1992年(平成4)、二つの写真集が、あいついで刊行された。藤原さんの「少年の港」、そして橋口さんの「BERLIN」の二冊がそれである。これらはわたし自身過去にも取り上げてあるから、ご記憶の方もおられるだろう。20年あまり前に刊行されたこの二冊は、大げさにいうと、わたしのエポックとなった、とても重要な二冊となる。これらがどれくらいすぐれた達成であるか、非力なわたしは説得力のあることばで批評することができないのがもどかしい。そうはいうものの、ここへきて、またなにか感想めいた文章を書いてみずにいられない・・・という気分になって、書庫から「少年の港」「BERLIN」の二冊を引っ張り出し、さっきテーブルフォトの要領で、収録作品5枚ずつを撮影したばかりだ。
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Big Wednesdayといっても、サーファーではないわたしがいうのは、ぜんぜん違う意味。何日か前に、眠れない夜の底で悶々としながら、いろいろなことを考え、わたしのBig Daysを二つ考えた。
一つはBig Sanday、もう一つがBig Wednesdayということになった(^-^*)/自己流の命名なのでなんのことだかわからないだろうから、簡単に説明をしておこう。■Big Sandayこれは遠いところへの撮影旅行を指している。カメラを三台もって、着替えをつめたデイパックを肩に、十日間の撮影旅に出たいという、ささやかな夢のこと。
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