(この日記は本をめぐる三毛ネコの近況なので、関心がもてない方は遠慮なくパスして下さいませ、ませ♪)
数日前から、小説を書こうとして、なかなかうまくはかどらず、苦心惨憺といった体たらく。
う~む、むずかしいなあ。
詩なら30~40分もあれば一応まとまったものにはなるが、小説は短編でもそう簡単には書けない。これまで何回も書いている。だけど、最後まで書けた・・・と思えるものは数編止まり。それも、出来が . . . 本文を読む
太宰治の文庫本がベンチで風に吹かれて
表紙がパタパタと音をたてている。
「きりぎりす」という本だった とおもうけれど自信はない。
ぼくは木陰でレモンが入ったミネラルウォーターを飲みながら
それを聞き それを見ていた セミの鳴かない暑い夏の午後。
それは行き止まりの風景だった。
そこを背にして歩きだす人が ぼくのほかにもうひとりふたりいる。
ぼくはその人を 夕べ見失っておろおろした。
化粧っけのほ . . . 本文を読む