JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

楽しいアルバムをありがとう。 LIVE AT "RAG" HIDEFUMI TOKI FEAT. KAZUHIKO TAKEDA

2022-01-11 10:09:59 | 聞いてますCDおすすめ


ショップでみていて、欲しくなったアルバム。昨年亡くなったサックスの土岐英史さんの追悼アルバムだろうから買いました。
土岐英史さんが大好きだった。昨年アルバム「Little Boy's Eyes」がリリースされたのをおぼえているけれど、そのよく月71歳で亡くなられた。アンリャ結構近い年なんだ。1985年ギターの山岸潤史と結成したバンド、「チキンシャック」が当時TVによく出て(ジャズを聴かせる番組があった。)それで好きになった。つややかな音色とフレージングが大好きだった。世界に誇るフュージョンバンドだったと思う。
あまり生を聞きにはいかなかった頃に、銀座だったかに聞きに行ったことがある。「チキンシャック」ではなかった。そのとき少し話したけれど、とても優しい感じのステキな人だった。
アルバムは買っていなかったけど、近年になってレンタル屋さんに「チキンシャック」のベスト盤があって、愛聴になっている。



今度出たアルバムは関西のギター竹田一彦とアルバムを作る前夜にした一夜限りのライヴの模様とのこと。竹田一彦氏は知らなかったけれど、これがまたブルース・フィーリングがあって、土岐さんのフレーズと気持ちよく絡まる。特に1曲目土岐さんお曲”C Minor ”のブルースがいい。オルガンの宮川純のハモンド、奥平真吾のドラムスでまさにブルースを演る組み合わせのようだ。
ギターの武田氏が語る「今日のメンバーでやるのは初めてだけど、気分良くやっている。気持ちいいよ。ギターで何を表現したいか?そんなもの、ないよ(笑)何も考えてないんだ。だって、ただ楽しく出来たら、それで十分じゃないか」。
土岐さん、とても楽しいアルバムを残してくれてありがとうございます。

LIVE AT "RAG" HIDEFUMI TOKI FEAT. KAZUHIKO TAKEDA

土岐英史 Hidefumi Toki  alto sax
竹田一彦 Kazuhiko Takeda guitar
宮川 純  Jun Miyakawa   organ
奥平真吾 Shingo Okudaira drums
2020年3月5日京都RAGにてライヴ録音

1. C Minor (H.Toki)
2. Everything Happens to Me (M.Dennis)
3. On the Trail (F.Grofe)
4. The Guitar Man (H.TOKI)
2020年3月5日京都RAGにてライヴ録音
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静かな日常 BREATH BY BREATH / FRED HERSCH

2022-01-09 08:42:14 | 聞いてますCDおすすめ


昨年の暮れに届いたフレッド・ハーシュの新作は彼のトリオとパーカションのゲストRogerio Boccatoに弦楽四重奏を加えたものTHEだった。なお言えばかれが日ごろ行う瞑想の中で生まれた8曲を「The Sati suite」という組曲として録音している。(最後にシューマンへのオマージュ曲が演奏される。)
1曲目、弦楽四重奏がピアノのバックとしてハーモニーを奏でるというよりかはピアノとの駆け引きで曲を作っていくような形で始まる。2曲目”悟った心”では、まさに悟りを開いたような落ち着いたピアノソロの最後にストリングスが答えるという形。そして3曲目Drew Gressのピッチカートにストリングスが参加するとGressのソロ、ハーシュがハーモニーとつけていくという、1曲目からの瞑想の中で進んでいるよう流れ、Crosby Street String Quartetという四重奏団の響きも大変美しい。
曲調が変わる4ッ曲目”Monkey Mind”は瞑想は夢の中にいるのではなく、その中で心がざわついたりすることがあるという、四重奏団のピチカートが揺らぐ曲。次の曲は今度は心の揺らぐ様を表す”Rising, Falling”まさに一連の曲を組曲として聞いて瞑想への参加をハーシュが呼びかけている。
この作品で弦楽四重奏と共演することに、ハーシュ自身がアルバムに書いている。
「シンシナティのうら若き音楽家として、弦楽四重奏を聞きながら育った。ピアノの先生が名高いラサール弦楽四重奏団のチェリストの婦人だったため、小学生の頃からその家の居間で絨毯に寝そべりながら、~そして8歳で作曲の勉強を始めてからは、作曲した楽曲の殆どは4声の旋律部に焦点がおかれていた。弦楽四重奏は僕にとって自然な音楽構成なのである。」
そう思うと、まさにこのアルバム、ピアノのハーシュのほかにストリングスというハーシュが対等にあって互いを曳きあう。
エピローグとしての9曲目、瞑想の後の奏者全員の穏やかの安らぎが、ハーシュが望むようにある。
本年、静かな日常が戻っている。

ハーシュの弦楽四重奏団のアレンジが素晴らしいので、弦楽四重奏と一緒に演奏しているものがあったか探してみた。
ハーシュ名義のアルバムは見つからない。ハーシュ名義ではないのだけれど、ハーシュの棚のところに置いてあった1枚があった。とても古い録音で、ニューヨーク・ストリング・カルテットという四重奏団のアルバム。なんと日本企画のアルバムです。



ニューヨークにちなんだスタンダードをストリングス・カルテットが演奏するもので、バックにハーシュの当時のトリオと川崎燎が参加している。(日本企画らしい)10曲中8曲はロバート・リヴィングストンという人がアレンジしているが、2曲”ニュヨークの秋”と”マンハッタン”はハーシュがアレンジを担当している。



新しいアルバムでハーシュが書いているのを読んだ後だからではあるが、この2曲がほかの8曲と比較して魅力的で、違いがあると思うのは間違いないと思う。ということで今年3っ目のアルバムは地味さがあって偏るけれど、ことし何度か聞いてゆく幅広なアルバムのような気がします。

おまけ
「ニューヨークの子守歌」ニューヨーク・ストリングス・カルテットの解説ではフレッド・ハーシュはまだ大きくは書かれていない。この録音1988年8月の録音でダウンビート誌が「才能豊かでイキなピアニスト」と評していると書いてある。
そこでハーシュの古いのを棚から持ってきた。
私が持っているので一番古いのが「horizons」でたぶんリダー・デヴュー作だったと思う。1984年10月の録音。



ハーシュの初録音は、それよりか1カ月前、1984年9月、Jane Ira Bloomというソプラノ・サックスの人のアルバムではないかと思う。(これは持っていない。



ニューヨーク・ストリングスは1988年の8月録音だけれど、その年の3月に「horizons」に続く2作目「ETC」は同じトリオメンバーだった。



BREATH BY BREATH / FRED HERSCH

Fred Hersch (piano)
Drew Gress (bass)
Jochen Rueckert (drums)
Rogerio Boccato (percussion)*Track 6
with
Crosby Street String Quartet
Joyce Hammann & Laura Seaton (violins) Lois Martin (viola)
Jody Redhage Ferber (cello)
2021年8月24,25日 NY

1.Begin Again
2.Awakened Heart
3.Breath by Breath
4.Monkey Mind
5.Rising, Falling
6.Mara
7.Know That You Are
8.Worldly Winds
9.Pastorale (homage a Robert Schumann)
コメント (2)
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今年最初の料理

2022-01-07 13:20:35 | その他
オクサンが正月疲れで風邪をひいて長引いている。食事を作るのが億劫ということで頼まれた。
スパーに行ってみたら、ワタリガニがあったので、それを使うことにした。正月のお節の残りとか、そんなのばかりだったからイタリアンに使用。
野菜はズッキーニとパプリカ。イカもエビも買ってみた。
二ンニク、鷹の爪、オリーブオイルでミニ・トマトのソースを作る。別にニンニク、鷹の爪で、パプリカ、ズッキーニ、渡りカニ、イカをフランべ。トマトソースを加える。



そこにゆで上げたパスタを絡めて出来上がり。



盛り付けは苦手だから見栄えはよくないけれど、渡と以下から出たうまみがフレシュ・トマトに交じって結構いい出来でした。




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今年二つ目は襟を正す PIAZZOLLA / Dai Miyata

2022-01-05 16:10:20 | チェロ無難


今年一番をアート・ブレーキ―に譲ったけれど、襟をただしてきくのだったらこちらと感じるアルバムです。
わが宮田大ちゃんがピアソラだけのアルバムを作りました。
大ちゃんはピアソラをよく弾くけれど、それは昔からYo yo-Maのピアソラ演奏が愛聴だったからで、ピアソラの音楽の思い入れが深い。



2017年のアルバム「木漏れ日」では”カフェ1930”と”グランタンゴ”をピアノとのデュオで演奏している。



2020年のアルバム「トラヴェローグ」ではギターの大萩康司とのデユオで「オブリヴリオン」と「ブエノスアイレスの冬」を演奏している。

ただピアソラが人気があり、チェリストとして選択するのではなく、ここにはこのアルバムに至る思い入れがある。
それはまず選曲に表れている。2曲目”タンガータ”と曲名をみて、あれだと思う人は少ないだろうし8曲目”.スール:愛への帰還”というのは私も知らなかった。ここで書いてしまうけれど、この演奏が凄い。山中惇史にが編曲し「ウェールズ弦楽四重奏団」との演奏になるが、アルゼンチンの抑圧された人々を描いた映画音楽を、その感情が静から激へと移っていく様子が素晴らしい。
このほか曲の内容によって、三浦一馬のバンドネオンや山中惇史のピアノとえんそうしていて、一つ一つの曲との真摯な向き合いが感じられる。
チェロを演奏する人って結構群れて仲がいい。チェリストが何人も集まった演奏会もあり、大ちゃんとも何度かあっていて、とても面白い人との、そして真面目と感じている。だから対抗するとかの意識よりも高めあうという方が強いともうのだけれど、あることにきがついて、勘繰りだけれど面白い。
ピアソラの曲をユニークなアプローチで演奏する桜井大士(ヴァイオリン)橋本専史(チェロ)金森基(コントラバス)高木梢(ピアノ)が作った「EL CIELO 2020」というグループが出したアルバム。



こちら2020年に出たものでタイトルも何んと「ASTOR PIAZZLLA」そしてこのアルバムの1曲目が大ちゃんのアルバムの1曲目「鮫」と同じ選曲となっている。もちろん対抗しているわけではないし、素晴らしいアルバムだったので、感化された宮田大、このピアソラ・アルバムを作ってような気がしてしまうし、「鮫」はその回答のような気がしてならない。

どちらも素晴らしいアルバム、それもかなりなので、出来たら二つン並べて聞くことをお勧めする。

PIAZZOLLA / Dai Miyata

編曲:山中惇史(Tr.1, 2, 4-13)
三浦一馬(Tr.3)

演奏:
宮田大(チェロ)

山中惇史(ピアノ)/Tr.2, 4-13
ウェールズ弦楽四重奏団/ Tr.1, 4-8, 13
三浦一馬(バンドネオン)/ Tr.3, 6, 8

録音:
2021年4月サウンド・シティ世田谷
2021年8月小出郷文化会館(新潟)


1.鮫
2.タンガータ
3.言葉のないミロンガ
4.悪魔のロマンス
5.アレグロ・タンガービレ
6.ツィガーヌ・タンゴ
7.ヴィオレンタンゴ
8.スール:愛への帰還
9-12.「天使の組曲」
天使のイントロダクション
天使のミロンガ
天使の死
天使の復活
13.アディオス・ノニーノ



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今年一番は、力強く、明るく、楽しい。FIRST FLIGHT TO TOKYO ARRT BLAKEY AND THE JAZZMESSENGERS

2022-01-03 14:53:00 | 聞いてますCDおすすめ


今年の駅伝は強い青学が帰ってきてよかった。みんな喜んでいるでしょう。
さて今年最初のアルバムは一瞬去年の最後にしようかとも考えたもの。力強く、明るく、楽しいアルバム。今日の青学みたい。
演奏されているのは、「モーニン」だし「ブルース・マーチ」、「チュニジアの夜」や「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」だから説明はいらない。
アート・ブレーキ―が初来日した時の録音がみつかったもので、1961年1月14日の録音。
まだこのころは、ジャズを聞いていなかったけれど、この来日が凄い騒ぎになっていたことが、覚えているような気がする。
この数年後からジャズを聞き出したけれど、ブレーキ―にはほとんど聞かないで通りこしてしまった。
だからアルバムを買うことはなかったけれど、やはりちょっとまずいので廉価のボックスを買っていた。



お仲間が記事にしたのを読んでこれは急にほしくなった。なんたって、リー・モーガンにウエイン・ショーターのフロントは凄い。若い



真剣にジャズを聴く、聴衆をうたれて、後半にむけて白熱していく演奏。CD2の「ナウズ・ザ・タイム」、こんなドラム・ソロを生で聞くのはたぶん初めてっだっただろうと想像すると、ちょっとぞくっとする。

FIRST FLIGHT TO TOKYO ARRT BLAKEY AND THE JAZZMESSENGERS

Art Blakey(ds)
Lee Morgan(tp)
Wayne Shorter(ts)
Bobby Timmons(p)
Jimmy Merritt(b)
1961年1月14日、東京、日比谷公会堂にてライヴ録音

Disc 1:
1.Now's the Time (Charlie Parker)
2.Moanin' (Bobby Timmons)
3.Blues March (Benny Golson)
4.The Theme

Disc 2:
1.Dat Dere (Bobby Timmons)
2.'Round About Midnight (Thelonious Monk)
3.Now's the Time
4.A Night in Tunisia (D. Gillespie, F. Paparelli)
5.The Theme
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謹賀新年

2022-01-01 14:49:33 | その他


あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。 2022年
            monaka
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