随分評判になった本のようで、図書館に予約して順番がまわってくるまで1年近くかかった。
東大法学部を卒業し、メガバンクに入社、若く支店長になり出世レースを走っていた主人公が、組織の狭間で49歳で子会社出向、転籍して63歳で退職、その後の主人公の生き方、あがきをつづった物語。
自分のこと見たいという読者カードが沢山編集部にとどいたそうです。
主人公の退職年齢もとうに過ぎているわが身にとっては、この話かなりシビアなもので、ヒェー、オクサンとこんなになってしまうのとか、こういう結果になってしまうのとか、感想も書きづらい。
読み終わった本は今はオクサンが読んでいて、その感想も怖いものがある。
あまり面白くないでしょってちょっと聞いてみたら、「真面目に読んだ方がいいぞ」ってお~こわ。
最近ポスト・クラシックと言うのを多く聞きだしていて、その世界をうろついて知ったチェリスト。イスラエル生まれのアメリカで演奏活動をしている人のようです。日本語で解説している文章に巡り合店遭いけれど、このアルバムはClassical, Folk, World, & Countryにジャンルつけられていました。
外見は美形ですが結構ハードな方のようです。
1曲目はKayhan Kalhorと言う人の作曲でこの人イランの古楽器カマンチャを弾く人だそうで、曲の方もウードが入ってきて、曲はかなり情念がこもったような演奏で、チェロでこのようなのを聴くのは初めて、ということで好みはありますが、めずらしい。
2曲目はアルメニアのDjivan Gasparyanというdouble-reed woodwind fluteを吹く人の曲で、中東色はなくなりますが、やはり情念のこもったチェロが結構重たくメロディをつづります。
3曲目はティマー・マスカというイスラエルの映画音楽作曲家、女性ヴォーカルがフラメンコ風に始めて驚くけど、後はウードがギターに近いアルペジオにチェロが絡んで少し温度が上がる感じです。
4曲目はダグラス・クオモという映画音楽作曲家のTHE SEX AND CITYを作った人の曲、太いチェロのソロで古代の教会で歌い上げるような、チェロを多重でとってダークなバロック調。
5曲目はレッド・ツエッペリンのジミー・ペイジとロバート・プラントの曲。これはチェロでプログレ、これはあるパターンだけれどドラムスが入って弦楽4重奏とは違って聞きやすいところあり。
ということで一寸変わったチェロ、しなやかな、優雅な流れが一般におもうだろうけれどこれは違う。
変なたとえだけれど、日本刀を構えているのが普通のチェロだとすると、このアルバムなぎなたで演技しているような感じです。
PROVENANCE / MAYA BEISER
Cello – Maya Beiser
Oud – Bassam Saba
Percussion – Jamey Haddad, Shan Shanahan
Vocals – Etty Ben Zaken
1 I Was There
Composed By – Kayhan Kalhor
2 Memories
Composed By – Djivan Gasparyan
3 Mar De Leche
Composed By – Tamar Muskal
4 Only Breath
Composed By – Douglas Cuomo
5 Kashmir
Composed By – Jimmy Page, Robert Plant
広告でポスト・クラシックのアルバムをみてとても欲しくなって、その日は銀座に行く日だったのでYにいったら棚積みされていた。1つだけかったのがMAX RICHTERの「from SLEEP」でこれが良い。SLEEPのための音楽だから悪い筈がない。
ポスト・クラシックというのを知らなかったけれど、クラシックの手法にエレクトニカなどを盛り込んだもののようです。
もっと欲しくなって熱帯で選んで2枚ポチリました。
その一枚がこの「SONGS FROM BEFORE」で昨日届きました。
もう一枚頼んだのが届いたら記事にしようと思っていて、今日は内容をかこうというのではない。
良くて手元に来たと驚いたはなしです。
頼んだ先は熱帯にあるアメリカのショップ「rarewaves-usa」とても安くて驚いた。頼んで1週間ぐらいかかったけれど日本の半値ぐらいでてにはいった。
其れで驚いたのは良く届いたってことで、日本の郵政を褒めるべきなのでしょうか。
贈り先はふつう〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号そして名前で届くものでしょう。
このアメリカからの届け物〇〇県〇〇市〇〇町で私のなまえmonaka(実際は違う)で届いてしまった。
私の住んでいるところは東京の隣の県、それも川を渡ってすぐだから、町の戸数が30軒というようなところではありません。
この記事のために調べたら、わが町、2,389世帯、5007人の人が住んでいるそうです。
〇〇町のmonakaさんはさほど有名ともおもえませんからこれは結構驚いた。
運が良かったのかもしれないけれど、熱帯からの仕入れも結構あるからかもしれません。
何故住所が消えたのか、熱帯に登録している住所を使うをクリックしただけだから、データはちゃんと飛んだはずなのに熱帯が問題なのか、受け先がミスったのか、一寸こわい気もしますが、これはテストした方が面白い。
何か良いのがあったら試してみます。
オクサンの誕生日はだいぶ前だけれど、お祝いに息子1がミュージカルのチケットを準備してくれた。というよりか息子たち4人と赤坂で公演している「ビリー・エリオット」を観ることになった。
ミュージカルを生で見るのは6年ぶり、観たメンバーも同じ、みたミュージカルもおなじです。
息子1たちがアメリカにいたころ、訪ねてブルードウエーでこの「ビリー・エリオット」を観たのを覚えている。
言葉はほとんどわからなかったけれど、「リトル・ダンサー」という映画をその前に観ていたからすじだてはわかった。
今回は日本人なので言葉もわかるだろう。
炭鉱の町の話だから、博多弁のようになまっているのには驚いたけれど、楽しく見れた。オケの音が良いのでどうなっているのか一番前までいってみてみたら、舞台の下に大きなバンドが生でいたので納得しました。
5時開演して8時前に終演、子供が出演するからでしょうが、早く終わってくれてありがたい、予約しておいてくれた近くのレストランで軽く食事をとりました。
ベルギーのビールが売りのところですが、これは酢のように甘酸っぱくて、この後はワインをいただきました。
ビリー・エリオットの誕生日というのは、別にビリー・エリオットの誕生日の話ではなくて、ビリー・エリオットを誕生祝いに観て楽しかったというお話でした。
お店でサービスに出してくれたデザートと、その時撮った写真をビールのラベルにしてプレゼントしていただき、嬉しくなって帰りました。
ミュージカルを生で見るのは6年ぶり、観たメンバーも同じ、みたミュージカルもおなじです。
息子1たちがアメリカにいたころ、訪ねてブルードウエーでこの「ビリー・エリオット」を観たのを覚えている。
言葉はほとんどわからなかったけれど、「リトル・ダンサー」という映画をその前に観ていたからすじだてはわかった。
今回は日本人なので言葉もわかるだろう。
炭鉱の町の話だから、博多弁のようになまっているのには驚いたけれど、楽しく見れた。オケの音が良いのでどうなっているのか一番前までいってみてみたら、舞台の下に大きなバンドが生でいたので納得しました。
5時開演して8時前に終演、子供が出演するからでしょうが、早く終わってくれてありがたい、予約しておいてくれた近くのレストランで軽く食事をとりました。
ベルギーのビールが売りのところですが、これは酢のように甘酸っぱくて、この後はワインをいただきました。
ビリー・エリオットの誕生日というのは、別にビリー・エリオットの誕生日の話ではなくて、ビリー・エリオットを誕生祝いに観て楽しかったというお話でした。
お店でサービスに出してくれたデザートと、その時撮った写真をビールのラベルにしてプレゼントしていただき、嬉しくなって帰りました。
1970年から1980年台っていうのは若さまっただ中だったから、フュージョンは生活音楽みたいだった。もちろんミンガスだ、アイラーだ、エバンスだと聴いていたから、生活音楽といってもアルバムを買って聴くほどでもなく、ほとんどFM放送からカセットに落として聴いていた。
最近フュージョンのリイシュウ―もマニアックなものまでが出る様になって懐かしいとはおもうのだけれど、よっぽどでないと買ってはいない。
よくいくショップでは企画アルバムを出しているのだけれど安くて選曲がいいのでよくかっている。このアルバムも新しい企画でなかなか年寄の回顧心をついている。1,500円だからまっ良いかと買ってみた。
もちろん構えて聴く者でもないので、休みにただ流している。全部で30曲、もちろん全ての曲は当時聞いたもの。
嬉しいことはライナーにその曲が入ったジャケの写真があって当時のアルバムまで思い出す事ができる。それをみてわかったのは持っているのはグローヴァー・ワシントンの3枚のアルバムだけでJAZZ行動も決まっていた様でした。
EVERY BODY FUSION! THE BEST FUSION OF WARNER DAY
[disc 1]
01. スタッフ「いとしの貴女」
※NHK-FM『軽音楽をあなたに』テーマ曲
02. ラリー・カールトン「ルーム335」
03. アル・ジャロウ「モーニング」
04. 渡辺貞夫「RENDEZVOUS」
05. ジョージ・ベンソン「マスカレード」
06. デイヴィッド・サンボーン「カーリーへ捧ぐ」
07. 松岡直也「TOUCH THE NEW YORK PINK」
08. マイケル・フランクス「アントニオの歌(虹を綴って)〈アントニオ・カルロス・ジョビンに捧ぐ〉」
09. グローヴァー・ワシントンJr「イースト・リヴァー・ドライヴ」
10. アル・ジャロウ「スペイン」
11. イエロージャケッツ「サムライ・サンバ」
12. デイヴィッド・サンボーン「シカゴ・ソング」
13. マンハッタン・トランスファー「スマイル・アゲイン」
14. マイク・マイニエリ「サラの感触」
[disc 2]
01. ヴェイパー・トレイルズ 「サーフサイド・フリーウェイ」
※音楽情報番組『ベスト・ヒットUSA』テーマ曲
02. グローヴァー・ワシントンJr「クリスタルの恋人たち」
03. パット・メセニー・グループ「ラスト・トレイン・ホーム」
※TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険エンディング・テーマ曲
04. ラリー・カールトン「夢飛行」
05. 松岡直也&ウィシング「A SEASON OF LOVE」
06. スタッフ「アズ」
※FM東京『アスペクト・イン・クロスオーバー』テーマ曲
07. デオダート「ラヴ・マジック」
08. ラーセン=フェイトン・バンド「ファントム・オブ・ザ・フットライツ」
09. グローヴァー・ワシントンJr「キャン・ユー・ディグ・イット」
10. デイヴィッド・サンボーン「我が心のジョージア」
※缶コーヒー『GEORGIA』CM曲
11. ジョージ・ベンソン「愛のためいき」
※ノエビア化粧品CM曲
12. マイルス・デイヴィス「ハイ・スピード・チェイス」
13. マンハッタン・トランスファー「貴方には、何も出来ない」
14. 渡辺貞夫「COOL BREEZE」
15. デイヴィッド・サンボーン「ストレイト・トゥ・ザ・ハート」
16. アル・ジャロウ「ユア・ソング」
永い間ジャズを聴いてきたけれど、その長い間づっと続いている(メンバーは若干変わっているけれど)バンドがオレゴンで47年だそうです。このアルバムが30枚目です。
実はオレゴンの前、ポール・ウインター・コンソートのころからきいているので、ほぼ私の全ジャズ人生を供にしているという感じです。
ポール・ウインターはこれ以前にボサノヴァをやっていて、フラワー・ムーヴメントに入ってこのアルバムのイカルスで大ファンになってそれがオレゴンに発展していったのです。
そういう付き合いだから永い、ただしアルバムとして持っているのは5枚ぐらいでしょうか、あまり真面目には追っかけてきませんでした。今回のアルバム、とてもいい。
とてもオレゴンらしいというのは変な理由だけれどいい。2曲目ポール・マッキャンドレスはオレゴンで吹いているときが一番のびのびとしているのでないでしょうか。
4曲目タウナーの弦とマッキャンドレスのソプラノ、まさに変わることないオレゴンの調べと言うのでしょう。後半、パオロ・デッラ・ポルタのベースソロが入ります。この人パオロ・フレスやあのBobo Ferreのアルバムでおなじみの人です。本アルバムでグレン・ムーアから変わったのですが、これがサウンド的には大正解です。5曲目でも長い、スウィンギーなソロを披露します。
実はオレゴンの重要人物であるグレン・ムーアはタウナーとの最初のデュオ・メイトだったわけで永年メンバーにおもわれるので、想像するに年のせいで(75歳、タウナーは77歳だけど)交代したのでしょう。
でもこれが私的には正解、グレン。ムーアのベースが実は相性悪かった。そこがこのパオロ・デッラ・ポルタさん、芯のあるしっかりしたベースでいい。
8曲目"Aeolian Tale”はそのポルタの曲で、これがいい、この人生ギターにとても合うのでしょうか、4者がとても良い響きです。
9曲目シンセで始まる"Lantern”も面白い展開で、新しいバンドになった感もあります。
最後の曲"The Water Is Wide ”もこれまでのオレゴンの答えのように明確な道を示している感じです。
と言うことでとても満足のいくオレゴンのアルバムになりました。
LANTERN / OREGON
Paul McCandless (oboe, english horn, ss, bcl)
Ralph Towner (classical guitar, p, synth)
Paolino Dalla Porta (b),
Mark Walker (ds, hand per, ds synth)
2017年作品
1. Dolomiti Dance (Ralph Towner)
2. Duende (Ralph Towner)
3. Walk The Walk (Mark Walker)
4. Not Forgotten (Ralph Towner)
5. Hop, Skip And A Thump (Ralph Towner)
6. Figurine (Ralph Towner)
7. The Glide (Ralph Towner)
8. Aeolian Tale (Paolino Dalla)
9. Lantern (Oregon)
10. The Water Is Wide (traditional)
何とも内容の薄いblogを10年以上つづけていて、記事とは言えないけれど3、200ヶ以上書いている。ほとんど毎日のように書いていた時期もあったし、もうやめようと思ったこともありました。ここの所ペースも落ちてきたし、内容もあいまいになっているようなきもします。
もちろんアップは自由だし金銭の利得の発生も一切ないから、記事のアップに締切などありません。
ところが少し間が空くと落ち着かなくなるのです。
そんな中でこの本を見つけました。有名執筆者数十名がおもに締切のことをつづった文書を編集した本です。
表紙にあるように「どうしても書けぬ。あやまりに文芸春秋社へ行く。」〆切りまでに書けぬ苦しみをつづったものは、他人の苦しみ私にとっては蜜の味本ではありませんか。
漫画家の長谷川町子女子の漫画も載っていて、その右往左往には大笑いです。呻き声など序の口、壁に頭を打ち付けたり、訳の分からないところ立っていたり、、イヤ大変。
雑誌に穴をあけるという恐怖は並大抵でない、想像以上で、これはわらってられない。
まず近寄らないで良かった。と言うことで笑ってやろうとおもったら結構まじに同情してしまいました。
charnett moffettは初めて記事にするんじゃないだろうか。昔ヴィーナスでモフェット・ファミリー・ジャズ・バンドっていう家族バンドをきいて上手いベーシストだと思っていたけれど、ウィントン・マルサリスもマンハッタン・ジャズ・クインテットも聞かなかったからソン後はずっとクロスしなかった。
今回はエッ、ファラオってまだ現役だっけというので、たまにはしっかりジャズしてるだろうと買ってみた。
1曲目、ファラオがファラオの味を出していて良い感じ。アルバムタイトルが「music from our soul」ってずいぶん大そうな題だけれど、リーダー30年記念だそうだ。
チャーネット、天才肌と言われたそうだけれど、上手いことは確か。エレベにアコ、アルコまでここで弾いていて、アコでは強靭なリズム刻むし、エレベも結構迫ってきます。
8割かたエレを演奏しているけれど、曲によって奏法をというか弾き方をかえるから、オオ、ジャコだ、アリャ、スタンリーだ、ムッヴィトウスだっていう感じで、上手いから演ちゃうのだろう。聴いている方は楽しいんだけどチャーネットはどれみたいに思ってしまいます。
いろんな人がそれぞれ出ていて、ベースパターンもちがうからまるで「フェスにいるみたい」と題をつけたら、実際4つの録音3つのフェスだったのね。
music from our soul / charnett moffett
Charnett Moffett (Ac-B, El-B)
Pharoah Sanders (Ts)1, 7, 13
Stanley Jordan (G)1, 2, 4, 5-10, 12, 13 (P on 1, 7, 13)
Cyrus Chestnut (P, Key)2, 3, 5, 8, 9, 10
Jeff "Tain" Watts (Ds)1, 2, 7, 8, 9, 10, 12, 13
Victor Lewis (Ds)3, 5
Mike Clark (Ds)4, 6
Rec. October 16, 2014, NY (4, 6)
January 25, 2015, Live at Jazz Standard, NY (3, 5)
February 21-22, 2015, Live at Jazz Alley, WA (1, 7, 12, 13)
April 30, 2015, Live at Bern Jazz Festival, Switzerland (2, 8, 9, 10
1 Music from Our Soul (feat. Jeff "Tain" Watts, Stanley Jordan & Pharoah Sanders)
2 freedom (feat. Stanley Jordan, Cyrus Chestnut & Jeff "Tain" Watts)
3 Mood Indigo (feat. Cyrus Chestnut, Stanley Jordan & Jeff "Tain" Watts)
4 So What? (feat. Stanley Jordan & Mike Clark)
5 Come and Play (feat. Cyrus Chestnut & Victor Lewis)
6 Love in the Galaxies (feat. Stanley Jordan & Mike Clark)
7 We Are Here to Play (feat. Stanley Jordan, Jeff "Tain" Watts & Pharoah Sanders)
8 Mediterranean (feat. Cyrus Chestnut, Stanley Jordan & Jeff "Tain" Watts)
9 For Those Who Know (feat. Stanley Jordan, Cyrus Chestnut & Jeff "Tain" Watts)
10 Just Need Love (feat. Stanley Jordan, Cyrus Chestnut & Jeff "Tain" Watts)
11 Celestial Dimensions
12 Sound World Suite (feat. Stanley Jordan & Jeff "Tain" Watts)
13 Freedom Swing (feat. Stanley Jordan, Jeff "Tain" Watts & Pharoah Sanders)
14 Love for the people encore