二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

伊藤整「近代日本人の発想の諸形式」(岩波文庫)を読む

2019年03月18日 | エッセイ(国内)
このところわが国の近代文学に関心が向かっていて、大正から昭和にかけての短編小説を十数編読んだり、読み返したりしていた。 ・志賀直哉 ・葛西善蔵 ・川崎長太郎 あたりの私小説作家。だいたい評価がさだまった本といえばいえるが、自分が65歳を過ぎていること、21世紀になって、すでに20年余が経過していること、そういった時間軸を踏まえた読書となる。 志賀直哉は10代の終わりころ、文学全集の志賀直哉集で . . . 本文を読む
コメント