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ダニエル・シルヴァの「報復という名の芸術」を読んで、そのあとの翻訳3作がナチ関係ということで飛ばしした。14年たった後で国際情勢もだいぶ変化したあとなので、最新作にだいぶ近づいた。
今回は相手はテロリストではなくて、国家的金融犯罪者と独裁者、最初まどろっこしいのだけれど、後半、動的になるとやはり面白い。
意外と主人公のガブリエル・アロンの思考が簡単なので解りやすい。
この後ISテロリストと闘う最新作「ブラック・ウィドウ」まで間一冊になったけれど、本屋さんにリンカーン弁護士の最新作が並んだので、ここはガブリエリにはやすんでもらわなければいけない。
一寸だけ足跡を残しておきましょう。
ネットの時代には、威厳ある生き方より、大声でわめく生き方のほうが重んじられる。デカルトがいまの時代に生きていたら、”我ツイッターをする。故に我あり”と書いたかもしれない。
と言うことで時代は追いついたようです。