JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

木を見て森を見る Faithful / Marcin Wasilewski

2011-04-18 23:01:23 | 聞いてますCDおすすめ


ンプル・アコースティック・トリオが、“TRIO”という名前でECMよりアルバムをだしたのが2006年でその後マルチン・ボシレフスキ・トリオにしてECMからは3枚目がリリースされました。
ボシレフスキは今年36才、おおハクエイ・キム君と同じ年、充実しているのでしょうね。
今回のアルバム、ECMに移って作た色合いを、深く安定させて、まさにECM・ピアノ・トリオ・アルバムの顔的な落ち着きです。
派手な部分を特に作らず、テンポもゆったりして、音色も以前よりもより柔らかく、かといって一つ一つの曲はそれぞれ美しく、一本の木の形、次の木の形と目を移せば、ボシレンスキの森の中で森の力を浴びているような気持ちになるのです。
1曲目、ハンス・アイスラーの曲はとにかくメロディも追っかけない、ゆったりとハーモニーの中にいることではじめます。こんな行きかたなかなかありません。
2曲目はオリジナルで、リズムが目立たないようで素晴らしく効いて来て、ベースのライン、ドラムスト一体感は16年以上も一緒だからの完結度、この緊密間はふつう出来ないのです。
3曲目はオーネット・コールマンの曲、オーネットのシンプルなブルースは、このトリオが2ndでオーネットの「something eles」から“When Will The Blues Leave?"を弾いているので違和感なし、シンプルなブルースを昇華させたような素晴らしい演奏になりました。
4曲目がオリジナルでこのトリオで聞いたことがあるような曲調で締まります。
5曲目がスタンダード、またとても美しい演奏、鍵盤を一つたたくごとに、思いを伝えている様な、この曲は小さなクラブで生できいてみたいですね、なぜかうちのソースでは音が少し割れます。もちろんうちがいけないのでしょうが。
6曲目がエルメート・パスコアールの“Oz Guizos”で、もちろんこちらは構えますと、なんと小宇宙を漂うような淡い展開で、このトリオのうまいところかと思います。
7曲目。8曲目はオリジナル、私たちが一つ一つ木の肌をさわり、枝にふれながらここまでくると、その木の下にある土や、そのまた下に流れる水が、このボシレフスキの森を構成しているを、そして私たちがその中で息をしていることを理解するのです。
9曲目はポール・ブレーのやはり先鋭的なブルースでしょうか、このような曲を選んで今とつなげているのでしょう。
その面白さと、オリジナルの締まりうまくマッチングしていました。
10曲目は、もはやここではとにかく落ち着いて、このアルバムの余韻でもあっても良いようなスーッと息が抜けるような終わり方です。
木々の中を抜けてきたけど、森の中を抜けたような精霊をあびて大きな息をつくことが出来ました。

Faithful / Marcin Wasilewski

Marcin Wasilewski (p)
Slawomir Kurkiewicz (b)
Michal Miskiewicz (ds)

1. An den kleinen Radioapparat
2. Night Train To You
3. Faithful
4. Mosaic
5. Ballad Of The Sad Young Men
6. Oz Guizos
7. Song For Swirek
8. Woke Up In The Desert
9. Big Foot
10. Lugano Lake
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酒場で一人 Tango Vivo! / NOCHES DE BUENOS AIRES

2011-04-17 17:48:46 | 聞いてますCDいいと思う


新しく家族になったお嬢さんにはお姉さんがいて、その方は大学ではゼミの先輩、同じ職業に同期で入って二人を引き合わせたキューピットなのです。セレモニー前にお会いしようと、昔住んでいた町のおすし屋さんでご両親も来ていただいて会いました。
息子は急務でこれなくなりましたが、駅でばったりお嬢さんに会って、一緒に歩いているこが娘だなんて、楽しく過ごして帰ってまいりました。
ほろ酔い気分は、このまま見知らぬバーのカウンターに座ってひとり物思いに浸りたい、この気持ちそんなに大きな声ではいえないのです。

そんな気分で聞き出したのがこのアルバム、ブエノスアイレスの夜、下町のタンゴ・バーをめっぐって録音されたというアルバムです。
オルゴールの音から始まって、バーの話し声、食器の音、そしてアナウス、演奏は飛び切りうまいわけではありません。でも通して聞くと自分が今どこにいるのか、わからなくなるような、そして今の気持ちだけが浮き立つような感じです。

たまたまきた街で、一人あてもなく入った酒場、きっと毎日のように弾いているだろうアコーディオン弾きを気にいった。そうすると初めての街ブエノスアイレスがはにかみながら、こちらにちかづいてきた。
いつ来たのか、いつ去るのかなど聞かれることもなく、明日あえるのであれば、また明日こい、また同じように熱くなるから、そして熱くなるのはお前の内側なんだ。
そういわれているように、音楽はいつも私の内側を照らすのです。

Tango Vivo! / NOCHES DE BUENOS AIRES

タンガータ・レア
ハビエル・ゴンサーレス・トリオ
カルロス・ガリ・イ・エル・クアルテート・デル・ケランディ
1997年2月8日~14日 ブエノスアイレス Rec

1) エル・イレシスティブレ
(2) シルバンド
(3) エル・アマネセール(夜明け)
(4) エル・チョクロ
(5) ベンタニータ・デ・アラバル
(6) アンクラオ・エン・パリス
(7) チキリン・デ・バチン
(8) クレオ・エン・ラ・ヘンテ
(9) トレス・エスキーナス
(10) コム・イル・フェ
(11) デレーチョ・ビエホ
(12) レクエルドス・デ・ボエミア
(13) エル・ディア・ケ・メ・キエラス(想いの届く日)
(14) ナランホ・エン・フロール
(15) エル・チョクロ
(16) トダ・ミ・ビーダ
(17) エル・ビエホ・バルス
(18) コモ・ドス・エストラニョス
(19) シルバンド
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アルト・サミット アット  内幸町ホール 2011 4 15

2011-04-16 22:55:54 | サポート中、ライブ
ハクエイ・キムがピアノを弾いたForecast Musicというところが主催したコンサートを観たら結構楽しかった。このときのリズムセクション(ハクエイ・キムP、井上陽介b、大坂昌彦d)、ベース井上さんとは初顔合わせのハクエイでしたが、この組み合わせ、トライソニークとは違った方向だけど、とてもリラックスした楽しさがありました。
その会場で販売していたのが、今日のチケットでつい買ってしまいました。

チャーリー・パーカー、ジャッキー・マクリーン、アート・パッパー・・・・。
アルトこそがモダンジャズの華だった時代がいくつもあった。




というのがキャプションで、これにはうなずけるのです。たまたま昨日はキャノンボールが聴きたくなって聴いていました。
アルトってJAZZの入り口にはとても良いと思います、私もアダレーとデスモンド、そこからペッパーやステットにいってという感じでした。
オクサンもサックス結構好きで、昨年福島まで渡辺貞夫を聴きにでかけて感動していました。
あの時親切にしていただいたお客様たちはお元気でしょうか。
さて本日の出演者実はほとんど知りません。年と出身を書きながらいうと、大田剣さんは出会っています。大隅さんのところに何度かでていたし、ハクエイとも5catsでいっしょなのでどのように吹くかも解る愛知県出身の41歳。
近藤和彦さんがベースの井上陽介さんとおなじどしで47歳、熱帯JAZZ団やオケ所属が多いようで、ここ一番を熱く吹きそうですね。
多田誠司さんが一番お歳で51歳香川県のご出身、日野 皓正や辛島さんと一緒に演奏してらしたようです。ハクエイ36歳とドラムス大阪昌彦さんが秋田県出身の44歳、ジャムやってとても面白くなりそうな年齢です。
ゲストに参加する大隅卓也さんは33歳、ドラマーの大隅寿男さんのご子息、2009年の横浜JAZZプロムナードで大隅さんのバンドに飛び入りして以来一年半ぶりです。どのようになったのでしょうか、ご本人の日記では、今日のメンバー、演奏を大変楽しみ(恐れている)だそうです。

場所は内幸町ホール、とてもこじんまりしたホールで中では一杯もできない。業務内容が変更になって外での自由な時間が作れないので、ちょっと早めに会社は失礼して中華いただいて入りました。

開演まえ大隅寿男さんがいらしてご挨拶ができました。応援ですかと聞いたら“ちょっと見てみたいので”と後ろのほうに座っていました、お父さんですね。

前回と同じおじさんが出てきて、丁寧な説明は、でも悪くはない、JAZZを聴き始める人には必要だとおもいながら、出演者が登場しますが、ドラムスの大阪さんがサラリーマンみたいないでたちでどうしたんでしょう。

1曲目パーカーの曲、短いソロまわしで各人紹介ですが、ここですでに個性gでてとても面白そうです。
この後サックス奏者が1曲づつ、多田さんがキャノンボール、近藤さんがフィル・ウッズ、太田さんがアート・ペッパーをリスペクトしました。
多田さんがワーク・ソングから始めたわけですが、これがすばらしい、キャノンボールとは違う節回しで、だからとても面白い、近藤さんはボッサ、大田さんばバップの進行をしっかり歌っていました。
この後は“ベサメ・ムーチョ”とても気持ちよく3人のフレーズが続きました。
2ndステージで大隅さんの息子さん登場で“ナイト・イン・チュニジア”大隅さんの息子はリー・コニッツ・ライクでしょうか、多田さんがフォローの入っていますが彼の音色、フレージングが群の抜いているというか、素晴らしい、驚きです。
最後はの曲はルー・ドナルドソンの“アリゲーター・ブガルー”選曲だけで聞くほうは大笑いですが、楽しいです。ハクエイ・キムのソロもストレートにJAZZしていて、これも楽しんでいるのです。
アンコールは“テイク・ファイブ”サックスの各人の個性がとても楽しい、多田さんのオリジナリティーあるフレージングと音色にはとにかく驚いて、今日はそれが特出していました。

子のコンサート、いつも終わるとホールで出演者がサインに応じていますが、ハクエイ君、今日はメインじゃないのでゆっくり話ができました。トライソニークもちろん変容していくらしいです。
話のなかでは、大坂さんのサラリーマン・パフォーマンスのわけは解らずじまいでした。
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時の流れ REVERSE THREAD / REGINA CARTER

2011-04-14 21:52:05 | 聞いてますCDいいと思う


ヴァイオリンをオクサンが好きなので私も合わせていたら、ヴァイオリンJAZZを普通の人よりも多く聴いているようになりました。このレジーナ・カーターはケニー・バロンとのデュオがとても気に入っていましたが、その後の2作品は入手していなくて、今回ワールド・ミュージックという方向性ということで拾いました。
1曲目、クレツマーの入ったリズムにまず驚きます。バロンとはとてもジャジーだったのがだいぶ違います。(悪いという意味ではありません。)シンプルな民族調のメロディの繰り返しは逆に作っている音楽への自信のように感じます。
2曲目はエレベにしてドラムスもロック的、メロディがアフリカンで、カーターの生まれたデトロイトでのアフリカン・アメリカンの混然を思わせます。
3曲目、ハープの原型のようなアフリカの楽器コラのリズムに哀愁あるヴァイオリンのメロディー、現在の時間則から離れていくような感じになってきました。
4曲目はゴスペル調のアフター・ビートを強調したアフリカンなワークソングを思わせる曲。
5曲目は東欧の古謡のような、生ギターのソロが良く、うねるように曲が太くなっていきます。このアダム・ロジャースというギタリストはクリス・クロスで結構きいている人が多いですね。渡し始めてで良いと思います。
コラの短い演奏のあと7曲目ベースとコラのリズムにゆったりっした大陸的なバイオリン、聴いていると再び時間の感覚が変わっていきます。大きな時間のながれは現実的には気がつきませんが、常に留まらずに私たちの横にあるのだというような。
私たちは時間を止めることはできません。まして時を戻して帰ることなど出来ないのです。ただ指の間から流れ去る時を感じるだけです。
そして、その流れがあの震撼とした時点を、まわりあわせ(暦)として過去に織り込んでいくのかも知れません。
このアルバムそんなアフリカン・アメリカンの流れが読み込まれているように思います。
8曲目、我に返ってケジャンといえる曲、流れは明るくもあるのです。
9曲目フルースの入ったカーターの曲で、このアルバムでもブルージーな曲、アコーディオンのソロも良しです。
10曲目、リズムといい、メロディといい、まるで日本の東北地方の民謡に聞こえます。
11曲目はカントリー、古い牧場にいるようでヴァイオリンのアドリブがジャジー、12曲目はベースとヴァイオリンのピッキングのリズムにゆったりした高いアコーデオン、ヴァイオリンがメロディに移れば、再び時が次の場面へと運んでいくのです。
13曲目はボーナス・トラックで、ひとつらなりな感じの12曲目で終わっても、良かったかもしれません。

REVERSE tHREAD / REGINA CARTER

レジーナ・カーター(vn)
ヤコウバ・シソッコ(kora)
ウィル・ホルスハウザー(acordion)
ゲイリー・ヴェルサーチ(acordion)
アダム・ロジャース(g)
ママドゥ・バ(el-b)
クリス・ライトキャップ(b)
アルヴェスター・ガーネット(ds)

01.ヒウンベ・アウンバ
02.フル・タイム
03.ンテリ
04.アーティスティヤ
05.ウン・アギナルド・パ・レジーナ
06.コトビロ (イントロ)
07.コトビロ
08.ゼラピキー
09.デイ・ドリーミング・オン・ザ・ニジェール
10.ジュル・ナミ|ゴッド・ビー・ウィズ・ユー
11.カノウ
12.ムワナ・タリタンブラ
13.ジーザズ・ラヴズ・ミー
 
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お礼ものです BOB BROOKMEYER & FRIENDS / Bob Brookmeyer

2011-04-13 22:01:10 | 聞いてますCDおすすめ


中古屋さんなどで1960年台の録音のアルバムを拾うと、その年にマイルスとコルトレーンとエヴァンスがどんなアルバムを録音していたかを調べてしまいます。
60年後半、年を追って変化していったミュージシャンがどのような過程にいたか、確認したくなるからです。
このアルバムまさにその3人にとても近いミュージシャンが集まっていておどろいてしまいます。
このアルバムが録音されたのが1964年5月、CBSのテオ・マセロがボブ・ブルックマイヤーを中心にしてとても豪華なメンバーを集めました。
この年の3月にはヴァーヴはこのアルバムでメイン・ホーンともいえるソロをとるスタン・ゲッツが始めてビル・エヴァンスと初アルバムを作っていますが、そこにリズムがカーター、エルヴィンです。
6月にはマイルスのバンドとして、ハンコック、カーターは来日し「IN TOKYO」を録音しています。
そしてエルヴィン・ジョーンズは5月コルトレーンのもとで「クレッセント」を録音しているのです。
まさに時代を動かしているもしくは脇を固める面々が一同に解していたのです。
1曲目エルヴィンの軽快な(ヘェー)ハイハットのリズムでまずおどろくと、ゲッツのテナーが太いテナーになりつつあるころ、その後のハンコックの凛としたピアノのです。
ゲッツはこの年「Au Go Go」をハンコックは翌年「Maiden Voyage」を録音しているのです。
2曲目、スタン・ゲッツを大きくフューチャーしてのワン・ホーンのような“ミスティー”、マイヤーのバブル・トロンボーンがオブリガートをつとめて、最近ミスティー聴いていないので、これ良いです。
3曲目テーマの後はバートン、オーソドックスなスタイルの中に、この後のRCAでの劇的な変化を予感させます。RCAとそれ以前のアルバムをつなぐ演奏として、これを手に入れたのはとても嬉しい。
6曲目、フッとエルヴィンのドラムスに耳がいきます。ゲッツやハンコックの見事なソロが並ぶのは、ブルックマイヤーのアレンジが秀逸で整っているからで、それぞれのプレーヤーの良いところを順繰りときかせてくれるのです。ロン・カーターも目立たないけど、それがまた良い。
というようにゲッツやハンコックと素晴らしいソロとリズムがつづいて、ブルックマイヤーをうっかり忘れてしまうけど、アレンジはいいし、テオ・マセオと共にこれはお礼物です。


BOB BROOKMEYER & FRIENDS

Bob Brookmeyer(tb)
Stan Getz(ts)
Herbie Hancock(p)
Gary Burton(vib)
Ron Carter(b)
Elvin jones(ds)

1. Jive Hoot
2. Misty
3. The Wrinkle
4. Bracket
5. Skylark
6. Sometime Ago
7. I've Grown Accustomed To Her Face
8. Who Cares


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ハクエイ・キム トライソニーク ライブ アット ビルボードTOKYO 2011 4 10

2011-04-11 21:53:46 | サポート中、ライブ


ビルボード東京へ行くのは初めてなので、案内順番で席を選ぶことを知りませんでした。
なので開演近くに言った私は結構後ろのほうになってしまいました。
1stのほうはほぼ時間通りに始まりました。

1st

1 Trisonique
マイクが拾っている音が聴こえてきますが、音自体は良い音です。
アドリブに入ればちょっとシックなフレーズで、ヨーロッパのグループを思い描く展開は毎回同じ演奏はないと云う彼らの証のようです。
ハクエイの髪の毛の色が落ち着いているなんて変なことを考えながら聴き出しました。
 
2 ホワイト・フォレスト
この曲は出来た当初から随分と聴いてきたとお思い返します。アドリブに入ると1曲目でも感じたけれどシットリ感があって、私的には一番マッチングしている感じです。
変な言い方だけど、エンリコ・ピエラヌンツィの素敵なトリオのような感じです。
杉本さんのベースソロに移っても、雰囲気はまるで変わりません。1つの融合が完結したのでしょうか。
そしてカルタさんとのバース、洗練されてます。
きっとこの完成を壊すようなことをこのするかも知れませんが、今はこの融合を楽しんでいます。

3 クワラルンプール
舞台はダークなグリーンのライト、杉本さんのアルコからは同じですが、夜のクワラルンプールみたいに始まってライトが変わっていつものテーマです。
舞台の上のほうにはビルボードLiveの看板がああって、厚いカーテンには照明が波のように動き、このような舞台で演奏するようになったのだと感慨にひたります。

4 テイク・ファイブ
ここてテイク5だろうとおもったらやはりテイク5、これがどのように変わっているかも楽しみです。
テーマのすぐ後フリーなスタイルには行かないで、5拍子でもなく以外やシングルトーンのフレーズ、それを深く掘り下げた後のグループの瓦解、杉本さんのダークなビート、カルタさんのドラムス・ソロに移っていきますが、単純なソロなんか叩かない、緊張感を増していきながら曲をまちめました。

5 ディレイド・レゾリューション
自作のバラッドをじっくり聴かせるハクエイ、テーマのあとは杉本さんのベースソロ、前もこうでしたっけ、これもシットリ感が増しています。

6 バード・フード
これまでオーネット・コールマンの熱いフレーズがはじけていましたが、進み方はまとまりが良すぎる感じ、私的にはグシャグシャ感もなくして欲しくない。

7 ジ・アーキオロジスト  アンコー
大好きな曲です。考古学者の口の中も今回は随分とまとまりが良い演奏でした。

1st済んで、開場時間までにオクサンを迎えに行かなければならず、ちょっとだけ挨拶しようと思ったら、なんと楽屋まで3人と一緒のエレベータで案内されてしまいました。
2ndも同じような曲になるとのこと、コリアのマトリックス演って欲しいなと言ったら、カルタさんが犯しそうにリハでやってますと言っていました。
ちょっと離れたところで食事しようということでしたが、時間がない、走るようにお店に言って、ビールを一杯であわててもどれば入場が始まっていました。
お会いすることになっていた方とも会うことができました。

さて2ndですが、なんと朝から走り回っていたのとアルコールが廻ってしまって、途中寝てしまいました。でアンコオールがイスラエルだったという事と1stより切れが増していました、という報告でり2ndのリポートはカットです。すみません・・・・・
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今年は・・・今日は・・・

2011-04-10 13:10:36 | その他
毎年、同じ場所に桜を観にいきます。今年はどうしようかとも思いましたが、やっぱり行くことにしました。





家から車で20分くらい、人の少ない朝早い時間に散歩をしてきました。





毎年来るので、どこにどのような木があって、どこにどのような色のが咲いているか知っているので、大体コースもおなじで40分ぐらいで一回りです。





ここの桜は少し遅めですが、今年は一気に花開いて、平年より種類がそろって咲いています。






緑の入っているのもなかなか、清清しくて好きです。






花の勢いに圧倒されてしまいました。






帰りには投票もして、家に戻ってから朝ごはんいただいたので、今日は長い一日です。
というのもこれから、午後にはセレモニーに着る服を見に行って、そのあとショップにちょっとよって、そのあとミッド・タウンに行って、そのあとオクサンと待ち合わせて食事して、そのあとまたミッド・タウンに戻って、そのあとやっと家にかえりますので、そのころには朦朧となっているでしょう。

お昼をいただいたら出かけま~す。

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現役ピアニスト名鑑 15

2011-04-09 16:43:25 | 現役ピアニスト名鑑
2013年度 Shai Maestroが追加になりました。
2013年度 Stefano Battagliaが追加になりました。
2014年度 Thierry Mailardが追加になりました。
2014年度 この一枚 Shai Maestroが変更になりました。
2014年度 この一枚 Tim Allhoffが変更になりました。
2015年度 Sean foran氏が追加になりました。
2016年度 Sakata Naoko氏が追加となった。
2017年度 Robert Olzer氏が追加となった。
2017年度 Pieter de Graaf氏が脱会となった。
2018年度 Piotr Wylezolさんのこの一枚が変更になりました。
2018年度 Stefano Aeby氏が追加となりました。
2020年度 Shahin Nouvasliさんが追加となった。

これで90人になりました。あと1回しかない。



Peter Rosendal ピーター・ローゼンダール デンマーク ? ?
WONDERING 20080324 またまた勘違いしました



Piotr Wylezol ピヨートル・ヴィレジョウ ポーランド ? ?
for you 20180809 思いを込めて



Renee Rosnes リニー・ロスネス カナダ 1962 49
FRLENDS FOREVER 20060714 おまけではありません



Robert Glasper ルバート・グラスパー アメリカ 1979 32
in my element 20070508 アメリカっぽくないけど


Sakata Naoko 坂田 尚子   日本
Dreaming Tree 20160730 夏休みの課題



Sean foran    ショーン・フォラン    オーストラリア    ?  ?
Transmission Point 20140604 当然の仕上がり




Robert Olzer ロベルト・オゾラー   イタリア  1971
DREAMSVILLE 20161122 美曲を選び取り力



Shahin nonvasli シャヒン・ノヴラスリ  アセルバイジャン 1977
FROM BAKU TO NEW YORK CITY 20190919 惚れこんだかも



Shai Maestro シャイ・マエストロ    イスラエル 1987 26
THE ROAD TO ITHACA 20131114 強い思いがあるから



Stefan Aeby ステファン・エヴュー   スイス  1979
The london concert 20190221 忘れて申し訳ありません。前より凄くなってます。



stefano Battaglia ステファーノ・バタグリア  ミラン イタリア 1965
Song ways 20130209 鎮静の極み



Stefano Bollani  ステファーノ・ボラーニ  ミラノ イタリア  48
Atone In THe Water 20090925   触れずに見ている



Steve Kuhn ステーブ・キューン ブルックリン 1938 73
Mostly Coltrane 20090715 トレーンのカードを作った



Thierry Lang ティエリー・ラング スイス 1956 55
Guide Me Home 20061108 晩秋の空 キリッ



Thirry Mailard ティエリー・マイラード  パリ  1966
BEHAIND THE MIRROR 20140520    マヌケから出たマコト



Tigran hamsyan ティグラン・ハマシャン アルメニア 1987 24
WORLD PASSION 20061127 風に凛と立つ



Tim Allhoff ティム・アルホフ ドイツ 1980 31
HASSLIEBE 20140517     同じ方向を見る
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爛漫じゃなくても SOL MESTIZO / MARKUS STOCKHAUSEN

2011-04-08 22:16:54 | 聞いてますCDおすすめ


マーカス・ストックハウゼンというトランペッターの作品、ECMから幾つかアルバムが出ているようですがマークをまるでしていない人、普通では素通りですが、参加ミュージシャンにチャノ・ドミンゲスの名前を見つけて購入、あとはACTレーベルなので賭けみたいなもんです。
1995年録音、1996年に発売されていたアルバムを中古で買いました。

1曲目、メンデューサみたいなアレンジで始まってミュートのトランペット、ギターにエレピに生ピアノ、幻想的な雰囲気で始まります。
2曲目は引き続いた雰囲気から女性のスペイン語のアリア。
3曲目はアフリカンなリズムで男性の低い声のリズム、この曲はちょっと好みで出ない。
4曲目トランペットのキューバンJAZZフレーズ、つづいてチャノのピアノ、良い音だと必ずチャノを聴くと思います。
6曲目ギターのリズムから生ピアノ、エレベのソロからギターソロ、スパニッシュな雰囲気は好きなところです。
8曲目、アコベのソロ(シンセをバックに)後はギターソロ、このギターがラピュダルだったらフプログレの世界だとおもってしまう、ある意味ECMを少しPOPにしている感じです。
9曲目、生ピアノのチャノのフレーズに凄みまで感じます。続くギターがまたよいので、誰だろうとおもってみたら、P・カテリーンでした。(なーんだ)いつもよりエレキはプログレぽいし、生は哀愁おびて、改めて上手いと驚きました。
10曲目、トランペットとチャノのスパニシュフレーズ。
12曲目はソプラノ・サックスから始まります。
13曲目、チャノのピアノソロからカテリーンの生ギター、わるいはずがありません。このアルバムを調べていたら、チャノのスパニシュを演奏したピアノソロアルバムが出ているのですね。
後半はトランペットが多めに活躍しますが、たぶんECMより聞きやすいだろうと想像つきます。
チャノとカテリーンがどの曲もすばらしいのですが、全部で17曲、途中に挟まれるフレーズみたいな短い曲がこれも花びらの小片のように舞ってきます。
ですから、春爛漫のように並ぶ事も悪くはありません。でも少しやりすぎで、今年はいいと思う曲10曲ぐらいを続けて聴くほうがはっきりと良さが解るようにおもいます。
逆に爛漫をそぎ落とすと、これ思わぬ推薦アルバムになるのです。

SOL MESTIZO / MARKUS STOCKHAUSEN

Markus Stockhausen (trumpet, flugelhorn)
Juanita Lascarro, Alexandra Naumann (vocals)
Simon Stockhausen (soprano saxophone, keyboards)
Chano Dominguez (piano)
Philip Catherine (guitar)
Enrique Diaz (acoustic bass, background vocals)
Jochen Schmidt (electric bass)
Thomas Alkier (drums)
Filipe Mandingo (percussion)
Pia Miranda, Felipe Mandingo (background vocals).

1. Creation
2. Iluminacion
3. Lonconao
4. Reflexion
5. Canto Indio
6. Zampona
7. Divinidad
8. Adentro
9. In Your Mind
10. Queca
11. Desolacion
12. Asfalto
13. La Conquista
14. Yemaye
15. Reconciliacion
16. Emanacion
17. Takirari


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人生のコングラッチレーション The Honeysuckle Breeze / TOM SCOOTT

2011-04-07 22:23:07 | 聞いてますCDいいと思う


永くJAZZを聞いてきて、ふと振り返るようなことがあるものです。
それは、なんらかのきっかけですが今日は振り返るように楽しんでいる一枚です。
2008年にC・アダレーへ捧げた「Cannon-Re-Loaded」というアルバムをだしたのがTom Scoottです。
このとき1948年生まれのトムは60才でした。
このアルバムが録音されたのが1967年、若干20歳のトム・スコットのデヴュー作です。
この1967年は私がJAZZをまじめに聞きだしたときで、きちんとしたJAZZの実感はこの年からと思います。
この年、J・コルトレーンが亡くなりました。そしてこのアルバムがでた1968年には、キースが「マイ・バック・ページ」を、コリアが「ナウ・ヒー・シング」をそしてマイルスが「イン・ザ・スカイ」をだした年でした。
なんだか今日は振り返っていますが、これがトム・スコットの記念すべきアルバムで、永い演奏活動の記念すべきコングラッチレーションとこじつけているのです。
というより、コングラッチレーションからこのアルバムに飛んでいるのです。

1曲目、あの時代にもどるギターのリズムからトムのソプラノでスタート、2曲目は当時のアソシエーションズというグループのヒット曲“NEVER MY LOVE”カルフォルニア・ドリーマーズというグループ(これも1967年ガボール・ザボとインパルスからカルフォルニア・サウンドのアルバムを出した)のコーラスにテナーでソウルフルにバックをつけます。
3曲目ビートルズの曲はフルートと、デヴューからマルチ・リード奏者としての活躍で、これが各楽器それぞれが、それぞれ上手いのですから、凄かったのです。
4曲目はコルトレーンの“ナイーマ”をソプラノで、これが女性コーラスがバックに入ってメローな感じで、一風変わったナイーマです。
5曲目は当時のドノヴァンのヒット曲“MELLOW YELLOW”をエフェクを掛けたテナー・サックスで、この奏法もしばらく流行りました。
ここまでがA面でもちろんB面も懐かしい感じはつづきますが、話はこのアルバムの飛んだ理由です。

Blogを6年も書いていると、その間には記念となるような日があるものです。そしてありがたいことに、それを記憶にある印象で残すことができるのです。
わがオクサンが保証人の判子をついて、本日婚姻届を役所に出したそうです。(息子は仕事なのでその相方が)
セレモニーは後になりますが、そのころは目も廻るほど忙しいはずで、今日という日をえらんだようです。何もないのですが、記念すべき日として、コングラッチレーション。

4月2日オクサンの友達のお嬢さんの踊りを国立劇場に観に行きました。その時とった写真を添えて記念に残します。





The Honeysuckle Breeze / TOM SCOOTT

Louis Morell Guitar
Mike MelvoinOrgan Piano, Harpsichord, Keyboards
Emil Richards Percussion
Jimmy Gordon Drums
Bill Plummer Sitar
Dennis Budimir Guitar
Gary Coleman Percussion
Gene Estes Percussion
Rudy Van GelderRema stering
Carol Kaye Bass (Electric)
Lincoln Mayorga Piano, Harpsichord, Keyboards
Tom Scott Flute, Sax (Alto), Sax (Soprano), Sax (Tenor), Wind, Producer

1 THE HONEYSUCKLE BREEZE
2 NEVER MY LOVE
3 SHE'S LEAVING HOME
4 NAIMA
5 MELLOW YELLOW

1 BABY I LOVE YOU
2 TODAY
3 NORTH
4 BLUES FOR HARI
5 DELIVER ME
コメント (2)
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