ジャズであまり使われない楽器のアルバムも買っているけれど、パイプ・オルガンの演奏アルバムが出た。パイプ・オルガンを使用したもものは一枚もっているので、どうしようと思ったけれどサックスとのデュオというので買ってみた。
持っている一枚はパイプ・オルガンでビル・エバンスの曲を演ったもの。
パイプ・オルガンはこちらでブレーマーハーフェン大聖堂のオルガンだそうです。
きっとビル・エバンスが大好きな人なのだろうけれど、エバンスの音はやはりピアノがあっているようで、珍しいことは珍しいけれどほとんど聞きな2やおしていない。
今回は築地の聖路加国際病院のチャペルのもので1901年建造のものだそうだ。
1曲目バッハのゴールドベルグ変奏曲から始まるので、こちらはパイプオルガンが当然マッチして落ち着いた始まり。そこにサックスがスピリチャルに入ってくるので違和感なしにpル癌とサックスが溶け合う。
2曲目がコルトレーンの”.Wise one ”でスピリチュアルな雰囲気が引き継がれる。アルバムはバッハなどの曲とコルトレーン由来の”.My favorite thingや"Nima"Crescent"が並び、ある意味アイラーのスピリチュアルなアルバムににた感じもしてくる。という事でここで、パイプ・オルガンが実にサックスを通t見込んだ世界を作ってくれる。3曲目はバッハの”前奏曲とフーガ”だしバッハで始まって逆にコルトレーンの曲に実にうまい雰囲気を作っていくという感じになる。
築100年以上のチャペルは損傷が激しく改修よていで、その著前ヘルメットをかぶっての収録、、そしてコルトレーンの曲への集中から7カ月を要したそうだ。
ジャズ・ピアニストであるとともに、聖路加病院の専属オルガニストである岩崎良子をして、そしてサックス竹内直をして出来上がったアルバムだと思う。
6曲目”Naima”をパイプ・オルガンをバックに聞くなんて、思っても見なかったけれど、これって寿命が一年は延びた感覚です。
ライナーのなかで奏者岩崎良子が書いていることがとても解りやすいので抜き書きしておきます。
「私の音の歴史の中で、コルトレーンとハイラー(11曲目の作曲家)は、バッハの延長線上に居た。このアルバムで三者の作品が歌い継がれてきた聖歌に自然と交わり、躍動するリズム、旋律、さらに高みを目指す魂を持って混在している。」
いろいろあった年になるけれど年末、こうやってチャペルでの荘厳な感覚と、コルトレーンが並ぶとなんだか来年の平穏を祈る気持ちになりました。
Meditation for Orugan & Tenor Saxophone / 岩崎良子 & 竹内直
岩崎 良子 RYOKO IWASAKI (PIPE ORGAN)
竹内 直 NAO TAKEUCHI (TENOR SAXOPHONE)
2021年 作品
1.Goldbers Variations 【J.S.バッハ】
2.Wise one 【J.コルトレーン】
3.前奏曲とフーガイ短調BWV543 【J.S.バッハ】
4.My favorite things 【R・ロジャース】
5.Veni Emmanuel (久しく待ちにし) 【聖歌】
6.Naima 【J.コルトレーン】
7.Greensleeves 【聖歌】
8.Affter The Rain 【J.コルトレーン】
9.いと高きところにいます神にのみ栄光あれBWV71 【J.Sバッハ】
10.Crescent 【J.コルトレーン】
11.Meditation for Organ 【A.ハイラー】
12.Amazing Grace 【聖歌】