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入院中に読んだ2冊目。入院しているものにはいいテーマか。ちなみに入院中ずっと見続けているDVDは米のテレビ・ドラマ「ER」借りてきてもらうから途中で見るオクサンの方が嵌ってしまって、退院後現在シリーズ5まできている。話は関係なかったけれど、こちらの小説は、日本における肝臓移植を展開していく移植黎明期の医師たちの話でもちろんモデルがきちんといる小説。
ドナーよりの移植など、はなから考えにない時代、なおかつ北大の和田事件が尾を引いている日本から米国に渡り研鑽を積み、移植でしか救えない命に全霊を傾ける医師たち、と確かにテーマは好きなテーマ。
残念なのは大きなテーマで日本の展開までも時間がかかるので、どうも話が心の域までいかない。それぞれのエピソードがあったのだろうけれど、どうももったいない。
日本に帰ってきてから、批判的な報道などに対しての苦労など、集中すると面白くなっているので、ここだけを書いたらもっと良い込めただろうし、コーディネーターになっていくだろう若人、夏井静香や和田教授の娘の設定の加藤僚子など、その人だけでひとつの小説になるようにおもうので、なんかもったいないような気がしてしまった。