夢のような時間が入ったので随分前のようにおもうけれど2週間ぐらい前に六本木のコヤであったAlan Benzie君、落ち着いたのでその時買ったアルバムを聞いています。
ライブで演奏された曲も収録されていて改めて良いピアノだと思う。
スコットランド出身の人でバークリーを首席で卒業、すでにバークリー在学中には、かの上原ひろみさんと同じビルボード・アワードを受賞したという。日本とイギリスで活躍している様で、それは彼女が日本の方だと先日判明しました。
基本的に繊細な(と言ってか細いのではない)タッチでよく検討されたと感じるフレーズを綴っていくスタイル、曲によってはリズミックにバラエティを加えるところもあるけれど、アルバムのコンセプトが統一されています。
曲の流れと言うものをとても大切に考えるピアニストだと思います。曲調がにている部分が単調、おとなしいと言って合わない人もいるかもしれません。
しかし曲を一つ一つ表現することに実は集中されていて、聴きこむとかなりのピアノというかなんて真面目なピアノだと思うのです。
ライブ・会場で「Poem without Wors」を感じると伝えたら、実はそうゆう事がしたいんだと大変喜んでいた。
もちろんジャズ・マンだからいろいろな人といろいろな場面のジャズをやるし、ソロ・アルバムだけを作っていくわけにはいかないから、これからいろいろな局面の演奏をきかせてくれるのだろうと思う。(名古屋ではサックスが入るといっていたからどの変化したのだろう)
でもこの一枚が、今この人の求める音楽でそれがきちんと表現できているからこれはとても良いアルバムに仕上がったと思います。
ライブのところでも書いたけれど、題名をよく読んで音楽を聴くととても面白い。
Traveller's Tales / Alan Benzie
Alan Benzie Piano
Andrew Robb Double Bass
Marton Juhasz Drums
1. Hazy Dawns
2. Glass
3. From A to B
4. Leaf Skeletons
5. Frog Town On the Hill
6. Old Haunts
7. Western Embers
8. A Wandering Mist
9. Midnight Cafe
10. Stony Shore
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