JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

深化の記録 SYNOYM / TOSHIRO AKAMATU

2017-10-05 16:32:49 | 聞いてますCDおすすめ


赤松さんのニュー・アルバムだけれど、書き出しはやっぱりハクエい・キムになるかな。このblogを始めた理由の一つがハクエイ・キムを応援することだったから彼との付き合いも11年を超えたことになる。
赤松さんもお仲間の2525さん主催のライヴで知り合って、G・バートンの一人者だからとても盛り上がったことがある人、でこの二人と小山さんがでる、2525さん主催のライブが11/19、横浜KAMOMEであるのも楽しみです。ボケ買いしたアルバムがたまったので、恒例の抽選会に持って行こう。

ハクエイ・キムもここの所新しいアルバムがでていないから、赤松さんのところに参加しているのはとてもうれしい。特にアルバムのために集まったメンバーでなく、何年も前からインタープレーを続けてきた面々なので、より深化したミュージックとなったのだろう。


「この写真は赤松氏のblogから勝手に移植」

って言っても)酒井麻生代(fl)佐々木優樹(g)平石カツミ(b)は今回初めてです。

1曲目、スタンダードみたいに落ち着いたバラッド、赤松さんと一緒に演るようになったころの市原嬢の演奏はみていたけど、このバラッドの落ち着きと言うかしっとり感、上手くなったというのがまずはの感覚です。
赤松さんの曲が5曲に、ジャイアント・ステップスとベッシーの歌ったブルース、それにハクエイと嬢の父上の曲が1曲と、赤松さん、人事配慮しているような上手い取り合わせです。
ちょっとバイヴがおさえぎみに感じるのは、いろいろな楽器とメンバーを組み合わせで幅広いバイブサウンドを作る目的が勝ったのでしょう。
もちろん一番うれしいのは"ロスト・イン・ニュータウン”ここの所必ず聴く曲になったけれど、ここは市原さんにお礼が言いたい。一寸”イン・ア・サイレント・ウェー”を感じさせるサウンドをバックにヴォイスが何とも気持ちが良い。なんで19日に来ないんだと、これはしょうがない。
この曲が一番だけど、最後の”ベイビー・ウォント・ユー・プリーズ・カム・ホーム ”の配置も何とも素晴らしい。ここで一気に赤松さんのアルバムです。ゆったりとして優しい気持ちになれる演奏、今度会ったら、バートンおつかれでしたねと二人でお祝いしましょう。

これは書かなくても良いことだけど、このCD開封したらケースが割れていた。日本のCDでは一寸珍しい。


SYNOYM / TOSHIRO AKAMATU

1. アヴェニュー・ツー Avenue-II (作:赤松敏弘)
  赤松敏弘(vib)市原ひかり(flh)ハクエイ・キム(piano)須川崇志(b)小山太郎(ds)
2. シノニム Synonym (作:赤松敏弘)
赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(piano)平石カツミ(b)小山太郎(ds)
3. ジャイアント・ステップス Giant Steps(作:J.コルトレーン)
赤松敏弘(vib)市原ひかり(tp)須川崇志(b)小山太郎(ds)
4. フラッシュ・オブ・ジーニアス Flash of Genius(作:赤松敏弘)
赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(piano)
5. シックス・エヌ Six-N (作:赤松敏弘)
赤松敏弘(vib)酒井麻生代(fl)佐々木優樹(g)平石カツミ(b)小山太郎(ds)
6. プレイアデス Pleiades (作:赤松敏弘)
赤松敏弘(vib)酒井麻生代(fl)
7. リミニシェンス Reminiscence (作:市川秀男)
赤松敏弘(vib)市原ひかり(tp)須川崇志(b)小山太郎(ds)
8. ロスト・イン・ニュータウン Lost in Newtown (作:ハクエイ・キム、詩:市原ひかり)
赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p,moog)市原ひかり(vocal, flh.tp)
9. ベイビー・ウォント・ユー・プリーズ・カム・ホーム Baby won't you please come home(作:C.ウィリアムス)
赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(piano)平石カツミ(b)小山太郎(ds)
録音/2017年6月29日、30日 @ Sound City Setagaya Studio
チーフ・エンジニア:今関邦宏
アシスタント・エンジニア:青木礼門、藁谷奏夢
プロデューサー:赤松敏弘
コメント
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