JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ヴィトウスの隙間 purple / MIROSLAV VITOUS

2024-09-23 17:29:07 | 聞いてますCDいいと思う


1970年11月にCBSソニーからリリースされたアルバムの初CD化だそうで、持っていないので買ってきた。
このアルバムをヴィトウスの録音順に並べてみよう。
まずヴィトウスにであったのがこのアルバム。


「NOW HE SINGS,NOW HE SOBS 」 1968年3月14、19、27日 録音
当時このピアノ・トリオ・アルバムは衝撃的で今でも”MATRIX"は大好きだ。ドラムスはビリー・コブハム。

ヴィトウスは当時フルートのハービーマンのバンドにいたからその録音が2つ。

 
「MEMPHIS UNDERGROUND」 HERBIEMANN 1969年4月リリース
「Live at the Wisky A Go Go」 1969年6月7日 録音

そしてブルーノートのウエイン・ショーターのアルバムに参加している。


「SUPER NOVA」 Wayne Shorter 1969年8月29日9月2日 録音
マクラフリン、チック・コリアも参加。

そしてハービーマンのプロデュースでヴィトウスの初リーダーアルバムが録音される。


「限りなき探求」 Muroslav Vitous 1969年10月18日 録音
なぜかこのアルバムは日本タイトルで私には定着している
マクラフリンが参加。”FREEDOM JAZZ DANCE”の衝撃だったことよ。

翌年ヴィトウスはジョー・ザヴィヌルのアルバムに参加する。


「ZAWINUL」 1970年8月6,10,12日 録音

そしてハービーマンのグループとして来日する。その時CBSソニーに持ち込んだのがNYで録音したテープでそれがヴィトウスのセカンド・アルバム「Perple」となってリリースされる。


「Perple」 Muroslav Vitous   1970年8月25日 録音
メンバーはザヴィヌル、マクラフリン、ビリー・コブハムでそれぞれの組み合わせとなっている。 
内容についてはおいといて、その来日中に録音されたのがこちら。


「GREEN LINE」 Steve Marcus 1970年9月11日 録音

そしてヴィトウスはハービーマンをはなれ、ショーター、ザヴィヌルとウエザー・リポートを結成となる。


「WEATHER REPORT」 1971年2月16日 - 1971年3月17日 録音

そして、もう一枚、ヴィトウスの存在感があるウエザー。


「LIVE IN BERLIN 1971」 1971年9月3日 録音

これ以外にヴィトウスがラリー・コリエルと演奏したものと、1970年にあるけれど、添えは別途。
さて「Purple」の方だけど1,2曲がザヴィヌルとのトリオ、ヴィトウスはアルコでザヴィヌルのエレピとのインター・プレーという感じ、まだウエザー色になっていないザヴィヌルとフリーダム・ジャズ・ダンスに近いリズムが楽しい。
3曲目はマクラフリンとのトリオで、ヴィトウスはエレピでオーバーダヴを付けている。サウンドとしてはエレ・マイルスが一番近い。
4,5曲目はヴィトウスとコブハムのデュオ、このアルバムではコブハムのタイトなリズムが一番効果を発揮しているように思うのはヴィトウスがそう多胎くれるように依頼したのだろう。ヴィッチェスのトニー・ウイリアムスみたいだ。

こうやってヴィトウスの参加アルバムを1969年から71年までならべてみたら、これにマイルスの「In A Silent Way」1969年「Biches Brew」を加えたら、当時を流れがそのまま教科書のようにわかると思う。

purple / MIROSLAV VITOUS

1. Purple
2. Mood
Miroslav Vitous(b), Joe Zawinul(el-p), Billy Cobham(ds)
3. Water Lilie
Miroslav Vitous(b,el-p), John McLaughlin (g), Billy Cobham(ds)
4 .Dolores
Miroslav Vitous(b), Billy Cobham(ds)
5. It Came From Knowhere
Miroslav Vitous(b,el-p), Billy Cobham(ds)


コメント
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