
Composed By – Djivan Gasparyan
3 Mar De Leche
Composed By – Tamar Muskal
4 Only Breath
Composed By – Douglas Cuomo
5 Kashmir
Composed By – Jimmy Page, Robert Plant
コメント
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