二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

シリーズの最高傑作  ~スリル満点、ピピネラのすばらしき半生

2022年11月29日 | ファンタジー・メルヘン
■「ドリトル先生と緑のカナリア」ヒュー・ロフティング(井伏鱒二訳) 岩波少年文庫 1979年刊 これはわたし的には、シリーズ最高の傑作と高く評価しておく。 遺作を3番目の妻ジョセフィンとその妹オルガ・マイクルが補筆して、1950年に刊行された作品で、岩波少年文庫の現行版では385ページとなる(ヒュー・ロフティングは47年に死去)。 粗忽窮まりないが、わたしはごく最近まで雌のオウム、ポリネシアと . . . 本文を読む
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