翻訳本のタイトルが「暗殺者の〇〇」となっているコートランド・ジェントリーが主人公の作品もこれで7作目になる。グレイマンと呼ばれる主人公は、人に記憶されない幻のような存在でスタートしたけれど、CIAとの軋轢の決着がついてから、ずいぶんと人に顔を見せるようになったのではないか。
スタート時点から、冷徹な割に正義感がある変わったところが特徴だとおもうけれど、今回はシリアの戦闘の終結を願う戦士に成っていた。
実はスタート時の展開が読めない状況が好きだったけど、今回現実の世界があるからある程度想定できてしまい、終わってみれば意外と展開は単純だったという感は否めない。
一年に1作(といっても翻訳は4年で6作読んだ)だそうで、次はCIAのミッションが絡むことがわかっているから、前作で魅力的だったCIAに保護されたロシアの精鋭部隊員ゾーヤが登場して、ジェントリーとこんがらがってくれるのを期待したい。
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