10年来一緒に活動してきたピアノとベースのデュオですが、実はまるで知りませんでした。新潟の妹のところで見てよさそうだともっていたら、ショップにあったので買ってきました。
久しぶりに何もしない良い夕暮れに、ベットにひっくりがえて聞いていました。
先ずジャケが良い。1980年うまれ、福岡在住で多摩美出の田中千智という方の絵のようです。
このジャケがアルバムをよく表現していますから、この人たちをしらなくても、この絵が気に入ればアルバムも気に入るでしょう。
演奏しているお二人も知らない人でしたが、ピアノの林 正樹氏が1978年生まれ、佐藤允彦氏に師事したようですが、演奏領域は広い交流があるようです。ベースの西嶋徹氏は1973年生まれでこちらもポップ関係をふくめて広い領域、ラテン系のバックが多いのでしょうか。
1曲目、耳雨とかいてジウ、どのような意味なのか解りませんが、落ち着いて格調をふくんだ曲は一人外の雨の音を聞いているのでしょうか。
2曲目似た感じの曲ですが“褻の笛”とかいてクエの笛、こちらもどのような意味なのか、一寸難しい感じが入った曲です。
3曲目は若干モーダルの入ったベース・ソロから始まるタイトル曲、スパニシュを感じる哀愁ある曲調はピアノも歌うようなラインを作ります。
4曲目は、このアルバムで1曲だけ2人以外の人の曲、Mercedes Sosaの歌で有名な“アルフォンシーナの海”というメロディの美しい曲です。この選曲もアクセントになっています。
デュオというのは、超テクニックをもった二人の駆け引きでぐいぐい聞かせるものがありますが、このデュオはそれとちょうど逆のデュオ、それぞれの仕掛けという物はそれぞれが一つの調和を作り上げるものとなっています。
このアルバム“アルフォンシーナの海”以外、西嶋氏が5曲、林氏が4曲のオリジナル、10年の交流のある二人が作り上げたアルバムです。
まるでそれぞれの題名の曲を、往復書簡のように交互にやり取りしながら10年かけて作り上げたアルバムみたいに感じます。
El retratador / 林 正樹 西嶋 徹
林 正樹 piano
西嶋 徹 contrabass
1. 耳雨 Jiu
2. 褻の笛 Que no fue
3. El retratador
4. Alfonsina y el mar
5. mの問いかけ Emu no toikake
6. Muro de stono
7. Orbit P
8. Folded wind
9. 残光 Zankoh
10. 西日 Nishibi
イモと打ったのは間違えではないのですが、カタカナをみて変換しわすれたみたいです。誤解うむのであわてて修正しました。
イモとは女性を親しんで呼ぶ古い言葉で変換すれば妹となります。
私が芋などというわけないじゃないですか。思ってもいなかった。お~こわ。
わたしもとても気に入って これのサインもらおうと ヤーミーンさまのライブにもっていたのですよ。
オープニングアクトで出演なさってました。
そこでは、ギターの方とそれは素敵なデュオだったのですが、、このライブもききたいな。。
わたしに チャンスがあるかな。。。。
追伸 いつもイモっておもってるから、まちがうんですよ。。。
このアルバムよかったですね。日本人らしいほっとするところがありました。
山芋、里芋、サツマイモ、どれも悪いわけじゃないし、私、飲むのはイモです。
七月になってしまいました。
ソロのあの方のライブにとてもいきたいのですが、宇都宮は結構遠いのでありました。。
どうにかならないかな。。
さて、とらばがおそくなりましたが、このデュオづてきでした。洗練された都会的な空間でありながら、里山の木漏れ日を感じる優しい演奏でありました。
どんどん、売れて欲しいです。。
ちょうど今日このアルバムを買ってきました。実は名古屋の姫じゃない人にアルバムを手配いただいてついたのでそれの返礼ということでこれ送っていうことで買いに行きました。
なんと並んでいたところ処にはなくて奏者の名前わすれていて、こまった、なんと店先で自分のblogにサクセスさせてもらって無事購入できました。よかったのか、恥ずかしいのかまあどうでも。