ハーベストの秋に加茂・恭仁京あたり ~WITHOUT YOU
秋晴れの日、黄金色に輝く加茂あたりを散策した。
まさに豊穣・ハーベストの秋!
嬉しい実りの季節の筈なのに、やけにモノ悲しいのは・・・
やっぱり、「WITHOUT YOU」のせい?
カランカランと小さな風車が廻るので、目に留まった。
そこだけ、南欧の片田舎の風情を醸し出していた。
恭仁京に向かう道すがら、秋明菊と古色蒼然たる石標を見かけた。
ステンショとは、いい響きだ。
この地がかつての首都だったとは誰も信じまい。
恭仁京は、奈良時代に聖武天皇によって造られた都。
当時、たびたび疫病や戦乱に見舞われ、世情不安の中、こうした事態を打開するためか、聖武天皇は、奈良の平城京を離れ、各地を転々とした後、天平12年(740)に現在の加茂町瓶原の地を中心に新都を定めた。
しかし、恭仁京は天平16年(744)にわずか4年あまりで廃都されてしまった。
いまや、何の変哲もない田舎の野原に、コスモスが風に揺れるだけ。
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
にほんブログ村
FC2 Blog Ranking